No. 10334

はじめまして。他院通院中で転院を検討しております。 体外受精で胚盤胞を2回移植しました。1回目は着床に至らず、2回目は着床したもののbHCGの数値が1.1mIU/mlから上がらず妊娠不成立と診断されたところです。他院の先生からは、再度、体外受精に挑戦することをすすめて頂きましたが、妊娠に至らない体の原因までの説明がなく、このまま採卵や移植をすすめてよいものか気になっています。 情報が少ないかと思いますが、検査治療など、先生はどのようにお考えになりますでしょうか。年齢的に次の挑戦が最後かと考えており、アドバイス頂けますと幸いです。

No.10334 まい

はじめまして。他院通院中で転院を検討しております。
体外受精で胚盤胞を2回移植しました。1回目は着床に至らず、2回目は着床したもののbHCGの数値が1.1mIU/mlから上がらず妊娠不成立と診断されたところです。他院の先生からは、再度、体外受精に挑戦することをすすめて頂きましたが、妊娠に至らない体の原因までの説明がなく、このまま採卵や移植をすすめてよいものか気になっています。
情報が少ないかと思いますが、検査治療など、先生はどのようにお考えになりますでしょうか。年齢的に次の挑戦が最後かと考えており、アドバイス頂けますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

なかなか良い結果が出ずにご不安のことと思います。妊娠しない主な原因は、最も可能性が高いのは、年齢による胚の染色体異常です。年齢的には、胚盤胞ができても、約8割が染色体異常の胚盤胞なのです。したがって、妊娠するまでには、確率的には、平均的に5~10個の胚移植が必要なのです。理論的には、着床前診断で正常な胚盤胞を選んでもどすことになるのですが、検査まで5~10個の胚盤胞が必要とも言えるのです。一方、着床前診断をしないで、着床障害の検査をすることがありますが、一般的には40歳未満の方へおこなうもので、これは「ご希望するならば」という位置づけになります。もし当クリニックをご希望でしたらば、受付への電話で予約をおとり頂けますか。できる限りのことはご提案したいと思います。