ブログ

高橋ウィメンズクリニックのブログです。

AMH 0.1未満での妊娠例

3週間のお休みでした。毎日の診療に忙しく、ご紹介が疎かになり、ご期待?に沿えずに申し訳ありません。今回は、AMH<0.1、FSH:55.84とほとんど閉経に近い方の妊娠例をご紹介致します。41歳の方で、妊娠歴なし。生理不順で、FSH注射での卵胞発育も認めませんでした。2~3か月に1回程度排卵を認めて...

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体外受精と顕微授精での先天奇形発生リスク

2週間のご無沙汰でした。パソコンを更新したのですが、設定に時間がかかり、ブログを更新することが疎かになってしまいました。 やっと再開できましたので、再開のご挨拶とまた皆さんに情報提供を致します。 体外受精とイントラリピッドの関係は皆さん興味が大変あるようですので、もう少し調査してからご報告致します。...

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体外受精と免疫とイントラリピッド(世界仰天ニュース)

昨日、世界仰天ニュースで、免疫が強すぎて妊娠できない方に、イントラリピッドという高エネルギー輸液をおこなった後に体外受精をして妊娠できた例の紹介がありました。このような情報は、私も初めてだったので、気になり、少し検索してみました。夜なので、あまり詳しくは検索しませんでしたが、イントラリピッドと体外受...

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日本の生殖医療問題の先駆者(発信者)

本日、朝日新聞社の「アエラ」の現代の肖像欄で、長野のSマタニティークリニック院長のN先生がレポートされていました。N先生には一度お目にかかる機会がありましたが、アエラでは、代理出産、減胎手術など、産婦人科学会と対立しても、目の前にいる患者さんのために、「もがき、苦しみながらも=文中引用」信念を貫いて...

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AMHが0.1未満でも妊娠された例

アンチミューラリアンホルモン(AMH)は、残存卵子数を示し、卵子の質を示しているのではない、ことは以前にもアップしたと思います。今回、AMH<0.1、FSH>35であり、卵巣機能がかなり低下して、残存卵子がほとんどない状態でも妊娠された方をご紹介致します。約40才の方で、AIHを3回受け...

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凍結胚の移送による胚移植の時代

他院で体外受精をして1児出産後、千葉県に引っ越してきた方が、当クリニックでの凍結胚移植で妊娠されて、先日卒業されました。  何を皆さんに伝えたいかと言いますと、この方の凍結胚は、神奈川にあるクリニックで凍結保存されていたものでした。ご本人は、凍結胚を移送して当クリニックで保管し、こちらでの胚移植を希...

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体外受精における多数採卵のメリットの1例

最近、体外受精において、HMG誘発で多数の卵子を採取するメリットを感じた例がありましたので、皆さんにも参考になると思い、ご紹介致します。患者さんは40才を超える方です。ご主人の体外受精へのご了承が得られず、ご本人の希望もありAIHを20回以上おこなっていました。今回、やっとご了解が得られ、初めての体...

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卵子の取材と高橋の万端?な準備

先日、某国営放送のディレクターが取材に当クリニックに来院しました。内容は、「クローズアップ来年?」での不妊症での卵子について、もう少し深く切り込んで続編を作りたいとのことでした。「取材」の連絡を頂いたときに、全国の視聴者の皆様にくたびれた恥ずかしい姿は見せられないと考えた私は、前日には整髪店に行き、...

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昨年の妊娠数

遅くなりましたが、2011年の妊娠数をご報告致します。昨年の妊娠数は768名でした。月およそ50~80名の妊娠数です。昨年は、やはり東日本大震災と原発事故が大きく影響し、4月の34名、5月の53名が最も少ない月でした。しかしその後は回復し、最多月は7月の81名でした。その後は月60~80名の安定した...

