No. 4957

こんにちは。結婚5年目、10月に34歳、タイミングは排卵日前後に2回目程度で、妊娠は一度もなしです。 自力でしっかり排卵しており、卵管造影検査、子宮鏡検査も問題なし。AMH、3.6、精子の数、運動率は、十分ではないが、自然妊娠可能だそうです。そこで、現クリニックへの初診でFT、ラパロをしたいと相談しましたが、卵管造影検査等で問題なしの場合は、FT、ラパロをしても何も見つからない場合がほとんど。逆に手術をする事で癒着する事もある為、やらない方がいいとの回答で、現在、人工授精2回目待ちです。 そこで、質問なのですが、このように卵管造影、子宮鏡問題なしの場合の、腹腔鏡検査で何らかの原因が見つかる可能性は何パーセント程でしょうか。 また、私の様な場合は、やはりFT、ラパロはほぼ無効なのでしょうか。

No.4957 なみ

カテゴリ: 治療方針

こんにちは。結婚5年目、10月に34歳、タイミングは排卵日前後に2回目程度で、妊娠は一度もなしです。
自力でしっかり排卵しており、卵管造影検査、子宮鏡検査も問題なし。AMH、3.6、精子の数、運動率は、十分ではないが、自然妊娠可能だそうです。そこで、現クリニックへの初診でFT、ラパロをしたいと相談しましたが、卵管造影検査等で問題なしの場合は、FT、ラパロをしても何も見つからない場合がほとんど。逆に手術をする事で癒着する事もある為、やらない方がいいとの回答で、現在、人工授精2回目待ちです。
そこで、質問なのですが、このように卵管造影、子宮鏡問題なしの場合の、腹腔鏡検査で何らかの原因が見つかる可能性は何パーセント程でしょうか。
また、私の様な場合は、やはりFT、ラパロはほぼ無効なのでしょうか。

高橋敬一院長からの回答

子宮卵管造影検査で正常でも、腹腔鏡をおこなうと30%ぐらいの方に、初期の内膜症や軽度の癒着が見つかるとされています。したがって腹腔鏡をおこなう意義はあります。ただし、腹腔鏡は手術であり、一般的には、人工授精を5~6回おこなっても妊娠しない方におこなうものです。人桜受精を2回しかおこなっていない方に腹腔鏡をおこなうのは過剰な診療と言われかねませんし、たぶん受けてくれる医師もほとんどいないでしょう。従って現時点で腹腔鏡はお勧めはできません。FTカテーテルは卵管閉塞している方におこなう「手術」であり、検査ではありません。したがって卵管が開通している方にFTカテーテルはほとんど意味はないでしょう。一方、性交渉が月に2回のみのとのことですが、性交渉は多ければ多いほど妊娠しやすく、実際には毎日交渉を持つのが最も妊娠しやすいのです。人工授精の時にも、性交渉を持っていて良いのです。最も基本的な性交渉の回数をまずは増やしてみては如何でしょうか。