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高橋ウィメンズクリニックのブログです。

AMHが0.1未満でも妊娠された例

アンチミューラリアンホルモン(AMH)は、残存卵子数を示し、卵子の質を示しているのではない、ことは以前にもアップしたと思います。
今回、AMH<0.1、FSH>35であり、卵巣機能がかなり低下して、残存卵子がほとんどない状態でも妊娠された方をご紹介致します。
約40才の方で、AIHを3回受けていました。更にこの方は子宮内膜増殖症で3回の内膜掻爬術を受けていました。しかし、幸いなことに、この方の子宮内膜は薄くはありませんでした。
AMH<0.1であり、体外受精を開始した昨年8月からは、排卵誘発剤を使用してもほとんど卵胞発育もなかったのです。クロミフェン誘発では2回とも採卵できず、3回目の自然周期では1個採卵できるも受精せず。
4回目の自然周期の採卵で1個採取でき、受精/胚移植して妊娠されました。
これほど卵巣機能が低い方には、排卵誘発剤は無効であり、プレマリンなどを使用して自然に卵胞発育を待つ方が良いかもしれません。
今回は、AMH<0.1でも妊娠する可能性を皆さんにお示ししました。ただし、この方は非常にラッキーだったと考えられ、実際にはAMH<0.1での妊娠はかなり難しいのです。皆さんもAMHが低下している方は治療をお急ぎ下さい。

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