習慣流産・不育症
お忙しいところ失礼します。
私は現在4歳と2歳の子供がいます。第一子を出産後、産後7ヶ月の頃に6週で流産、その後次の生理を待たずにまた妊娠しましたが恐らく7週で流産しました。どちらも自然流産で、母乳での育児は辞めてました。続発習慣流産だと思いますが、その後1度生理を見送り、数ヶ月後に妊娠し無事第二子出産しました。それから2年経ち、3人目を妊娠しましたが稽留流産。
流産後、妊娠出産しても過去の流産はリセットされず、今回の流産を加算して3回以上の流産を繰り返してる。と言うことになるのでしょうか?リセットにはならないのでしょうか?
やはり不育症検査した方が良いのでしょうか?続発だと検査してもリスク因子が見つかりにくいと色々なサイトに書いてありますし、決して安い検査ではない、でも不安要素を消したいと、葛藤しています。先生は、不育症検査勧めますか?
高橋敬一院長からの回答
3回連続した場合に「習慣流産」と定義されています。したがってリセットされています。現時点では不育症・習慣流産ではないので、医学的には検査をお勧めする状況ではないと思いますよ。ただし、もしご不安ならば、検査をすることが無意味ではなく、念のために受けてみる意義はあります。
初めまして、今回稽留流産を経験して色々調べてるうちにこちらの掲示板にたどり着き、参考にさせて頂いてます。
現在私は二児の母です。過去、2人の子の間で続けて2回自然流産してます。完母だったのですが第一子産後2ヶ月で生理は再開し、不順になる事もなかったです。産後6ヶ月頃と、次の生理を待たずの2回目の流産。その後、休憩して2.3ヶ月後に出来た子が無事産まれてきてくれた第二子です。それから2年経ち、3人目を1回の仲良しで妊娠したのですが稽留流産で数週間自然排出を待ち、出てきてくれました。今回の流産で、初めて行く病院だったのですが、不育症の検査を視野に入れては?と言われました。この頻度の流産ではやはり不育症の確率は高いのでしょうか?正直前回2回のは、正確に生理は来てるとは言え、初めての育児等でストレスがあったなど関係してるのかな?とか、思いました。かかっている先生は、立派にお2人産んでるからねぇ、んー?と、微妙な感じでした。検査にはそれなりにお金がかかる事、でも次に向けて何も無くても不安材料は消したい気持ちで揺らいでます。他の先生の意見もお聞きしたく書き込み致しました。よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
今回流産となり、ご不安になっているのですね。流産はしばしばおこる事で、ほとんどが偶然おきた胎児の染色体異常です。2回連続流産した場合でも、何もしなくても3回目の妊娠は75%は継続します。今回は、連続した流産でもなく、お二人お子さんもいます。したがって不育症の検査をするような状況にhないと思いますよ。現時点ではあまり心配せずに次妊娠に向かって良いのではないでしょうか。
初めて質問させていただきます。医師から直接ご意見を伺えるこちらの掲示板、とても参考にしております。
昨年1月より妊活を始めましたが、1年のうちに2度流産してしまいました。どちらも胎嚢のみ確認です。2度目の流産後検査を行い12因子が少し低いとのことで次回妊娠判定後アスピリンを服用するとのことでしたが、2度枯死卵による流産は何か他に原因があるのではと考えてしまいます。夫の検査も行いましたが問題はなく、卵子に原因があるのでしょうか。これだけの情報ではお答え難しいかもしれませんが、今後どのように行動したらいいのか悩んでおります。ご意見伺えますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
2回の流産でご不安のことと思います。実際には、2回の流産は珍しくはないのですね。その原因はたまたまおきた胎児の染色体異常なのです。したがって何もしなくても3回目の妊娠は75%はうまくいくのです。12因子が少し低い程度ならば、おそらく流産とはあまり関係ない可能性が高いと思います。再検査を受けては如何でしょうか。一方、アスピリンの副作用はほとんどないので、念のために服用することは問題ないと思いますよ。すでにいくつも検査をしているようなので、もっとも確率が高いものは、「偶然おきた胎児の染色体異常による流産であった」のです。今の時点での方針は、再度妊娠に向かうことで良いと思いますよ。
No.12604で質問させていただいた者です。
先生、とても速やかにそして丁寧に教えていただき本当にありがとうございます。
思い切って質問させていただいて良かったです。
現時点でのヘパリン併用への強い意義がないことや、夫婦の染色体検査含め検査の追加や再検査もしてみようと思っております。
先生、何回も申し訳無いのですが、もう一点お伺いしたいです。
