体外受精・顕微授精
初めまして。不妊治療開始してから掲示板を参考にさせて頂いています。
チョコレート嚢胞が左8センチ右5センチあります。
今は大学病院で採卵をしています。7回採卵行い良いグレードではないですが、右から採卵で初期胚6個と胚盤胞1個貯まり、腹腔鏡の手術の話が出ております。
しかしAMH0.55でした。手術すると今後採卵できなくなってしまうのではないかと思うとなかなか踏み切れないでいます。
年齢が今年40になるので早めに移植したいと考えています。
このような場合、一般的にはやはり手術が一般的なのでしょうか?
手術せず小さくして移植したりすることはあるのでしょうか?
手術すると取れなくなる可能性はあると言われているのですが、やはりそうなのでしょうか?
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
両側のチョコレート嚢腫を手術すると、かなりの確率で卵巣機能が低下します。その際には再度の採卵が困難になる可能性も十分にあります。悪性の可能性があるならば迷わず手術になると思います。しかし悪性の可能性が少ないならば、一時的な対処法ですが、両側のチョコレート嚢腫を吸引してアルコール固定をする選択肢もあり得ます。一時的に小さくして、すぐに胚移植をする考え方です。ただし、その選択の判断は担当医との十分な相談が必要になると思いますよ。
お世話になっております。
4月に妊娠判定ののち心拍が確認でき、卒業となったのですが、産院を受診した時には心拍が確認できず、流産となってしまいました。
5月21日に自然排出し、6月の初めには出血も治まりました。
年齢のこともあるため、可能であればすぐに不妊治療を再開し、また通わせていただきたいと思っております。
どのタイミングで伺えばよいでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
今回流産となりとても残念です。採卵には2回の生理をお勧めしますが、不妊治療はすぐに始めてもよいと思います。都合の良い時においで頂けますか。できることからすぐに開始いたしましょう。
いつもお世話になっております。今回の胚盤胞移植で心拍2回まで確認できましたが、その後先日の診察で心拍停止との診断でした。今は自然排出待ちになります。
凍結胚を使い切ったので体外受精の場合はまた採卵からになります。取り急ぎアシストワンを再開しましたが、前回妊娠陽性になってから4週間ほど中止していたので、卵子の成熟を考えると次回採卵まで3ヶ月後程度空けた方が良いでしょうか。
今回で流産3回目になるため、もうこれ以上流産したくないという思いもあり、次回PGT-Aも検討しています。今後の方向性について色々な選択肢を模索中ですが、他にもまだ試していないもので効果的と思われる事や、今後の方針についてアドバイス頂けますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
今回心拍まで確認できたものの流産となりとても残念です。採卵は流産後2回の生理は待つことをお勧めしています。年齢もありますので、そのスケジュールでいかがでしょうか。アシストワンは継続してください。PGT-Aは流産減少としては有効な手段です。次回来院時にお申し出頂けますか。不育症の検査などの再検査はおこなう予定です。
いつもお世話になっております。
この前は、体外受精での診察をして頂きありがとうございました。
診察後、質問したいことがまた出てきたので掲示板を利用させて頂きます。
①体外受精での受精方法について
夫の今までの精子の状態だと、基本的にはふりかけ法になると考えて良いでしょうか?AIHの時も精子の状態はバラけており、白血球が多いこともありました。ただし、運動率はそこまで悪くなかったように思います。
また、これから採卵に向けて精子の状態を少しでも良くするためにできることはありますか?夫には、少しでも睡眠時間を増やして、飲酒する量を減らすよう伝えています。
②先進医療について
診察後、先進医療についての資料を拝見しました。その中でSEET法、タイムラプスが気になっています。
ネットでも検索したところ、
SEET法については初回ではやらない場合が多い、タイムラプスは顕微授精の方に勧めることが多いという記載をみたので、今回は初回ですし何もせずに進めた方が良いでしょうか?先進医療の内容を見るととても良いもので、どうするか迷っています。高橋先生の意見を聞きたいです。
③貴院の動画では、個別管理する無加湿型インキュベータがあると紹介がありました。しかし、通常の加湿型インキュベータの紹介もありました。希望をしなくても、培養は無加湿型インキュベータで行われますか?
