一般不妊症
- 人工授精(AIH)
- 年間1,500件以上のAIHをおこなっており、2019年は175人の方が妊娠されています。
- 排卵誘発/タイミング法
- 性交渉は多ければ多いほど妊娠しやすいのです。
- アンチ・ミューラリアンホルモン(卵巣年齢)AMH測定
- 卵巣年齢は重要な検査で、最初におこないます。
高度生殖医療 (ART)
- 体外受精・胚移植(IVF・ET)
- 37才以上の方には、体外受精もお勧めしています。
- 顕微授精(ICSI)
- 精子が不良の時には、顕微授精をお勧めします。
- 胚凍結
- 胚移植は原則1個であり、良好な余剰胚は凍結保存されます。
子宮鏡下手術 (レゼクトスコープ)
子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫(3cm以下)、中隔子宮、子宮内腔癒着など、着床障害や習慣流産/不育症の原因となる疾患の治療を日帰りでおこなっています。
卵管手術
- 卵管鏡下卵管形成術(FTカテーテル)
- 卵管(間質部)閉塞の方に、バルーンで卵管を拡張/開通させます。日帰り手術です。
- 選択的卵管造影開通術
- 卵管造影検査(HSG)で、卵管(間質部)閉塞がある場合には、即座に卵管開口部に特別のカテーテルをあてて、卵管を開通させます。
不育症、習慣流産
血液検査(抗リン脂質抗体、血液凝固能検査、染色体分析、糖尿病、甲状腺機能、抗核抗体、など)
血液凝固異常には、抗凝固剤のアスピリン内服、ヘパリン注射、などがおこなわれます。
子宮奇形、粘膜下筋腫などの検査(子宮鏡検査・子宮卵管造影検査)
中隔子宮、粘膜下筋腫などには、子宮鏡下手術により、子宮中隔や粘膜下筋腫の切除をおこないます。
泌尿器科 (男性不妊症)
担当 : 市川教授 (火曜日午後・土曜日)
- 診察
- 精巣の大きさ、精索静脈瘤の有無の確認
- 精液検査
- 一般精液検査・特殊検査をおこないます。
- 超音波検査
- 精索静脈瘤の血流の測定
- ホルモン採血
- 男性ホルモンなどの測定
- 染色体分析
- 重症の乏精子症には血液で染色体分析をおこないます。
- 薬物療法
- 精索静脈瘤手術
- 血流が悪い場合には、千葉大学にて精索静脈瘤手術(入院)をおこないます。
- TESE(精巣精子回収術)
- 無精子症の方には、精巣より組織を採取し、精子を探します。
局所麻酔による日帰り手術(18万円:自費)です。
精子が確認できた場合には、凍結保存し、後日、顕微授精による授精を目指します。
困難なTESEの方は、千葉大学に紹介・入院しての対応となります。