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高橋ウィメンズクリニックのブログです。

AMH<0.1で、同日にAIH妊娠された2例

先日、AMH<0.1にもかかわらず、同じ日にAIH妊娠された方が2例いらっしゃったのでご紹介致します。

1)40歳代前半。前医では不妊治療施設で、採卵を8回試み、胚移植を4回受けていました。
当クリニックに来院したときには、AMH<0.1、FSH=20.34とかなり卵巣機能は低下しており、かつ、
ビタミンDとDHEAsは低く、酸化ストレスも高かったので、アシストワンとDHEAを開始しました。
AIHを今まで一度も受けていなかったので、AIHを施行し2回目で妊娠反応が出ました。
体外受精を受けていても、AIHも決して無駄でないと考えられます。

2)30歳代後半。不妊治療歴なし。
当クリニック受診時には、AMH<0.1でした。FSH=8.57
HSGでは、右卵管閉塞でしたが、HSG施行周期のAIH(1回目)で、妊娠反応が出ました。ビタミンDが低値だったので、アシストワンも使用していました。

お二人とも、まだ妊娠4週で胎嚢や心拍も認めていませんので、妊娠後の経過はわかりません。
しかし、このように、「AMH<0.1では妊娠しにくい」のではないことの一例だと思います。
「AMH<0.1では、体外受精しか方法がない」と決めつけるのではなく、少しでも妊娠の可能性を広げるために、様々な方法を考えてみては如何でしょうか。
AMHは、妊娠しにくいことを示しているのではなく、不妊治療に残されている卵子、時間を示しているのですね。

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