現在8週で稽留流産診断を受け、自然排泄か流産手術±胎児染色体検査をするか迷っています。
診断がおりてから現在3日ほど経過しており、最後のエコーでは胎児は1.8cmほどでした。
1番の懸念点は手術での子宮への負担です。
前回の質問でも記載させていただいた通り、今までに子宮内膜ポリープ切除術2回と流産手術1回を既に行っています。
全て内膜や子宮へのの負担をなるべく少なくしてほしいとお願いし、ポリープ切除はポリープのみを、流産手術は掻爬は一切せず吸引のみで対応出来ていると聞いています。
今回ポリープ切除も含めますと合計で4回目の子宮の手術になってしまいます。
いくら、全ての手術を負担最小限にしていただいてるとしてもちょっと4回目をしていいのか、すべきか迷っています。
自然排泄の方が、体の負担は少ないと聞きますがやはりある程度の週数と大きさなので、医師からは「月経の2日目の多い時の10倍くらい出血するよ」と脅されました。
1回目と2回目の自然排泄の際はそこまで大量の出血や痛みは無かったので、簡単に考えすぎかもしれませんが。。。
元からHb11ほどと少し低めのこともあり、輸血などのことも不安になっています。
流産手術の回数の負担など、もし何かご享受いただけたらありがたいです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
流産の出血は生理よりも多いと思いますが、通常は命に関わるような出血は少ないですよ。輸血の可能性も、0ではありませんが、ほとんどありません。一方、吸引法による手術ならば1回の手術に問題は少ないと思います。どちらが良いというものではありませんが、流産胎児の染色体を重要視するならば手術を受ける方が良いでしょう。一方、最近では、流産胎児・絨毛でも、遺伝子検査をおこなうならば、自然排出した子宮内容物でも検査は可能になってきています。特殊な検査でおそらく10万円程度はする方法で、その施設でおこなえるかは分かりませんがそのような新しい方法もあり得ます。ようは何を重要視するかによると思います。
こんにちは。長文失礼いたします。
35歳から顕微授精を始めて、まもなく丸3年を迎えます。この期間、2つの病院で採卵7回・移植12回しましたが、HCG0.0しか見たことがありません。
これまで受けた検査として、
子宮鏡検査:子宮内膜増殖症・要経過観察
TRIO:問題なし
免疫寛容検査:12.5
染色体検査:夫婦共異常なし
PGTA:1回(正常胚1.異常胚1)
不育症専門CLにて着床不全検査をしてもらい、血流がとてつもなく悪いことに起因する項目に複数引っ掛かり、低容量アスピリンを服用し12回目の移植に臨みました。
また直近12回目の移植前にPGTAと免疫寛容検査をし、th1th2は基準値を超えていたものの、一旦タクロリムスの服用はせずに正常胚を移植。
それでも結果はHCG0.0陰性でした。
amhは1.66ほど。内膜は7〜10mmで薄め。
採卵は低刺激で1〜3個ほど取れ半分は胚盤胞になります。(1つ目のCLではショート法で採卵2回し毎回10個ほど採卵できましたが、合計で胚盤胞1.初期胚2しからならず移植3回したのち転院)
この先も治療を続けたとして、妊娠できるのか不安しかなく、転院も考えたほうが良いのかとも思っています。
私の場合どのように治療をすすめていくべきか、先生の見解をお聞かせいただけないでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
12回の胚移植で妊娠反応がでていないのですね。実際に診察していないので一般論になります。子宮内膜増殖症があり、子宮内膜のポリープなどがあれば手術を考えます。慢性子宮内膜炎のCD138、亜鉛、銅、ビタミンD、は大丈夫ですか。排卵誘発は高刺激を試しては如何でしょう。胚移植に際しては、アシステッドハッチング、2個移植、2段階移植もあり得ます。 今の医師の治療方針に疑問があるならば転院の選択肢はあると思いますが、転院すれば解決するかどうかは残念ながら分かりません。まずは担当医の今後の方針をたずねてみては如何でしょうか。
はじめまして、HP、こちらの掲示板を拝見させて頂き不育症、NK細胞活性の治療についてお聞きしたく書き込みさせて頂きました。
不妊検査の中で、NK細胞活性が高いことが指摘されています。
保険の体外受精を受けたことがありますが、妊娠し心拍確認までできましたが流産となりました。
イントラリピッド療法、というものでNK細胞活性が抑えられると言われましたが、保険の体外受精では医療混合となり受けられないとのことで受けさせて頂けませんでした。
このイントラリピッド療法というもの(もしくはNK細胞活性を抑える治療)は、自費の体外受精という条件でなくては受けられない治療なんでしょうか?
