体外受精・顕微授精
初めてご連絡いたします。
知人が貴院を卒業したと伺い、体外受精を考えております。
第三子を希望しており、自然妊娠したものの、2025年1月、2025年6月と2回どちらも8週で枯死卵、流産手術となりました。
体外受精に進むことで授かる可能性は高まりますか。2024年10月に測定したAMHは0.46と大変低かった為、体外受精に進む中で、卵巣機能がさらに低下して、妊娠の可能性がなくなるのではないかと不安です。今後どのように対応していくのがいちばんよいのかご教示頂けますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
前回は流産となり残念です。年齢的には妊娠しても半分は流産となる確率になります。体外受精をすることで卵巣機能が低下するわけではありません。一方、すでに卵巣機能はかなり低下しており、年齢的にも厳しい状況ではあります。体外受精で流産率は低下しませんが、今後自然妊娠する可能性がかなり低いので、その妊娠する可能性をあげる意味合いでは体外受精の意義は十分あると思いますよ。いずれにしても妊娠を急ぐことが今後の方針だと思います。
高橋先生、いつもありがとうございます。初めて投稿させて頂きます。
通院して1年半で昨年は初めてと2回目の体外受精で胚盤胞ができ妊娠しました。その時は流産はしてしまいましたが今年に入り毎月採卵をお願いしていますが半年間一度も胚盤胞にならずに終わっております。一度胚盤胞を希望せず初期胚でお願いしてみる事もしてみた方がよろしいのでしょうか?年齢、子宮年齢的にかなり確率が低いことも理解しておりますが毎月チャレンジしうまく戻せなくて悩んでおります。今月は久しぶりに卵が4つ取れ今月はいけるかも!と思っておりましたが戻すに至らなかったので
胚盤胞でこのままチャレンジした方が良いのか
初期胚でも一度試してみてもよいのか、
または毎月の採卵よりも1ヶ月あけてみる。
など何かアドバイスを頂けると助かります。
高橋敬一院長からの回答
以前には胚盤胞ができ、妊娠したものの、それ以降はなかなか胚盤胞にならずお困りのことと思います。対策としてはいくつかありえます。アシストワンは継続してください。次に、糖負荷試験が受けてないままのようです。これも受けてみてはいかがでしょうか。体組成計、血管年齢、採血では、プロラクチン、亜鉛、銅、DHEAs、CRPなどの再検査もお勧めいたします。血圧も高めですので減量も必要だと思います。追加のサプリメントとしてはメラトニンも併用してはいかがでしょうか。そのうえで、初期胚移植も併用してもよいと思いますよ。
初めまして。いつもこちらの掲示板を参考にさせていただいております。現在他院に通院しておりますが、遠方の為こちらで質問させてください。
次回、生理が来次第採卵周期に入る予定です。元々PCO S気味で生理不順もあり、今日で生理20日目ですが、排卵する気配がありません。明日から低容量ピルを飲み生理をこさせたいと思うのですが、次回の採卵周期に影響はあるでしょうか。(本来であれば生理の5日目までに飲み始めるものと思います)
3週間も経ってしまったので、このタイミングで大丈夫か不安になりご質問させていただきました。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
PCOSで生理が来ない場合には、体外受精の前周期にピルを使用することは通常の対処法です。むしろ良い影響もあり得ますので使用したほうが良いと思いますよ。
高橋先生ご無沙汰しております。
第二子を希望していて、第一子の育休明けまでと夫婦で決めて一旦治療終了になりましたが、やはり諦められず、体外受精一本で治療再開を、希望しています。
既にアシストワンを5月末から再開しています。
治療再開したい場合、どのタイミングで伺えば良いでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
体外受精の再開承知いたしました。保険はあと5回残っていますので、また頑張っていきましょう。すぐにおいで頂けますか。再開の準備をして、7~8月から体外受精再開でよいと思いますよ。
いつもお世話になっております。
先日は凍結胚の結果説明、ありがとうございました。PCOの場合、卵子の質が良くない場合があるという話も聞くため結果が出るまで不安でしたが、グレードの良いものが残って安心いたしました。
仕事の都合もあり一周期お休みし、その次の周期に自然周期で移植を予定しています。
採卵して5日後に生理があり、出血量が多かったり腹痛腰痛が普段の生理より強かったりしましたが、4日で終わりました。ただ、その3日後から少量の不正出血が1週間続いています(おりものシートで収まる程度)。不正出血の前半は腹痛や腰痛も少しありましたが、現在は出血のみです。その出血も日に日に減っており、色も鮮血から茶色になっているものの、D14になっても終わりそうで終わらない状況です。
