当クリニックの胚培養士がまとめた研究成果がアメリカの不妊専門誌「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」に掲載 されました。
胚移植当日のGM–CSF含有培養液使用で胚盤胞移植の成績改善
<概要>
GM–CSF(顆粒球・マクロファージコロニー刺激因子)は、免疫機能や生殖機能に関与していることが知られているサイトカインと呼ばれる生理活性物質の一種です。
過去の報告では、受精直後の胚から3日目まで培養にGM-CSF含有培養液を使用することで、流産率が低下することが知られていました(Ziebeら、 2014年)。
今回私たちは、GM-CSF を含まない培養液で培養した胚であっても、胚移植当日にGM–CSF含有培養液(SAGE-1Step GM–CSF, Cooper Surgical社製)を使用することで妊娠率が10.8%、出生率が10.4%上昇することを世界で初めて報告しました。
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