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40kg以上の減量で妊娠した例

今夜は台風のような強風が吹いています。皆さん、ご無事でお過ごしでしょうか。さて、先日、7回目の採卵(すべて顕微授精)で、ようやく妊娠された方がいらっしゃいました。アラ4の方ですが、1回目はHMG注射で排卵誘発するも1個採卵するも、未熟卵のため顕微授精もできず。2回目はHMG注射で2個採卵するも、正常...

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新年度のご挨拶

新年度が始まりました。東日本大震災から1年が経ちましたが、昨年度1年間は日本全体は震災後からの復興を期する年だったと思います。私も大きな影響を受けましたが、同時にたくさんの経験をし、学ぶことが多かった年でした。この3月で、千葉市医師会の医療担当理事を退任致しました。この間は、千葉市医師会員が行政・救...

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卵子が少ないときの顕微授精は有効なのでしょうか?

先週、受精着床学会主催の勉強会がありました。卵子が1~2個などと少ない場合には、顕微授精(ICSI)を選択している施設は少なくありません。以前より、私は精子が正常ならば、卵子が少ないとの理由で顕微授精をすることに疑問を持っていました。しかし今回の講習会で、精子が正常である場合に、卵子が少ない場合の通...

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クルーガーテストの信頼性?

精子の精密な形態検査をクルーガーテストと言います。通常は、クルーガーテストでの精子正常形態率は15%以上だとされることが多いようです。3%未満だと、受精率が低くなるので、顕微授精を考慮する必要があるとされます。しかし、これは絶対的なもではありません。ある方には、採卵日のクルーガーテストで1.1%でし...

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本日の例と卵子の老化・当クリニックの目指す施設像

最近のブログでは、卵子の老化についてのブログの閲覧が非常に多いようです。やはり皆さん興味があるようですね。今後これについて再度報告をしたいと思います。本日の診察でも、体外受精が最終手段ではなく、不妊治療の一手段と考えて、広く可能性を考えた方が良かった例がありました。30才前の方で、他院で1年間に5回...

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本日感じた事

今日の診療で感じたこと3題。1)すでに7回AIH後、体外受精胚移植施行するも妊娠せず。次回の体外受精までにとAIHを施行し妊娠。体外受精後に人工授精や自然妊娠も時々あり得ます。体外受精を受けていても、また一般不妊治療をすることも珍しいことではありません。「体外受精は最後の治療だから、体外受精に 行っ...

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HMG誘発法のメリット

本日は、ショート法での体外受精・胚移植の36才の方の例をご紹介致します。卵管癒着と子宮腺筋症があり他院でマイルド法を5回受けて1回妊娠(流産)した方が当クリニックにいらっしゃいました。採卵数は1回、1~2個で、胚盤胞も含めて毎回胚移植は出来ていたようです。今までとは違う方法を試す目的で当クリニックで...

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卵子の老化;NHK クローズアップ現代

2月13日の夜、NHKのクローズアップ現代で、「卵子の老化」についての放送がありました。この中で、杉浦教授は、医師の中では常識であるが、患者さんは「卵子も老化する」と言われると、非常に驚き動揺する旨の発言をされていました。「卵子の老化」とは、女性の卵巣内の卵子数の低下のみではなく、染色体異常卵の増加...

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アンチミューラリアンホルモンと実年齢の誤解と不安

アンチミューラリアンホルモンにより「卵巣年齢」が評価できるようになりました。AMHにより、早期に卵巣機能の低下がわかるようになり、治療計画をたてやすくなりましたが、一方で「卵巣年齢」について誤解があり、過剰な不安を持つ皆さんも増えてきました。AMHは、あくまで残存卵子数の評価をしているものであり、卵...

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傷つく言葉、うれしかった言葉

本日、NPO法人Fineから会報誌が届きました。Fineは、{不妊当事者とその予備軍、妊娠を望むすべてのカップルや周辺の人たちに向けて「妊娠・不妊についての正しい情報の発信」を目的}にしています。ご存じの方も多いと思います。今回の会報は『Fine祭り2011 ひとりじゃないよ! 不妊』の報告集でした...

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