激しい症状はないものの、この場合、どのくらい様子を見ればよいでしょうか(次の生理開始までそのままでもいいのでしょうか)。受診の目安があればご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
今回は排卵誘発後であり、自然周期での排卵はしにくくなります。今回の不正出血は、排卵遅延による出血です。もし気になるならば、ピルなどを使用しますのでおいで頂けますか。生理後3週間たっても出血が持続するならばおいで頂けますか。
第1子妊娠前から掲示板を参考にさせて頂きとても励まされております。
通院したことがないなかでの質問となりますがご回答頂けますととても嬉しいです。
子宮内膜症、PCOS気味のため不妊治療を開始し採卵2回(採卵数は18個前後、胚盤胞になったのは1回目は1個のみ、2回目は4個でした)、3回目の移植で2個移植をし無事に妊娠出産に至りました。
現在32歳のため第二子を早めに検討しております。妊娠により内膜症が完治していたので人工授精にトライしてもいいのか、また体外受精からの方がいいのか悩んでおります。(凍結胚は6日目4BBが1つのみです)
各病院、先生のお考えがある事は重々承知しておりますが高橋先生のお考えをお聞かせ頂けると幸いです。
暑い日が続きますのでどうぞご自愛くださいませ。
高橋敬一院長からの回答
治療方針は、どちらが良いかはご本人次第です。ご希望ならば人工授精を受けてもよいと思います。長くおこなっても5~6回のことになりますので、年齢的には余裕があります。ただし、人工授精でどれだけの可能性があるかは、精液所見、子宮卵管造影検査の状況にもよりますので、担当医の判断が優先されると思いますよ。
初めまして。他院通院中ですが、いつもこちらの掲示板参考にさせていただいております。ありがとうございます。
質問なのですが、採卵周期に入り生理1日目での受診、AFHが左右の卵巣合わせて1個ずつでした。数の少なさにとても一喜一憂しています。この時期で胞状卵胞数が見えないこともあるのでしょうか。薬剤刺激で他のものも見えてくる可能性はありますか。
また、前回の採卵時はゴナールエフを使用したのですが、今回はレコベルに変わりました。今回のAFHの数字で薬剤の変更することもありえるのでしょうか。
お忙しい中恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
AFHが左右1個は少なめです。ただし、年齢を考えると卵巣機能の低下もあり得ます。高刺激で、見えにくい小さな卵胞が大きくなる可能性はありますが、その数は少ないと推測されます。薬剤の変更はその施設の考え方もあると思いますが、大きな差はないと思いますよ。
いつもお世話になっております。
先日胚盤胞まで育ち嬉しく思っておりますが、グレードAC(0PN)とBC(2PN)を現在凍結しており、保険の回数も残り2回です。
本来であれば1個ずつ戻したい所ではありますが、残り2回ですので次の移植で2個戻そうかと悩んでいます。
その場合、あと1回保険適用内で採卵から出来るのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
お勧めするものxではありませんが、ご希望ならば次回2個移植も可能です。次回来院時にお申し出ください。ただし、1個の移植でも、残りが0PNなので、それを残したまま採卵することはあり得ますので、2個移植にこだわらなくても対応可能だと思いますよ。
以前通っていた者です、BMI35の高度肥満です。
体外受精希望で通い始め、痩せないと体外受精はしません、と言われて、今の体重だとできないということですか?と聞くと、希望があれば今もできるが私はしませんと言われて、よく分からず(院長先生ではなかったです)、遠方から何度も通いましたが栄養指導ばかりで心が折れてしまい、通院を辞めてしまいました。
でも体外受精は諦めきれず、自力でダイエット中です。
体外受精はBMIどれくらいからしていただけるのでしょうか。明確な数字が欲しいです、目標にできるので。その数字を達成できたらまた通院させてもらいたいと思っています。
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
BMI35以上は、確かにリスクが高いとされます。しかし、不妊治療とは並行して行うことが多いです。クリニックにおいで頂けますか。自力のダイエットは大変だと思いますので、当クリニックでの栄養相談と不妊治療を並行して行いましょう。次回来院時は私の診察をご希望いただけますか。
初めまして。不妊治療開始してから掲示板を参考にさせて頂いています。
チョコレート嚢胞が左8センチ右5センチあります。
今は大学病院で採卵をしています。7回採卵行い良いグレードではないですが、右から採卵で初期胚6個と胚盤胞1個貯まり、腹腔鏡の手術の話が出ております。
しかしAMH0.55でした。手術すると今後採卵できなくなってしまうのではないかと思うとなかなか踏み切れないでいます。
年齢が今年40になるので早めに移植したいと考えています。
このような場合、一般的にはやはり手術が一般的なのでしょうか?