自然妊娠、一般不妊治療でも受けられないものなのでしょうか?
扱いは医院により違いますか?(こちらの医院ではいかがでしょうか…)
どうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
一般的には不妊症の検査でNK細胞活性をおこなう事はまれだと思います。NK細胞活性と不妊症の関係はまだ不明確です。世界的な学会では効果が不明確、または否定する見解が優勢です。したがって、保険の体外受精と併用することは日本ではどの施設でも認められてはいないはずです。また不妊治療としてのイントラリピッドは医学的にもその効果がいまだ認められていない治療だと思いますよ。
はじめまして。他院通院中のものです。
突然のメッセージで失礼いたします。
9月に流産(5週頃の初期・自然排出)し、11月頭に次の胚移植を受けました。移植自体は3度目で1度目の妊娠で生まれた子がいます。
現在6週4日の計算になりますが、胎嚢6.5mm、hcg1800と芳しくない状況です。
(5週4日では胎嚢5mm、hcg880)
ここからの妊娠継続は可能性が低いでしょうか?
2回連続しての流産となると不育症という診断がなされるものですか?
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
胚移植の時期が明確であるならば、妊娠6数4日で胎芽が見えない場合には流産の可能性は低くはないでしょう。しかし次回の検査での確認が必要です。3回連続の流産は習慣流産といって不育症の検査をお勧め致します。2回連続の流産では不育症の検査を必ずしも強くお勧めするものではありませんが、以前よりも妊娠数が少なくなっている現在では、2回流産でも不育症として検査をすることが多くなっています。
いつも先生の掲示板を拝見させて頂きとても参考にさせて頂いております。お忙しい中、ご質問をさせて頂く機会を頂きありがたく思っております。
1度目は、化学流産、2度目は、胎嚢、心拍確認できずに約9週の進行流産、3度目は、10週の繋留流産になります。3度目は、心拍、胎嚢も確認することができ、9週2日までの成長で止まり
流産に至りました。3度目の流産は、NIPTテストにて、ターナー症候群が見つかり染色体異常の流産でした。3回目の流産の前には、第一子を出産しています。
主治医からは、一度の出産経験があるので、卵子にも精子にも問題がなく偶発的な胎児側の染色体異常の流産と言われました。出産した時と比べ、年齢が2歳あがり卵子の老化も原因の一つと言われました。私の中ではこれだけ流産を繰り返すのはどちらかに染色体異常があるように感じています。また、パートナーは、肥満と50代前半、不健康な食生活、メンタル的な投薬を続けています。私は、健康体で飲酒、タバコも吸わなく、健康的な食生活を続けています。
主治医の見解だけでは不安で、セカンドオピニオンのご見解をお聞きできればと思っています。やはり、染色体異常が原因であれば次の妊娠も同じことが起こりうる心配がとても強いです。やはりどちらかの染色体異常が原因と考えられますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
流産が繰り返してご心配なのですね。化学的流産は通常でもしばしばおこっていることなのです。問題は、胎嚢が認められた臨床妊娠の流産になります。今回は、2回の流産の間に出産しています。したがって、流産を繰り返している状況ではありません。あまり心配なさらないでも良いと思いますよ。どうしてもご不安ならば、不安のままでいるよりも、お二人の染色体を調べる方が、不安材料が少なくなるのではないでしょうか。
今後の治療方針について悩んでおり、ぜひご意見をいただけますと幸いです。
これまでの移植状況は下記となります。
