先進医療

当院で実施可能な先進医療
(2023年4月現在)

先進医療とは…

厚生労働大臣が認める高度な医療技術や治療法のうち有効性・安全性は一定基準を満たしてはいるものの、公的医療保険の対象にするか評価が必要な段階の治療や技術を指します。
現時点では公的医療保険制度は適用されず先進医療部分は全額自己負担となりますが、保険診療との併用は可能です。

先進医療技術名 技術概要 患者様負担額
タイムラプスタイムラプス撮影法による
受精卵・胚培養
培養器に内蔵されたカメラによって、胚培養中の胚を一定間隔で自動撮影し、培養器から取り出すことなく正確な胚の評価が可能となる技術。 30,000円
PICSI(ピクシー)ヒアルロン酸を用いた
生理学的精子選択術
ヒアルロン酸を含有する培地を用いて、成熟精子の選択を行う技術。
これまで反復して着床又は妊娠に至っていない方が対象
22,000円
SEET法(シート法)子宮内膜刺激術 胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入し、受精卵の着床に適した環境を作り出す可能性のある技術。 40,000円
二段階胚移植法二段階胚移植術 先行して初期胚を移植し、後日、胚盤胞を移植する技術。
これまで反復して着床又は妊娠に至っていない、かつ子宮内膜刺激術を実施したことのある方が対象
新鮮胚移植
75,000円
凍結胚移植
120,000円
子宮内膜スクラッチ子宮内膜擦過術 胚移植を行う予定の前周期に子宮内膜の擦過(サッカ:局所内膜刺激を与える)を行い、翌周期に胚移植を行う技術。
これまで反復して着床又は妊娠に至っていない方が対象
20,350円
子宮内フローラ検査子宮内細菌叢検査2 子宮内の細菌を解析し、ラクトバチルス・乳酸菌の占める割合やその他細菌の分布を明らかにする検査。
これまで反復して着床又は妊娠に至っていない方、慢性子宮内膜炎疑い又は難治性細菌性腟症の方が対象
44,000円
ER Peak子宮内膜受容能検査 子宮内膜を採取し、遺伝子の発現を解析し、内膜組織が着床に適した状態(着床の窓)であるのかを評価する検査。
これまで反復して着床又は妊娠に至っていない方が対象
132,000円
マイクロ流体技術を用いた精子選別膜構造を用いた生理学的精子選択術 顕微授精では遠心分離を行い良好な精子を用いますが、遠心処理により精子にダメージを与える可能性がありました。ZyMōt(ザイモート)スパームセパレータという精子選別装置を用いて良好精子を回収する技術。
顕微授精を予定しており、過去の顕微授精で移植が可能な胚が得られなかったり、胚移植しても妊娠に至らなかった方が対象。
29,000円