体外受精・顕微授精に関する質問一覧
- 体外受精診察の生理3日目以内やホルモン採血の生理5日以内の通院の都合がつかず、生理4日目や6日目になってしまうのはダメですか?
- 都合がつかない場合は、来院可能な日に来院していただければと思います。医師が判断して、行える検査や治療をしていきましょう。
- 採卵が決まった日~採卵前日まで使う鎮痛坐薬について1回忘れてしまった。どうしたら良いですか。
- 気が付いた時点ですぐに使用していただければ大丈夫です。1回忘れても大きな影響はありませんので、予定通りに来院してくださいね。
- 体外受精当日は夫の来院は必要ですか
- 精液を持参していただければ不要です。できるだけ採取後4時間以内にはお持ちいただけますか。冬などは精液が冷えないように、内ポケットなどに入れてお持ちください。
- 誘発方法はどのように決定されますか。また、誘発方法の種類が知りたいです。
- 生理中に来院していただき、大きくなりそうな卵胞が何個あるかを確認後、誘発方法を決定していきます。
種類としては、マイルド法、PPOS法、アンタゴニスト法、ロング法などです。基本検査で特に問題ない場合は標準法であるPPOS法になることが多いです。若くて、AMHが高い(>4)ならば、まずはマイルド法が推奨されます。実際にはその周期の状態を見てからの医師との相談になります。 - 自己注射は難しいですか
- 注射にはペンタイプとシリンジタイプあり、どちらかを選んでいただきます。
シリンジタイプは、注射器に針を接続し薬液を吸い上げて注射します。
ペンタイプは、既に薬液がペンの中に入っていて針を付けて注射します。
ペンタイプは取り扱いや注射を簡単に行えますが、費用はシリンジの2~3倍かかります。
恐がりはペンタイプ、恐がりでなければシリンジタイプとお考えください。
ただし、シリンジタイプも難しいものではなく、太い注射針を使用するものでもないため、痛みも強くありません。どちらも心配いりませんよ。 - 自己注射に不安があります。通院して注射を打ってもらえますか。
- ご自身での注射が怖い場合には、通院していただければ看護師が注射いたします。
遠方の方や来院が難しい方など当院では7~8割の患者様が自己注射されていますが、ご自身の都合の良い方法で対応させていただきます。
自己注射を行っていただく際は、事前に動画を見ておいていただた後に看護師が一緒に自己注射を確認しながら説明していますが、説明を聞いても、ご自身での注射が怖い場合には、通院での注射をお申し出ください。 - 体外受精の流れを教えてください
- 体外受精では、月経時期に古い卵胞の確認の超音波検査、その後、卵胞発育の確認に1~3回の超音波検査とホルモン採血、をおこないます。卵胞が2cmぐらいになり、(エストロゲン)ホルモン値が十分に高くなっていれば、採卵日を2~3日後に決定します。妊娠率は年齢によりますが、およそ20~30%位です。
採卵は朝9時頃になります。採卵時の痛み止めは、座薬、点滴、麻酔(意識消失)などがあり、ご希望に応じます。採卵後は昼ぐらいに帰宅しますが、その日は自宅安静することをお勧めしています。通常は仕事は翌日から可能ですが、採卵数が多い場合などには、長めの安静をお勧めしています。
体外受精をお考えの方は、パンフレット、動画(Movie)またはDVDをご参照ください。