手術せず小さくして移植したりすることはあるのでしょうか?
手術すると取れなくなる可能性はあると言われているのですが、やはりそうなのでしょうか?
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
両側のチョコレート嚢腫を手術すると、かなりの確率で卵巣機能が低下します。その際には再度の採卵が困難になる可能性も十分にあります。悪性の可能性があるならば迷わず手術になると思います。しかし悪性の可能性が少ないならば、一時的な対処法ですが、両側のチョコレート嚢腫を吸引してアルコール固定をする選択肢もあり得ます。一時的に小さくして、すぐに胚移植をする考え方です。ただし、その選択の判断は担当医との十分な相談が必要になると思いますよ。
お世話になっております。
4月に妊娠判定ののち心拍が確認でき、卒業となったのですが、産院を受診した時には心拍が確認できず、流産となってしまいました。
5月21日に自然排出し、6月の初めには出血も治まりました。
年齢のこともあるため、可能であればすぐに不妊治療を再開し、また通わせていただきたいと思っております。
どのタイミングで伺えばよいでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
今回流産となりとても残念です。採卵には2回の生理をお勧めしますが、不妊治療はすぐに始めてもよいと思います。都合の良い時においで頂けますか。できることからすぐに開始いたしましょう。
いつもお世話になっております。今回の胚盤胞移植で心拍2回まで確認できましたが、その後先日の診察で心拍停止との診断でした。今は自然排出待ちになります。
凍結胚を使い切ったので体外受精の場合はまた採卵からになります。取り急ぎアシストワンを再開しましたが、前回妊娠陽性になってから4週間ほど中止していたので、卵子の成熟を考えると次回採卵まで3ヶ月後程度空けた方が良いでしょうか。
今回で流産3回目になるため、もうこれ以上流産したくないという思いもあり、次回PGT-Aも検討しています。今後の方向性について色々な選択肢を模索中ですが、他にもまだ試していないもので効果的と思われる事や、今後の方針についてアドバイス頂けますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
今回心拍まで確認できたものの流産となりとても残念です。採卵は流産後2回の生理は待つことをお勧めしています。年齢もありますので、そのスケジュールでいかがでしょうか。アシストワンは継続してください。PGT-Aは流産減少としては有効な手段です。次回来院時にお申し出頂けますか。不育症の検査などの再検査はおこなう予定です。
いつもお世話になっております。
この前は、体外受精での診察をして頂きありがとうございました。
診察後、質問したいことがまた出てきたので掲示板を利用させて頂きます。
①体外受精での受精方法について
夫の今までの精子の状態だと、基本的にはふりかけ法になると考えて良いでしょうか?AIHの時も精子の状態はバラけており、白血球が多いこともありました。ただし、運動率はそこまで悪くなかったように思います。
また、これから採卵に向けて精子の状態を少しでも良くするためにできることはありますか?夫には、少しでも睡眠時間を増やして、飲酒する量を減らすよう伝えています。
②先進医療について
診察後、先進医療についての資料を拝見しました。その中でSEET法、タイムラプスが気になっています。
ネットでも検索したところ、
SEET法については初回ではやらない場合が多い、タイムラプスは顕微授精の方に勧めることが多いという記載をみたので、今回は初回ですし何もせずに進めた方が良いでしょうか?先進医療の内容を見るととても良いもので、どうするか迷っています。高橋先生の意見を聞きたいです。
③貴院の動画では、個別管理する無加湿型インキュベータがあると紹介がありました。しかし、通常の加湿型インキュベータの紹介もありました。希望をしなくても、培養は無加湿型インキュベータで行われますか?
