技術と実績

妊娠実績

妊娠13,000例をこえる実績

2022年は年間1,247例の方が妊娠され、開院以来20,358例の妊娠数となりました。(2022年12月末現在)これは、一つの治療法にこだわるのではなく、妊娠に向けての日常生活の改善、卵管機能の向上、着床促進のための子宮内環境の検査と改善、有効な排卵誘発剤の使用、人工授精、高度な不妊治療の体外受精/顕微受精、などすべての不妊治療法を動員して積み上げてきた実績なのです。

治療別妊娠者数推移

種類別妊娠者数推移

単位:(人)

年度 妊娠者総数 一般妊娠 人工授精 体外受精
合計 IVF ICSI 凍結胚移植
1999 63 49 7 7 6 1 0
2000 250 175 59 16 15 1 0
2001 441 276 71 94 57 35 2
2002 568 346 109 113 62 46 5
2003 691 402 121 168 74 63 31
2004 804 460 120 224 104 78 42
2005 786 445 103 238 103 64 71
2006 783 410 106 267 104 75 88
2007 805 414 123 268 89 63 116
2008 801 368 144 289 91 65 133
2009 900 409 110 381 130 71 180
2010 951 342 140 469 165 81 223
2011 786 252 115 419 149 50 220
2012 797 241 140 416 128 24 252
2013 899 168 149 582 187 79 276
2014 932 116 124 692 232 92 368
2015 921 109 152 660 196 81 382
2016 1083 131 184 768 124 76 568
2017 1185 116 184 885 53 57 775
2018 1166 169 192 805 41 26 738
2019 1169 162 175 832 23 21 788
2020 1168 178 149 841 17 15 809
2021 1162 192 180 790 11 14 765
2022 1247 222 182 843 13 14 816
合計 20358 6152 3139 11067 2174 1192 7648

年齢別妊娠率と流産率 (2022年)

2022年 凍結胚盤胞移植(1個移植)

35歳までの妊娠率は、全国平均は50%程度ですが、当院では35歳未満では60%以上の妊娠率を得られています。流産率はおよそ6人にひとり程度の流産です。
35才以上では、年齢と共に妊娠率は低下し、流産率は上昇します。
40~42歳では、胚移植3回に1回の妊娠、43才以上では5~6回に1回の妊娠程度になります。一方、40才以上では半分程度が流産となります。
したがって、35才以上では、生殖補助医療(体外受精など)を早めに開始する事が推奨されます。

子宮鏡下手術(日帰り)

子宮鏡下手術(日帰り)

体外受精以外にも、着床を改善するために子宮鏡検査を積極的におこない、子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫への子宮鏡下手術を日帰りでおこなっております。

卵管へのこだわり

卵管へのこだわり

女性の不妊原因として最も多い卵管の開通に関しては、こだわりを持って治療にあたっています。通常の子宮卵管造影検査(HSG)で卵管近位部の間質部閉塞を認めた場合には、全国的にもおこなっている施設が少ない選択的卵管造影開通術や、卵管鏡下卵管形成術もおこなっております。

子宮鏡下手術/卵管鏡下手術件数

単位:(件)

2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
子宮内膜ポリープ摘出術 134 183 193 163 158 172
子宮筋腫
摘出術
16 21 24 15 16 19
子宮中隔
切除術
8 1 2 3 0 6
子宮内腔癒着
剥離術
6 3 2 4 1 0
卵管鏡下卵管
形成術
10 26 16 11 22 17