No. 4602

いつもお世話になっております。 今回は移植の時の卵を写真で見たときからどうしてもイイイメージを保てず、術後新しい子宮環境になり、心機一転だと思い挑んでいますが、出来る人は三回までの移植で出来るという事を何かで読み、やはり手術をしても着床出来ない子宮なのか…と不安でなりません。水腫が気になっていますが、移植前の女医の先生に伺うと今は見えないですとの事でした。以前から水腫の疑いがある。という事がわかってからそのままずるずると移植に進んでおり少し不安でおります。 水腫はなく、今回の陰性の一因にはならないという認識で良いのでしょうか。 また、次周期で行って頂く子宮を引っ掻く施術は通院のどのタイミングで内診台で行うのか手術室なのか、痛みがあるか、また子宮線筋症核出術を行っていても問題ないものか教えて頂けますでしょうか。よろしくお願いいたします。

No.4602 39611

カテゴリ: 卵管因子 凍結胚移植

いつもお世話になっております。
今回は移植の時の卵を写真で見たときからどうしてもイイイメージを保てず、術後新しい子宮環境になり、心機一転だと思い挑んでいますが、出来る人は三回までの移植で出来るという事を何かで読み、やはり手術をしても着床出来ない子宮なのか…と不安でなりません。水腫が気になっていますが、移植前の女医の先生に伺うと今は見えないですとの事でした。以前から水腫の疑いがある。という事がわかってからそのままずるずると移植に進んでおり少し不安でおります。
水腫はなく、今回の陰性の一因にはならないという認識で良いのでしょうか。
また、次周期で行って頂く子宮を引っ掻く施術は通院のどのタイミングで内診台で行うのか手術室なのか、痛みがあるか、また子宮線筋症核出術を行っていても問題ないものか教えて頂けますでしょうか。よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

重症の卵管水腫では、卵管水腫内に貯留した液体が子宮内に流入して、胚の着床を阻害するとされています。重症の卵管水腫とは、超音波検査で見えるような水腫を指します。超音波で見えない軽症の卵管水腫は悪影響は少ないようです。重症の場合には、採卵時期などに吸引する一時的な対処法、腹腔鏡手術で卵管水腫を切除したり、子宮との連絡を切断する方法、卵管水腫にアルコールを入れて硬くして萎縮するのをまつ卵管水腫硬化療法、などが考えられます。しかし、今回は、子宮卵管造影検査では卵管水腫が疑われるのですが、超音波検査では見えていないので、現時点では重症ではないと判断されます。超音波検査で見えないような水腫は、手術する必要性は少ないと思いますし、吸引や硬化療法は超音波で見えない以上、おこなうことは出来ません。内膜擦過刺激法は、子宮内膜の癌検診と同じであり、麻酔などおこなわずにすぐに可能です。当クリニックでは主に生理中におこなっています。子宮腺筋症の手術をおこなっていても問題ありませんよ。