以上になります。
お忙しいとは思いますが、ご回答頂けると幸いです。
高橋敬一院長からの回答
基本的に精子は問題ないようなので、採卵日の精子に問題なければふりかけ法になります。通常に性交渉をお持ちいただいて結構ですよ。先進医療は現在データを採取中の技術です。これをおこなうことで、効果が保証されているものではありませんので、基本的には従来法でうまくいかない方に試してみる技術、の位置づけです。初回の場合にはまだ行わなくてもよいと思いますよ。基本は無過失型のインキュベーターを使用しています。
いつもお世話になっております。
先日は、採卵ありがとうございました。採卵数が多かった分OHSSが心配でしたが、今のところ体調は落ち着いています。
ただ、採卵後3日目くらいから、陰部の痒みやおりものの増加等といったカンジダのような症状があります。第一子妊娠時(7年前)に何回もカンジダを繰り返していましたが、出産以降は再発していませんでした。
現在、採卵に伴い抗生物質を飲んでいるので、それが原因かなと考えていますが、次回受診時に診ていただくことは可能でしょうか。
まだ生理が来ておらず、何日に受診できるかわからないため、それまで症状を抑えるためにできることはありますでしょうか(市販薬の使用、おりものシートは使わない、洗う時は水で軽く等でしょうか)。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
採卵後に抗生剤を使用しましたので、カンジダの可能性はあります。次回に診察可能ですので、症状がある場合にはお申し出ください。記載の方法でもよいですが、症状がひどい場合にはおいで頂ければすぐに診察いたしますよ。
本日はお世話になりました。
先生にご説明頂き、また頑張っていきたいと思います。
帰宅後に考えたのですが、今度採卵を行うことになった際、今の私の状況でPGT-A(着床前診断)を行うメリット・デメリット等はいかがでしょうか?
(全て自費で採卵や移植というお話は伺いました)
費用はかかるかもしれませんが、流産を回避して、出産までにたどり着ける時間が短くなるのならやってみたいと考えております。
先生のご意見を伺えますと有り難いです。
また次回の診察のお話です。2回生理が終わったあとの、生理開始後10日頃に受診で宜しいでしょうか。自然周期にて移植という予定で合っていますか。(再度確認させて頂き、申し訳ありません)
ちなみに、次回生理はおおよそ7月頭頃になるのでしょうか?
いつ頃までに、生理がこなかったら受診すれば宜しいのか、念の為に教えて頂きたいです。(少しでも早く次に進みたいと思いまして)
どうぞ、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
PGT-Aのメリットは、胚盤胞が多い場合には妊娠までの時間短縮になることと、流産率を低下させる意義はあります。デメリットは、費用がかかることと、PGT-Aの影響でその胚の妊娠率が低下する可能性があることです。なお、PGT-Aで正常胚が増えるものではないので、子供を得られる可能性が高くなるものでははないことは理解して頂く必要があります。したがって出産までの時間短縮が目的ならばPGT-Aを受ける意義はあります。
次回は生理開始10~12日目の来院で結構ですよ。自然周期での胚移植でよいと思います。順調にいけば7月上旬になる可能性が高いと思います。
いつもお世話になっております。
今月生理が来たら、体外受精を始めようと考えています。
恐れ入りますが、排卵誘発方法について質問させてください。
①マイルド法(内服+注射)とPPOS法とで受精卵になる確率に違いはありますか。
②マイルド法(内服+注射)で全く採卵できない割合も教えていただきたいです。
AMHが低いと、採卵数に影響ありますか。
③PPOS法と比較して、マイルド法(内服+注射)を選んだ時のデメリット・リスクについても教えてください。
④マイルド法(内服+注射)の場合、通常、その周期に移植しますか?全胚凍結して来月になりますでしょうか。
初めてで不安があり、色々と質問してしまいすみません。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
マイルド法とPPOS法での受精卵になる確率は同等を考えられます。一般論としては、採卵数が少ない分、マイルド法が採卵できない確率は高くなります。しかしその割合は個人差が大きく、何%とは言えません。AMHは採卵数に影響します。マイルド法のメリットは、卵巣に対してのストレスが少なくなります。デメリットは採卵数が少ない傾向にがあります。マイルド法の場合にはその周期にも移植できる可能性が高くなりますが、胚盤胞の場合には凍結した方が妊娠率が10%程度高くなります。したがって胚盤胞の場合には全胚凍結して次周期の胚移植をお勧めしています。
いつもお世話になっております。
また、先日は採卵、胚凍結ありがとうございました。4/16に採卵して頂き4/26に採卵後1回目の月経でした。4月MRワクチン接種のため次回周期から自然周期での胚移植をとのお話しでd11ぐらいに受診予定でしたがd35を過ぎても高温期に入らず採卵後2回目の月経が来ておりません。それまでは29日前後の周期でした。このまま月経を待っていた方がいいでしょうか?また、この先月経が来なかった場合どのぐらいで受診した方がいいか目安があれば教えて頂きたいです。
お忙しいと思いますがよろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
排卵誘発をしての翌周期ですので、通常は排卵が遅れて生理も遅れます。35日過ぎて生理が来ないことは正常な反応です。あと2週間様子を見て生理が来ないようならばおいで頂けますか。
はじめまして。掲示板を参考にさせていただきありがたく思います。
夫46歳・妻42歳AMH3.30になります。
(血管年齢は37歳)
着床前診断を考えております。
私の場合、1回の採卵で何個くらいとれて
検査に出せる胚はどれくらいだと思いますか?
