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高橋ウィメンズクリニックのブログです。

クラインフェルター症候群(重度精子減少症)、射精精子でのICSIと妊娠

 クラインフェルター症候群は、染色体は47XXY(男性)でます。
症状としては、重度の男性不妊であり、無精子症か、わずかな精子しか認めません。
このような方には、通常は主に精巣から手術で精子を取り出すTESEが必要になります。

今回、射精精子に、わずかながら運動精子を認め、射精精子でのICSIにより2回目の妊娠をされました。
女性は33歳であり、採卵数は20個得られました。ICSIで多数の保存胚を得られました。
男性の体細胞の染色体異常があると、精子の多くが染色体異常であると考える方もいますが、必ずしもそうではなく、精子まで分化が進む過程で染色体異常は徐々に排除されているようです。
すでにICSIで1児をもうけており、今回2回目の妊娠です。この点に通常では精子の染色体異常は少なくないとされます。次回来院時に直接ご相談致しましょう。

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