3 回目の移植にて流産となり、赤ちゃんの染色体を検査しましたが異常なしだったため、不育症検査をしたところ、第ⅩⅡ因子欠乏がひっかかりました。
4回目の移植にて移植後にバイアスピリンを服用しましたが、化学流産でした。
TSHの値が2.5以上あるためチラーヂンも服用しています。
4wのhcgの値が良くなく、ERA・EMMA・ALICE検査を行った方がよいでしょうか。それとも、一度流産をしているものの着床はできていたこともあるため、検査をせずに5回目の移植をすぐに行うか、迷っております。
凍結してある胚は4ABと3BBです。
■過去4回の移植状況
①6CB:4wのhcg10、化学流産
②3BC:着床せず
③3BB:4wのhcg57、5w2d胎嚢4.7mm、絨毛膜下血腫にて3回出血、7w心拍確認、8w稽留流産
④4AA:4wのhcg87、5w3d胎嚢確認できず
高橋敬一院長からの回答
ERA・EMMA・ALICE検査は着床障害の検査なので、今回おこなう意義は少ないと思います。不育症検査はⅩⅡ因子欠乏とのことですが、2回検査は受けていますでしょうか。1回のみならば、再検査も受けておいて下さい。胎児の染色体検査は正常だったようですが、流産の1/3は染色体正常です。妊娠しない原因は胚の染色体異常ですが、現時点では、保険での着床前診断は困難です。妊娠はしているので、現時点の方針としては、バイアスピリンを使用しつつ、胚を丁寧に移植していくことになると思いますよ。
お世話になります。
先日は、お忙しい中ご返答頂き、ありがとうございました。
原因不明の反復流産の中に子宮内膜炎の可能性があるかと思いますが、子宮鏡検査で問題なければ、慢性子宮内膜炎の可能性は否定できるのでしょうか?
今後、体外受精を検討するにあたって、私も二回流産しており、その後なかなか妊娠しないため、内膜炎の可能性を否定したいと思っております。
CD138やフローラ検査を予め行う意義はあるのでしょうか?院長先生のお考えを教えて頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
子宮鏡検査で問題がなくても、慢性子宮内膜炎を非手出来るものではありません。もし明確に否定するならば、CD138の顕微鏡検査が必要です。流産の原因は、主に胎児(胚)の染色体異常であり、その次に不育症検査をおこない、子宮内膜炎の検査の意義はその次に位置します。不育症の検査をすでにおこなって問題ないならば、CD139の検査やフローラ検査をしても良いと思いますが、まだ最重要な検査の位置づけではないと思います。
お忙しい中すみません。
いつもお世話になっております。
妻ですが着床した後卵の成長が止まってしまうことが続いています。
肥満とストレスを減らす以外に方法はありますでしょうか?染色体異常を調べるのは採卵した後でもお願いできるのでしょうか?
無知で申し訳ありませんがよろしくお教えください。
高橋敬一院長からの回答
流産が続いており、ご不安のことと思います。流産の原因は、主に胚の染色体異常ですが、胚の染色体異常は、着床前診断で判断は可能です。これは採卵後でも、胚盤胞の検査は可能です。ただし、現在は、保険での胚は、着床前診断(PGT-A)はまだ認められていないので、おこなう事はできません。保険回数が終了したか、または採卵から自費でおこなうならば可能です。不育症の検査はすでにおこなっているので、現状では多重のコントロールをしつつ、丁寧に胚移植する事になるのです。
こんにちは。
いつも先生の回答を参考にさせていただいています。
他院で移植し、今10週なのですが、
内診時のCRLの数値の伸び率が良くありませんでした。
9週5日で28.1mm、10週3日で30.4mmと、
週数相当程度のサイズではあるものの、成長のスピードが遅い気がしています。
①9週5日は不妊治療クリニック、10週3日は産院で計測でしたが、誤差がでることはありますでしょうか?