またPGT-Aを行わなかった凍結済みの胚盤胞
を後で追加で実施する場合
再度融解凍結などを繰り返すことで通常行ってた1度のみの凍結融解よりも胚のダメージはかなり大きくなりますか?
後1度のPGT-A検査に何個くらい検査に出せば良いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
排卵誘発の方法にもよりますが、AMH3.3なので高刺激ならば10以上取れる可能性があります。受精率は60~80%程度でしょう。受精卵が胚盤胞になるのは、3~5個に1個程度です。そして胚盤胞ができた場合の、正常な染色体の胚盤胞は4~5個に1個です。したがって、採卵10個で正常な胚盤胞は1個ぐらいの目安になります。胚盤胞をPGT-Aに出すのは、最低5個程度は出すほうが良いと思います。いずれにしても年齢が最も重要な因子ですので、治療は急ぐことをお勧めいたします。
不妊治療でお世話になっております。
積極的に治療に望まれる方か多い中、初期段階の内容で恐縮ではありますが、調べる手段や質問できる場がなくご相談、投稿失礼いたします。
年齢的にも早急な決断が必要と理解はしつつ、未だ体外受精など人工妊娠への不安が払拭できず、ステップアップを躊躇しております。
エビデンスや数字が全てではないことを承知の上で
「体外受精」と「高齢での自然妊娠」における 奇形などのリスク発生率、比較
等といった文献は存在しますでしょうか。
今後、治療を継続するにあたり参考にさせていただきたく、ご教示いただけますと幸いです。
宜しくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
ご希望の文献は多数存在します。年齢とともに自然妊娠の確率は低下し、胎児の奇形、妊娠中毒症などの合併症リスクは高くなります。したがってそのリスクが心配ならば、早期の妊娠を目指すことになります。妊娠・出産を目指すことがご希望ならば、体外受精・人工授精なども積極的に利用するほうが良いと考えられます。いずれにしても判断を伸ばすことはリスクが上がるだけなので最も避けたい選択肢だと思いますよ。ご主人ともよくご相談ください。当クリニックでは、臨床心理士によるカウンセリングも受けていますので、ご利用してみてはいかがでしょうか。
お世話になっております。悩んでいましたがやはり先生のご意見をお伺いしたいと思い書き込みさせていただきます。
貴院でお世話になり、2022年に無事に子供を出産したあと、
2人目に向けて何度か移植・採卵をしましたが良い結果が得られず。
年齢が43歳になり、保険適用も使い果たし自費での通院でしたので、どこかで区切りを付けなければと、(うまくいった場合に)43歳のうちに出産が出来る時まで、と決めていました。
前回(今年の3月)これを最後にします、とお伝えし採卵していただきましたが、卵が育ちませんでした。
ただ、どうしてもどこかで諦められない気持ちがあり一度先生にお聞きしたいと思いました。
年齢が43歳であること。
AMHが低いこと。
チョコレート嚢腫があること。などから、やはりもう一度妊娠できる可能性は極めて低いでしょうか。
採卵数を増やせたりするものでしょうか。
何か今までと別の方法や可能性がありそうなら、もう一度だけ通院を考えたいと思っています。
お忙しいところ申し訳ございませんが、何かご助言いただけましたら
幸いです。よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
年齢と卵巣機能からすると、確かに多くの採卵数の可能性は高いとは言えません。採卵数が2~3個での挑戦になると思います。卵子の個数を増加させる方法は、確立されたものはありませんが、アシストワン・DHEAの内服、PFCーFD(血小板活性因子の卵巣内注入)、高濃度ビタミンC点滴、などを試してみることは可能です。その後は体重は維持できていますでしょうか?治療をご希望ならばおいで頂ければ詳しく説明し、再度挑戦するお手伝いは可能ですよ。