FSHが100でその後妊娠出産、今回2回目の妊娠・卒業となった方
卵巣機能がかなり低いはずなのに、2回卒業となった、私の経験の中でも稀な例をご紹介致します。5年前、その方は20歳代、生理が不順な状態で、妊娠を希望されて来院されました。初診時FSH90、LH41,エストラジオール<10であり、通常は閉経と判断される状態でした。実際に前医の大学病院でも早発閉経と診断さ...
続きを読む高橋ウィメンズクリニックのブログです。
卵巣機能がかなり低いはずなのに、2回卒業となった、私の経験の中でも稀な例をご紹介致します。5年前、その方は20歳代、生理が不順な状態で、妊娠を希望されて来院されました。初診時FSH90、LH41,エストラジオール<10であり、通常は閉経と判断される状態でした。実際に前医の大学病院でも早発閉経と診断さ...
続きを読む両側の重症の卵管水腫があり、4回胚移植をしても妊娠しなかった方が、卵管を切除して1回目の胚移植で妊娠された例がありました。卵管水腫の悪影響と卵管切除の有効性を感じた例ですのでご紹介致します。30歳前の方で、クラミジア感染によると考えられる、重症の両側の卵管水腫を持つ方に、体外受精で新鮮胚移植1回、凍...
続きを読む最近、久しぶりに1日に妊娠数が11名と、10名を超えました。当クリニックの1日の平均妊娠数は4人前後なのですが、このように多くの方が妊娠されると私も元気が出るのです。一方、妊娠反応が出ないと私もがっくりきます。陰性の判定が多いと気持ちも上昇しません。医師としては、感情の起伏を押さえて、冷静に診療を進...
続きを読む本日、日本IVF学会に参加してきました。今回は、「AgingとART」という非常に興味のある内容です。特に、卵巣機能の低下に対する対処法についての、様々な先生方の工夫が勉強になりました。非常にすっきりした話題として「アンチエイジングと不妊治療は同一線上にある」と、明言した講演を聴き、当クリニックでも...
続きを読む1ヶ月半のご無沙汰でした。皆さん、お変わりがございませんでしょうか。今年の夏は、異常な暑さでした。公式には私は「夏ばて」と雑用でブログを更新でませんでした。決して、「余計な事を書くのではなく、皆さんの役に立つものを書きなさい」と言われ、ネタが尽きたから休んでいたのではありませんよ~。(と、心の叫び?...
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