体外受精とチョコレート嚢腫

いつも大変お世話になっております。 先日の判定日では陰性、そして培養を続けていた卵も分割をストップしてしまう結果となり、非常に残念でした。 本日リセットしたので、23日に診察の予約をいたしました。移植後の下腹部の痛みの原因は、おそらくPMSだったと思われます。お騒がせいたしました。 いくつか質問があります。 (1)、私に残された治療期間は、あとどのくらいありますか?素人考えですが、前回同様、誘発剤等を使用しているので、またAMHがさらに低くなっているような気がします。 (2)、前回の誘発剤はフォリルモン(FSH)でしたが、今回は卵胞の育ちが悪かったので、HMGテイゾー(FSH+LH)を5日追加しました。HMGの方が統計的に質の良い卵子ができるという説があると聞いたことがあります。もしその説が本当だとすると、どうして、LHが含まれている方が卵子の質が良くなるのですか?次回もショート法なら、最初からHMGにすれば卵子の質は良くなる可能性はありますか?そして、卵巣への負担、チョコレート嚢腫への影響は、やはりFSHより強いのでしょうか? (3)、先日の診察でのチョコレート嚢腫の大きさは、吸引前と比べて、いかがでしたでしょうか?…申し訳ありません、平常心ではいられず、聞きもらしたので、教えてください。 (4)、前周期・今周期と、ピル・誘発剤を使用している影響なのか、基礎体温での高温期が、いつもよりも(37度を超えるほど)高かったのですが、たまたまでしょうか?それから、ホッカイロを貼って寝た場合、基礎体温にも影響があるのでしょうか? (5)、今回の採卵は、左から3個、右から小さいのが1個と記憶しておりますが、受精した2個は、左右のどちらから採卵したとか分かりますか?というのは、過去のAIH(他院)7回では、卵胞チェックのみの判断にはなりますが、右側に卵胞ができる事が多かったので、チョコレート嚢腫はあるが、左側より機能しているのかもしれません。ですので、体外2回とも右側の卵子なのであれば、手術はやはり躊躇しますよね? 長々と失礼しました。お手数おかけしますが、宜しくお願いします。

No.388 ID29058

カテゴリ: 体外受精・顕微授精

いつも大変お世話になっております。
先日の判定日では陰性、そして培養を続けていた卵も分割をストップしてしまう結果となり、非常に残念でした。
本日リセットしたので、23日に診察の予約をいたしました。移植後の下腹部の痛みの原因は、おそらくPMSだったと思われます。お騒がせいたしました。
いくつか質問があります。
(1)、私に残された治療期間は、あとどのくらいありますか?素人考えですが、前回同様、誘発剤等を使用しているので、またAMHがさらに低くなっているような気がします。
(2)、前回の誘発剤はフォリルモン(FSH)でしたが、今回は卵胞の育ちが悪かったので、HMGテイゾー(FSH+LH)を5日追加しました。HMGの方が統計的に質の良い卵子ができるという説があると聞いたことがあります。もしその説が本当だとすると、どうして、LHが含まれている方が卵子の質が良くなるのですか?次回もショート法なら、最初からHMGにすれば卵子の質は良くなる可能性はありますか?そして、卵巣への負担、チョコレート嚢腫への影響は、やはりFSHより強いのでしょうか?
(3)、先日の診察でのチョコレート嚢腫の大きさは、吸引前と比べて、いかがでしたでしょうか?…申し訳ありません、平常心ではいられず、聞きもらしたので、教えてください。
(4)、前周期・今周期と、ピル・誘発剤を使用している影響なのか、基礎体温での高温期が、いつもよりも(37度を超えるほど)高かったのですが、たまたまでしょうか?それから、ホッカイロを貼って寝た場合、基礎体温にも影響があるのでしょうか?
(5)、今回の採卵は、左から3個、右から小さいのが1個と記憶しておりますが、受精した2個は、左右のどちらから採卵したとか分かりますか?というのは、過去のAIH(他院)7回では、卵胞チェックのみの判断にはなりますが、右側に卵胞ができる事が多かったので、チョコレート嚢腫はあるが、左側より機能しているのかもしれません。ですので、体外2回とも右側の卵子なのであれば、手術はやはり躊躇しますよね?
長々と失礼しました。お手数おかけしますが、宜しくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

今回良い気結果が出ずに残念です。1)誘発剤によりAMHが更に低くなるという明確な証拠はありません。排卵誘発剤を使用しても、たくさんの卵子が消費されている訳ではないのです。2)HMGテイゾーの方が質の良い卵子ができるという論文は見たことはありませんが、そのような論文は良くあります。逆にLHを」含まないFSH製剤が良質の卵子を多く得られたという論文も多くあります。LHが含まれている方が良いとの説もこの2年間にしばしば見かけます。新しい薬がでたときには、その薬に有利な論文が多く出ます。最初からHMGにすれば良質の卵子ができるということはまだ明確ではありません。ただし、MHG製剤の方が「強い」との理由で使用していることは良くあります。3)チョコレート嚢腫は吸引前は5~6cm、現在は3~4cmです。4)ホッカイロは基礎体温には影響ないでしょう。高温期が高いことには、誘発剤やピルは影響している可能性は高いと思います。あまり気にしなくて良いと思いますよ。5)受精卵がどちらからの卵子かは残念ながらわかりません。どちらの卵巣が機能が高いかはまだ明確ではありませんが、今回左から多くとれたので、一般的には左の方が機能が高いと考える方が普通でしょう。ただし、右側は、手術するとほとんど機能はなくなりそうな状況と推測します.前回の検査ではかなり強度のストレスがかかっているようなので、手術以外での対策を考えた方が良いかもしれません。次回来院時に直接ご相談致しましょう。