②9週いっぱいでホルモン補充を終了しましたが、それによって成長スピードが変化することはありますか?
③抗カルジオリピン抗体の値が高く、現在バイアスピリンのみ服用していますが、ヘパリンも服用することで成長スピードが改善するようなことはありますか?
これまで化学流産4回、胎嚢確認後の流産が1回なので、ヘパリンは保険適用にならず、不育症クリニックで勧められたものの現在はヘパリン注射はしていません。
次の診察まで2週間ほどあり、なにかできることがあれば教えていただきたく、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
CRLの大きさは、測定者も異なるので誤差が大きくなります。まだ判断はできないと思いますよ。ホルモン終了による成長速度の差はありません。この週数での、ヘパリン使用は、成長スピードには関係しないと思います。バイアスピリンを飲んでいることで現状では十分だと思います。今は次周期の検査をお待ち頂けますか。
いつもお世話になっています。お忙しい所質問失礼します。今反復着床障害の検査結果待ちです。その間不育症の採血も出来たらと考えているんでしょうが可能でしょうか。また残りの胚に関してPGT-Aをすることに関して先生はどう思われますか。1つの胚をしても意味がないと思っていまして、しかし残りの胚全てをやるには金銭的にという思いがあります。よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
胚盤胞を3回、4個もどしてもはっきりとした妊娠が得られていないのお悩みのことと思います。妊娠しないもっとも大きな要因は、年齢による胚の染色体異常の有無です。しかし、保険での着床前診断はまだ認められていません。あと2回の保険の回数を使い切ってしまった場合には、PGT-Aをおこなっても良いかもしれません。現時点では、着床障害や不育症の検査をおこなうことになります。まずはこの結果を待ちましょう。厳密には不育症ではありませんが、検査をおこなうことは可能ですよ。次回来院時にご相談下さい。ただし、医学的な意義はまだ大きなものではないと思います。
初めまして。お忙しいところ失礼します。
現在、他院通院中で、不妊治療をしております。
第一子 移植2回目 出産
第二子 移植2回目 31w死産、原因不明
治療再開しており、現在、移植2回実施し陰性でした。残り3つ胚盤胞がありますが、次の移植に進む前に、慢性子宮内膜炎などの検査をしたほうがいいか迷っております。
39歳という年齢もありますし、産後、子宮内の環境が変わってしまったのかも不安です。
子宮の形に異常はなく、不育症の検査も受けて血液凝固に関して投薬が必要、という状況です。
検査か3回目の移植か、、アドレスよろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
慢性子宮内膜炎の検査は、本来は着床不全の検査です。したがって、今回取り立てて、慢性子宮内膜炎のみを検査する理由は明確では有りません。死産の原因が、感染症などが考えられるならば、慢性子宮内膜炎や子宮内フローラなどを検査する意義はあると思います。不育症の検査をすでに受けているようなので、そのまま移植する方針もおかしくはありませんよ。
2021年3月凍結胚移植で第一子を授かりました。その後は流産2回、未着床2回で凍結胚が終了し、2023年6月に再度採卵を行い、7月に凍結胚移植したところ着床、8月に卒業いたしました。5週から切迫流産で自宅療養で過ごし、10週まで問題なく経過しましたが、12週の検診で心拍が確認できず、11週で成長が止まっていました。胎児の状況から染色体異常の可能性が高いと言われました。先日手術を行い現在術後経過観察中です。
2回生理経過したら治療を再開したいのですが、それまでの間にできること、今後の治療についてご相談です。2回の流産後の時点で、不育症の検査を一部行ったと思いますが、その結果では明らかな原因はわからなかったと記憶しています。今回で3回目の流産となりますので、着床前診断も考えています。個人的にはビタミンDの値は再度確認したいと思いますが、他にやっておいた方がよい検査などありますでしょうか?
また、いつ頃の受診がよいでしょうか?
