不妊治療を考えている方へ

不妊治療を考えている方へ

不妊治療を考えている方へ

お子様を欲しいとお考えのお二人に、いくつかのご助言をさせて頂きます。

まず、妊娠できるかどうかは、女性の年齢が最も関連します。
35歳を超えると女性の妊娠能力は急速に低下します。
したがって、目安としては、35歳以上の女性の方はすぐに妊娠に向けての検査や治療を受けても良いのです。
また、35歳未満の方でも妊娠を考えて1年経過している場合には、「不妊症」と考えて、検査や治療を始めて良いのです。
一方、不妊の原因は、男性と女性はほぼ半々です。女性のみでなく、男性の検査も同時に必要なのです。

よくある誤解

次に、妊娠に向けて、誤解の多い留意点をお話し致します。

1. 性交渉は多ければ多いほど妊娠の可能性は高くなります

「性交渉が多すぎると精子が薄くなって妊娠しにくくなる」と多くの方が勘違いされています。実は、性交渉は多ければ多いほど妊娠しやすいのです。実際には毎日交渉を持っているカップルが最も妊娠しやすい(1日おきでもOK)のです。排卵時期まで禁欲をして精子を濃くして性交渉を持つ、のは実は妊娠しにくい方法なのです。考え方としては、死んだ精子がたくさん混ざった濃い精液よりも、多少薄くても新鮮な精子の方が妊娠しやすい、のです。
最近の研究では、女性は精子と触れる頻度が多い(つまり性交渉が多い)ほど、免疫的にも妊娠しやすい状態になるとの報告もあります。したがって、排卵期以外でもどんどん交渉を持っている方がよいのです。

2. 基礎体温表では排卵日はわからないのです

皆さんは、基礎体温表を排卵日の推測のためにつけている方が多いと思います。しかし実は、基礎体温表では正確な排卵日はわからないのです。最終低温日に排卵する、とよく言われますが、最終低温日は、あとからわかるものであり、基礎体温をつけている最中にはわかりません。また、最終低温日に排卵するのはおよそ20%程度であり、実際には低温期から高温期にかけて排卵することが多く、高温期になってから排卵することもあります。また、これらは毎周期同じでもありません。基礎体温表では「おおまかな排卵時期」がわかるだけなのです。
したがって基礎体温表を見ながら、「排卵日は今日かしら、明日かしら」と悩むのはあまり意味がありません。その日から毎日(または1日おき)性交渉を持つのが最も良いのです。
また、高温期に基礎体温が下がったことを気になさる方も多いのですが、これも気にされないで結構です。基礎体温は計り方や時間で簡単に上下します。高温期に一時的に体温が下がった、からといっても大きな意味はないのです。基礎体温表は一つの目安であり、おおまかな排卵時期と高温期の長さを判断する事で十分なのです。それ以上の事を基礎体温表に求めても結論は得られません。基礎体温が多少抜けても全く問題ないのです。あまり基礎体温表に囚われないで下さい。

初診のご予約について

初診の予約について

最近では、高度生殖医療(体外受精・顕微授精など)を必要とする重症の不妊症の方や高齢の方、早期の妊娠を希望される方が非常に多くなってきました。 現在は、以下のように不妊治療を積極的にお考えの方を優先して治療させて頂いております。

現在治療を承っている方

  • 検査、治療を積極的に考えている。
  • 人工授精もすぐに希望する。
  • 必要ならば、体外受精・顕微授精も考えたい。(48才未満)
  • 子宮鏡下手術(内膜ポリープ、粘膜下筋腫)や卵管閉塞(卵管鏡下手術)を日帰りで希望している。

「女性の年齢が48才以上」「タイミング法のみ」「腹腔鏡手術」「卵子提供」は、当クリニックではお受けしておりません。

タバコは不妊治療にも妊娠中も明らかにマイナスです。喫煙中の方は、禁煙されてから予約をおとり下さい。