No. 11869

重度男性不妊にて去年9月に採卵、顕微授精をし(採卵時 運動率16%、総運動精子4.7百万)、9個中7つの胚盤胞ができましたが、1回目良好胚自然周期移植は生理が来てしまい、その後2回良好胚をホルモン補充周期で移植しましたが、どちらも判定日hcg1桁(4.7と7.1)で化学流産となりました。 うまく着床の継続ができなかったのは精子の質が悪かったことも原因の1つでしょうか? 精子の状態が良いときに再度採卵ができたらと思っておりますが、その移植の前にERA、EMMA ALICE検査を行ったほうが良いでしょうか。(子宮鏡検査済みです) 今後の見通しについてアドバイスいただけると幸いです。

No.11869 まいち

カテゴリ: 凍結胚移植 体外受精・顕微授精

重度男性不妊にて去年9月に採卵、顕微授精をし(採卵時 運動率16%、総運動精子4.7百万)、9個中7つの胚盤胞ができましたが、1回目良好胚自然周期移植は生理が来てしまい、その後2回良好胚をホルモン補充周期で移植しましたが、どちらも判定日hcg1桁(4.7と7.1)で化学流産となりました。

うまく着床の継続ができなかったのは精子の質が悪かったことも原因の1つでしょうか?
精子の状態が良いときに再度採卵ができたらと思っておりますが、その移植の前にERA、EMMA ALICE検査を行ったほうが良いでしょうか。(子宮鏡検査済みです)
今後の見通しについてアドバイスいただけると幸いです。

高橋敬一院長からの回答

精子の状態も、胚発育や妊娠率に影響するとされ、原因の一つです。しかし、その影響の程度は特段高いわけではありません。胚の染色体の方が原因としては、数倍影響が高いのです。採卵日の精子の状態はかなりばらつきますので、予定通りには現実的には難しいものがあるのです。一方、胚の染色体検査を別にして考えるならば、子宮内の検査をおこなっても良いと思いますよ。一般的には、胚盤胞移植を3~4個おこなっても妊娠しない場合に受ける検査とされていますので、現時点でおこなうかどうかは考え方次第になります。