お忙しいところお手数をおかけしますがご確認をお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
今回11週で流産となりとても残念です。今回の胎児絨毛の染色体分析はしていますでしょうか。不育症検査は、必要に応じて再検査もしましょう。ビタミンD検査は可能です。お二人の染色体分析は如何でしょうか。着床前診断は可能ですので、次回来院時にお申し出頂けますか。次回の生理開始2週間目頃の来院で結構ですよ。
お世話になっております。
8月に卒業したのですが、その後10週目での検診で8週ではあった心拍が確認できず、2回連続の稽留流産となってしまい、先日手術を行いました。
先生から次の妊活については、自然排出の場合は生理を2回見送り後、今回は手術なので3回見送り後からと言われました。
1回目の流産のときも先生によって意見が違い、ネットなどで調べても様々な意見があり、どうするべきか悩んでいます。
現在の年齢もあり、できれば早く次に進みたいと考えていますが、やはり3回は見送るべきでしょうか。
また、次のとき人工受精か体外受精を考えていますが、それぞれの場合、次はいつ頃貴院に伺えばよいのでしょうか。
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
今回も流産となりとても残念です。最近では流産後すぐに妊娠すると、流産率が上昇する報告があり、2~3回生理が来てからの妊娠が推奨されています。しかし妊娠を規制しているのではなりません。ご希望ならばタイミングをとっても良いと思います。不育症の検査もありますので、いつでもおいで頂いて結構すよ。また一緒に頑張っていきましょう。
はじめまして。掲示板の不育症の箇所を全て拝見し、とてもお詳しかったためご相談させて下さい。
私は32〜40歳に11回の流産をしています。少なくとも6回は染色体正常で、いずれも6週に心拍確認し7週に心拍停止しました。大学病院でアスピリン、ヘパリン、プレドニン、大量免疫グロブリンを試し、他の病院でタクロリムス、夫リンパ球移植、柴苓湯を試してもダメでした。抗PE 抗体IgGが基準値少しオーバーの抗リン脂質抗体症候群、潜在的甲状腺機能低下症でチラーヂン服用、重複子宮ですが血流には問題なし、夫婦染色体は正常です。
大学病院では今までの治療を繰返す以外にできることはないそうです。
もう諦めるしかないのか、他に日本でできる治療をご存知ないでしょうか。ピシバニール、イントラリピッドは夫リンパ球移植の安全版と聞いたのですがやってみる価値があるでしょうか 。pgta正常胚があと3つありもし試せる事があればもう少しだけ頑張りたいなと思っています。突然申し訳ありません。もう頼れる所がありません。何卒お願い致します。
高橋敬一院長からの回答
すでのこれだけの検査と治療をおこなっているので、起死回生の方法があるものではありません。しかし、もし挙げるならば、最近おこなわれ始めたネオセルフ抗体、念のための子宮鏡と子宮卵管造影検査、慢性子宮内膜炎(CD138) 子宮内フローラ、高PE抗体再検査、ビタミン類、などを考えては如何でしょうか。ピシバニールやイントラリピッド(発売中止)、夫リンパ球輸血は意義は少ないと思います。タクロリムスを使用したのは、Th1/Th2の免疫能が異常だったからでしょうか。これらが異常なければ、バイアスピリンと柴苓湯、栄養状態補の正などをなどをおこないつつ移植しては如何でしょう。
いつもお世話になっております。
先日診察してもらったときに生理2週間後に来てくださいと言われたのですが流産を繰り返してるので岡田先生に不育症の検査を勧めてもらいました。私も検査してから次の移植に進みたいと思ってるのですがその場合は生理何日目で予約時の項目は何で予約すればよいでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
流産が続き、ご心配のことと思います。採血はいつでも結構です。念のために、子宮鏡検査もおこなっておきましょう。子宮鏡検査は生理開始6~10日におこないます。一緒におこなうならば子宮鏡検査の時期に、採血を先におこなうならばいつでも結構ですので、おいで頂けますか。
今、現在妻が不妊治療を行なっています。
人工授精3回実施し全て陰性。その後自然妊娠し7週で稽留流産し手術。体外受精実施し1回目陰性、ホルモン補充で陽性で9週で稽留流産で手術、3回目の移植は陰性でした。
不育症は保険適応で実施できる採血のみ実施し異常なし。流産した際に胎児の染色体検査はできませんでした。
妻の希望で(主治医からは不要といわれたようですが)先日ERA検査を行った際に、膣内が無菌状態であることが分かりました。
膣内の善玉菌を増やすことで、妊娠のしやすい環境作りにつながるとの文献を見ました。
妻は、腸溶性のラクトフェリン2種類とラクトフェリンの膣剤を使用し始めましたところです。
①ラクトフェリンの服用、ラクトフェリンの膣剤の使用について、先生はどのようにお考えになりますか?どの程度の期間継続するとラクトバクチルの数値は上がるのが通常ですか?
