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初めまして。お忙しい中、質問させてください。 現在他院の大学病院に通っている26歳です。過去に20歳の頃中絶を一度しています。 23歳頃より妊活を始めましたが赤ちゃんを授かることができず。26歳で陰部ヘルペス発症し、その際にクラミジア感染が発覚、治療しました。 その後すぐに卵管造影検査をクリニックで一度受けて両側卵管閉塞と診断が下りました。2度目を受ける価値はあると説明いただき、大学病院を紹介していただき2度目の卵管造影検査を受けました。結果は近位両側卵管閉塞と診断がくだりました。 治療方法として、卵管形成か体外受精があると説明を受けており、貴院で治療していただきたいと考えています。 ただ治療をどちらにするか悩んでいます。クラミジアが原因であれば卵管形成術しても妊娠の可能性は低いと言われましたが、21歳の頃の中絶が原因で卵管の癒着をしているのであればやってみる価値はあるのかなと考えます。 中絶経験あり、クラミジア感染後の卵管形成術、どうお考えですか? 卵管形成術は可能性が低いと考え体外受精に踏み切る方がいいのでしょうか。 意見聞かせてほしいです。

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カテゴリ: 治療方針 卵管造影検査 体外受精・顕微授精

初めまして。お忙しい中、質問させてください。
現在他院の大学病院に通っている26歳です。過去に20歳の頃中絶を一度しています。

23歳頃より妊活を始めましたが赤ちゃんを授かることができず。26歳で陰部ヘルペス発症し、その際にクラミジア感染が発覚、治療しました。
その後すぐに卵管造影検査をクリニックで一度受けて両側卵管閉塞と診断が下りました。2度目を受ける価値はあると説明いただき、大学病院を紹介していただき2度目の卵管造影検査を受けました。結果は近位両側卵管閉塞と診断がくだりました。

治療方法として、卵管形成か体外受精があると説明を受けており、貴院で治療していただきたいと考えています。
ただ治療をどちらにするか悩んでいます。クラミジアが原因であれば卵管形成術しても妊娠の可能性は低いと言われましたが、21歳の頃の中絶が原因で卵管の癒着をしているのであればやってみる価値はあるのかなと考えます。
中絶経験あり、クラミジア感染後の卵管形成術、どうお考えですか?
卵管形成術は可能性が低いと考え体外受精に踏み切る方がいいのでしょうか。
意見聞かせてほしいです。

高橋敬一院長からの回答

クラミジア感染による卵管閉塞は、通常は卵管采などの遠位部の閉塞です。今回は近位部の閉塞なので、クラミジア感染とは関係ない可能性があります。近位部閉塞には卵管鏡下卵管形成術、遠位部閉塞には腹腔鏡による手術が必要です。年齢的には若いので、手術をする意義は十分あると思います。手術には、1)まず卵管鏡下卵管形成術をおこない、その上で再度卵管造影検査をおこなう、2)卵管鏡手術と腹腔鏡手術を同時におこなう、の2つの方法が考えられます。手術を避けたい場合には、すぐに体外受精、となります。これは考え方の問題になりますので、ご夫婦でよく相談する必要がルでしょう。