よくあるご相談

「カウンセリングモール」に寄せられるよくあるご相談をまとめました

遺伝に関する質問一覧

高齢妊娠における染色体異常って何?
染色体は数と構造が大切です。高齢妊娠では特に染色体の数に不具合を起こしやすくなってきます。ヒトの染色体の数は男性も女性も46本が基本になりますが、その数が多くても、少なくても体を作る情報量に過不足がおきます。それによって、受精すらしなかったり、流産したりすることがあります。
どうして何度も流産が繰り返されるの?
最近の女性は見かけ年齢と実年齢の差が大きく随分若く見えます。しかし、卵巣の中の卵子は女性がお母さんのお腹の中にいる6ヶ月間しか作られません。つまり、排卵する卵子の年齢は実年齢とほぼ同じであることになります。加齢によって、卵子の中にある染色体もその影響を受け、不分離をおこしやすくなり、流産が起きやすくなってきます。
着床前診断を受ければ必ず妊娠できるかも?
必ず妊娠できることをお約束できる検査ではありません。グレードの高い胚を移植しても流産してしまう背景には、やはり染色体の異数性(数の過不足)が挙げられます。着床前診断は、胚(胚盤胞)の染色体数を確認してから移植することで、流産率を下げることが期待できます。しかし、年齢とともに検査できる胚の数そのものが少なくなるのも現状です。