よくあるご相談

「カウンセリングモール」に寄せられるよくあるご相談をまとめました

質問一覧

高齢妊娠における染色体異常って何?
染色体は数と構造が大切です。高齢妊娠では特に染色体の数に不具合を起こしやすくなってきます。ヒトの染色体の数は男性も女性も46本が基本になりますが、その数が多くても、少なくても体を作る情報量に過不足がおきます。それによって、受精すらしなかったり、流産したりすることがあります。
不妊治療に関係のない相談もできますか?
不妊を経験されている方なら一見不妊に関係なさそうでも、関係している可能性が高いです。たとえば、最近引っ越してきた隣の人とうまくいかない、という悩みでも、よく話を聞くと、引っ越してきた時に子どもを三人連れてきて、その家族全員から挨拶をされたことがとてもショックだった、ということがわかります。その後、そのお子さん達を見かけることはあまりなく、奥さんだけ見かけるけれども、こちらのほうから避けてしまったり、隣人の玄関の開け閉めの音が気になって仕方がない、ということがあります。これは不妊の話ととてもかかわっているのです。不妊を経験されている方ならどんな悩みでも対応いたします。
太り過ぎは妊娠を遠ざけるのですか?
はい。太り過ぎは排卵が不規則になりがちで妊娠を遠ざける傾向があります。
また妊娠糖尿病になるリスクも高くなります。
BMI値(体重kg÷身長m÷身長m)が25以上の人は肥満にあたるので、25未満になるように食事を見直す必要があります。
どうして何度も流産が繰り返されるの?
最近の女性は見かけ年齢と実年齢の差が大きく随分若く見えます。しかし、卵巣の中の卵子は女性がお母さんのお腹の中にいる6ヶ月間しか作られません。つまり、排卵する卵子の年齢は実年齢とほぼ同じであることになります。加齢によって、卵子の中にある染色体もその影響を受け、不分離をおこしやすくなり、流産が起きやすくなってきます。
ストレスがあると妊娠しない?
ストレスがあると妊娠しにくい、という話はよく聞くと思います。現在、ストレスがあると妊娠しない、という明確なデータはありません。ただ、ストレスを多く感じると体調や気持ちに負荷がかかるのは科学的に立証されています。
一方、不妊治療はストレスを感じて当然です。それを、無理にストレスを減らそうとしてさらなる負荷をかけるより、ストレスがあって当然だから、うまくつきあっていこう、と捉える方が賢明だと思います。ストレスマネジメントが効果的です。
カウンセリングでもストレスマネジメント、紹介できます。
甘いものは控えたほうがいいですか?
血糖値コントロールが悪いと、排卵障害が起こりやすかったり、妊娠糖尿病にもなりやすくなります。まずは、食事を見直して過度な糖質を控えましょう。
着床前診断を受ければ必ず妊娠できるかも?
必ず妊娠できることをお約束できる検査ではありません。グレードの高い胚を移植しても流産してしまう背景には、やはり染色体の異数性(数の過不足)が挙げられます。着床前診断は、胚(胚盤胞)の染色体数を確認してから移植することで、流産率を下げることが期待できます。しかし、年齢とともに検査できる胚の数そのものが少なくなるのも現状です。
気持ちの浮き沈みをなくすには?
不妊治療中は気持ちの浮き沈みがありますよね?そんな自分の気持ちに疲れてしまう方は多いと思います。この浮き沈みをなくして、淡々と、あるいは平常心で日々をすごしたい、という声をよく聞きます。
しかし、それはかなりの努力をすれば可能ではありますが、そのために努力をするよりは、気持ちの浮き沈みがあって当然、とありのままの気持ちを受け入れる方が、結果として浮き沈みの幅は小さくおさめることができます。
子供を授かりたい気持ちがあってこその不妊治療。気持ちが揺れ動くのはとても自然なこと。しんどいけれど、その気持ちをそのまま感じることがとても大事です。
サプリで栄養を補っていれば大丈夫?
人間は、食物を噛んで消化液を分泌し、内臓を動かすことによって栄養を吸収しています。基本は食事です。ただ、血液データなどで特定の栄養素が足りないと判断されればサプリも必要かもしれませんが、あくまでも補助と考えましょう。
やせ過ぎは妊娠を遠ざけるのですか?
はい。BMI値(体重kg÷身長m÷身長m)18.5未満は、やせです。自分一人分の栄養をまかなえていない低栄養状態なので妊娠を遠ざける傾向があります。やせの人は18.5以上になるよう必要があります。
だからといってむやみに食べるのではなく、必要な栄養を摂りながら体重を増やしましょう。