②残りの受精卵が5BBと4BBがあります。
(これまで5AAで陰性1回、陽性一回、4AAで陰性)先生のご経験上の着床率をお聞きしたいです。
高橋敬一院長からの回答
流産が2回でご不安のことと思います。流産の主な原因は偶然おこる胎児の染色体異常です。2回の流産はしばしばおこることであり、何もしなくても次回の妊娠では7およそ5%は継続するのです。不育症の検査では異常がなかったので、実際には妊娠している今までの治療を継続する事で問題ないと思いますよ。ERA検査は着床の窓のズレの検査であり、膣内の細菌の検査ではありません。無菌状態であったとの検査とERA検査は、本来は着床しない着床障害のかたにおこなう検査です。今まで妊娠しているので、これらの検査をおこなった意義はどのような目的だったのでしょうか。実際に妊娠しているかたに無菌状態であった(つまり妊娠しにくはずの状態)との検査結果で、この検査の信頼性もあやうく、ラクトフェリンを使用する意義も曖昧な状態になっています。これらを無視してのアドバイスとしては、一般論となりますが、ラクトフェリン内服と膣剤の使用でどれだけのラクトバチルスが定着するかの明確なデータは個人差が大きくまだありません。当クリニックでは、ラクトバチルスが少ない方には、乳酸菌製剤、ラクトフェリンの内服、そして、胚移植数日前から乳酸菌製剤(ラクトバチルス)自体の膣剤を使用しています。現状では、無菌状態tの結果がでてしまったので、この結果にこだわるならば、ラクトフェリンを使用しながら、今間の治療をおこなう事で十分だと思いますよ。実際に2回妊娠している事実は大きいのです。
はじめまして。いつも掲示板を拝見して参考にさせて頂いております。
この度良好な胚盤胞が3つできて、6AAの胚盤胞を移植して、3w6dでhcg160で初めての妊娠で喜んでいましたが、徐々に出血があり心拍確認後8w手前で流産となりました。移植前にCD138が78個(400倍視野)と子宮内膜炎のため、ビブラマイシンを14日間内服後再検は不要との事で、そのまま移植しました。出生前診断も受けていて陰性だったので染色体異常ではなかったので、不育症検査をしてプロテインs活性58.2だったため、次回はアスピリンの内服を検討しています。
そこで質問です。
子宮内膜炎は再検査して、陰性になる事を確認してからの方がよいのでしょうか。78個とは多い気がします。
このケースでアスピリン内服すると、次回はもっと出血するのではないでしょうか。このような患者でも出産までいけるのでしょうか。
とてもショックで、いつもは拝見してるだけですが投稿させていただきました。よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
今回は流産となりとても残念です。当クリニックでのやり方を一般論としてお話し致します。慢性子宮内膜炎はビブラマイシンでの治癒率は、当クリニックでは70%前後です。したがって78個はしっかりとした慢性子宮内膜炎ですので治癒の確認をしてから胚移植をしています。流産の原因は7割程度が胎児の染色体異常です。プロテインS58%はやや低下状態ですので、流産の原因とは断言できません。アスピリンは副作用がほとんどないので念のために使用しても良いと思います。前回の出血がプロテインSによるとはあまり考えられないのです。別の理由で出血すると血が止まりにくくはなるので、多少出血しやすくはなるかも知れませんが、それも考慮しての使用の判断になると思います。