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高橋ウィメンズクリニックのブログです。

人工授精17回目の妊娠例

40才、人工授精17回目で妊娠、卒業された方がいらっしゃいました。

この方は25才頃に、HSG後、クロミッド-AIHで妊娠。帝王切開分娩していました。

今回、お二人目を希望されて受診。37才から二人目不妊治療開始。

2年前より、HSG、子宮鏡検査をおこない、クロミッド-AIH開始。AIHは計14回。

1年半後には、HSG,子宮鏡を再検査。再検査後3回目(通算17回目)のAIHで、妊娠されて卒業

この方はすでにAIHで一人お子さんがおり、今回は体外受精は考えていなかったようです。

この間にも、しばしば体外受精をお勧めしていましたが、IVFは希望はされませんでした。

AIHを継続するならば、AIHの再検査をお勧めして、その結果HSG再検査となります、との記載は了承しました。


当クリニックでは、HSG、子宮鏡は、1年ごとの検査をお勧めしています。卵管水腫の程度、卵管の開通や、子宮内膜のポリープ経過などもチェックしています。HSGは卵管の通りが良くなるという治療的な意味もあるので、AIHを継続しておこなうならば、HSGを1年ごとに受けることをお勧めしているのです。


今回は、お二人が体外受精を希望されていなかったので、通常、これだけ長くAIHはおこないません。

通常は、5~6回人工授精で妊娠しなければ、体外受精に進みます。しかし、10回以上もAIHして、非常に希ですはありますが妊娠される方もいらっしゃるのですね。


AIH10回以上での妊娠する1例をご紹介しました。今回のように、10回以上のAIHで妊娠されたのは、ある意味非常に幸運でした。しかし、これも単にAIHを繰り返すのみではなく、HSGの再検査をしっかりとおこなった事も重要であったと思います。HSG検査後も、1年以上経っていれば、再検査を考慮しては如何でしょうか。

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