20回目のAIHで、反対側の排卵で妊娠された単角子宮の方の例
今回、20回目の人工授精で妊娠された方が卒業されました。希な例ではありますが、参考までにご紹介致します。35才ぐらいの方で、単角子宮の方でしたが、すでに一子を自然妊娠・出産されていました。まずは人工授精で治療を開始しましたが、10回おこなうも妊娠せず、体外受精も開始しました。PCOであり、採卵数は多...
続きを読む高橋ウィメンズクリニックのブログです。
今回、20回目の人工授精で妊娠された方が卒業されました。希な例ではありますが、参考までにご紹介致します。35才ぐらいの方で、単角子宮の方でしたが、すでに一子を自然妊娠・出産されていました。まずは人工授精で治療を開始しましたが、10回おこなうも妊娠せず、体外受精も開始しました。PCOであり、採卵数は多...
続きを読む先日、44才の方が妊娠・卒業されました。やはり42才を超えるとなかなか、卒業までは大変なのです。この方には様々な治療をおこないましたのでご参考になると思いますのでご紹介致します。42才で来院されました。9cmの筋腫の核出術後であり、片方の卵管が閉塞しているとのことでした。年齢も考えてすぐに体外受精の...
続きを読む先日、45歳の方が妊娠/卒業されました。当クリニックでも、45歳の卒業は久しぶりなので、いくつか参考になることがあるのでご紹介致します。41歳の来院でしたが、AMHは幸いに高く、卵子がたくさん残っている状況でした。AIHを7回おこなった後に体外受精を開始。3回の採卵でしたが、毎回20個以上の卵子がと...
続きを読む昨日、米子にある、ミオ・ファティリティクリニックに見学に行って参りました。見尾先生は、JISARTの前理事長で、世界に先駆けて、タイムラプスで胚の受精/分割の動画を発表された有名な方なのです。今ではタイムラプス培養器は、多くの施設で採用されています。(当クリニックでも採用致しました)見尾先生は約25...
続きを読む内服薬のGnRHアンタゴニスト「レルミナ」一般名「レルゴリクス」が発売されました。これは、過多月経を伴う子宮筋腫患者さんに使用(1日1錠)することで、注射薬のリュープリン(月1回)と同等の治療効果が得られる薬です。排卵を止めることで、筋腫が小さくなることを期待されるのです。当クリニックでも、過多月経...
続きを読む2月下旬に、横浜で、ヨーロッパの精子バンク組織の責任者が来日されて、ヨーロッパの精子提供についてのセミナーがありました。ヨーロッパでの精子提供者は、精子提供をする目的としては、人のためになりたい、自分のDNAが持続することなど、に意義を感じているとのことです。金銭的には、1回の精子提供に1万円弱の謝...
続きを読む昨日、ナースのためのART医学セミナー(はらメディカルクリニック:原 利夫先生主催)に参加してきました。内容は非常に勉強になるもので、不妊治療の有効な排卵誘発方法、卵巣機能低下患者さんへの卵胞活性化療法、子宮移植、などハイレベルの良質な講演会でした。また一昨日の土曜日には、体外受精第一号ベビー、ルイ...
続きを読む前医で、2回の採卵、4回の胚移植で妊娠されなかった方に対し、当クリニックで、1回目の胚移植で妊娠された方をご紹介致します。この方は、30歳代前半、両側のチョコレート嚢腫(8cm、6cm)の腹腔鏡下手術を受けていました。その後、採卵2回(クロミッド法;採卵2個、アンタゴニスト法;採卵6個)で、胚移植を...
続きを読む先日、チョコレート嚢腫の手術を受けており、AMH<0.1(0.06)の方が、自然妊娠されました。妊娠は偶然かもしれませんが、当クリニックの治療方針としてご理解いただく参考例と思いますのでご紹介致します。この方亜30歳代前半の方で、チョコレート嚢腫手術後のため、前医でもAMH0.15、当クリニックでは...
続きを読む先日、単角子宮の方が卒業されました。長い道のりでしたが、参考にもなる方もいらっしゃると思いますので、ご紹介致します。30歳代後半の方で、妊娠はするのですが流産を繰り返していました。当クリニックに来る前にすでに人工授精も10回以上、体外受精も受けていました。当クリニックでも体外受精をおこない、妊娠する...
続きを読む先日、重複子宮の方の出産報告が届きました。重複子宮とは、子宮が左右に分かれて2つあるのです。実際には、ミューラー管という細い2本の管の中央がくっついて子宮になり、残りの部分がそのまま卵管になるので、「分かれている」のではなく、「中央がくっつかなかった」のですね。このような方は、不妊症ではおよそ1%程...
続きを読む先日、前医で5回採卵、胚移植8回の37才のかたが、当クリニックでは、2回目の胚移植後に妊娠、卒業されました。何が重要だったか、考えてみました。この方によると、胚移植が困難であったとのことでした。超音波検査では、強い子宮の前屈(傾きが強いこと)がありました。当クリニックでは、子宮鏡と卵管造影検査も前も...
続きを読む今回、子宮内腔癒着剥離術後に、最初の体外受精で妊娠、卒業された方がいらしたので、ご紹介致します。42才この方は、都内の有名クリニックで、7回採卵、1回目の胚移植で妊娠するも、流産となりました。このクリニックでは7回の採卵、4回の胚移植をおこなうも、1回目の流産以降は妊娠せず。埼玉の2つめのクリニック...
続きを読む今回は、排卵誘発剤を使用するならば、しっかりと使用した方が良かった?例をご紹介致します。35才、AMH2.68と年齢相応の卵巣機能を持つ方です。前医では、3回採卵を試みていました。①ロング法で1個採卵、1個受精、胚移植できず。 ②ロング法で5個採卵、2個...
続きを読む先日、44才の体外受精で妊娠された方が卒業されましたのでご紹介致します。出産は45才の予定です。当クリニックには43才で来院。治療を急ぐこととなり、AIHを2回おこなった後に体外受精を開始しました。AHHは0.92と、卵巣機能は42~44才相当の値。初回の体外受精(ショート法)では、3回胚移植し、凍...
続きを読む夫が65才越えの方の妊娠例がありましたので、一例としてご紹介致します。初回の精液検査では精液が1滴と少量で、2回目の精液検査でも精子を認めませんでした。当クリニックにて、日帰りでTESEをおこない、精子を認め凍結保存致しました。その後に、ICSIをおこない妊娠。無事に卒業されたのです。男性が高齢でも...
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