以上になります。
お忙しいとは思いますが、ご回答頂けると幸いです。
高橋敬一院長からの回答
基本的に精子は問題ないようなので、採卵日の精子に問題なければふりかけ法になります。通常に性交渉をお持ちいただいて結構ですよ。先進医療は現在データを採取中の技術です。これをおこなうことで、効果が保証されているものではありませんので、基本的には従来法でうまくいかない方に試してみる技術、の位置づけです。初回の場合にはまだ行わなくてもよいと思いますよ。基本は無過失型のインキュベーターを使用しています。
いつもお世話になっております。
先日は、採卵ありがとうございました。採卵数が多かった分OHSSが心配でしたが、今のところ体調は落ち着いています。
ただ、採卵後3日目くらいから、陰部の痒みやおりものの増加等といったカンジダのような症状があります。第一子妊娠時(7年前)に何回もカンジダを繰り返していましたが、出産以降は再発していませんでした。
現在、採卵に伴い抗生物質を飲んでいるので、それが原因かなと考えていますが、次回受診時に診ていただくことは可能でしょうか。
まだ生理が来ておらず、何日に受診できるかわからないため、それまで症状を抑えるためにできることはありますでしょうか(市販薬の使用、おりものシートは使わない、洗う時は水で軽く等でしょうか)。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
採卵後に抗生剤を使用しましたので、カンジダの可能性はあります。次回に診察可能ですので、症状がある場合にはお申し出ください。記載の方法でもよいですが、症状がひどい場合にはおいで頂ければすぐに診察いたしますよ。
本日はお世話になりました。
先生にご説明頂き、また頑張っていきたいと思います。
帰宅後に考えたのですが、今度採卵を行うことになった際、今の私の状況でPGT-A(着床前診断)を行うメリット・デメリット等はいかがでしょうか?
(全て自費で採卵や移植というお話は伺いました)
費用はかかるかもしれませんが、流産を回避して、出産までにたどり着ける時間が短くなるのならやってみたいと考えております。
先生のご意見を伺えますと有り難いです。
また次回の診察のお話です。2回生理が終わったあとの、生理開始後10日頃に受診で宜しいでしょうか。自然周期にて移植という予定で合っていますか。(再度確認させて頂き、申し訳ありません)
ちなみに、次回生理はおおよそ7月頭頃になるのでしょうか?
いつ頃までに、生理がこなかったら受診すれば宜しいのか、念の為に教えて頂きたいです。(少しでも早く次に進みたいと思いまして)
どうぞ、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
PGT-Aのメリットは、胚盤胞が多い場合には妊娠までの時間短縮になることと、流産率を低下させる意義はあります。デメリットは、費用がかかることと、PGT-Aの影響でその胚の妊娠率が低下する可能性があることです。なお、PGT-Aで正常胚が増えるものではないので、子供を得られる可能性が高くなるものでははないことは理解して頂く必要があります。したがって出産までの時間短縮が目的ならばPGT-Aを受ける意義はあります。
次回は生理開始10~12日目の来院で結構ですよ。自然周期での胚移植でよいと思います。順調にいけば7月上旬になる可能性が高いと思います。
いつもお世話になっております。
今月生理が来たら、体外受精を始めようと考えています。
恐れ入りますが、排卵誘発方法について質問させてください。
①マイルド法(内服+注射)とPPOS法とで受精卵になる確率に違いはありますか。
②マイルド法(内服+注射)で全く採卵できない割合も教えていただきたいです。
AMHが低いと、採卵数に影響ありますか。
③PPOS法と比較して、マイルド法(内服+注射)を選んだ時のデメリット・リスクについても教えてください。
④マイルド法(内服+注射)の場合、通常、その周期に移植しますか?全胚凍結して来月になりますでしょうか。
初めてで不安があり、色々と質問してしまいすみません。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
マイルド法とPPOS法での受精卵になる確率は同等を考えられます。一般論としては、採卵数が少ない分、マイルド法が採卵できない確率は高くなります。しかしその割合は個人差が大きく、何%とは言えません。AMHは採卵数に影響します。マイルド法のメリットは、卵巣に対してのストレスが少なくなります。デメリットは採卵数が少ない傾向にがあります。マイルド法の場合にはその周期にも移植できる可能性が高くなりますが、胚盤胞の場合には凍結した方が妊娠率が10%程度高くなります。したがって胚盤胞の場合には全胚凍結して次周期の胚移植をお勧めしています。
いつもお世話になっております。
また、先日は採卵、胚凍結ありがとうございました。4/16に採卵して頂き4/26に採卵後1回目の月経でした。4月MRワクチン接種のため次回周期から自然周期での胚移植をとのお話しでd11ぐらいに受診予定でしたがd35を過ぎても高温期に入らず採卵後2回目の月経が来ておりません。それまでは29日前後の周期でした。このまま月経を待っていた方がいいでしょうか?また、この先月経が来なかった場合どのぐらいで受診した方がいいか目安があれば教えて頂きたいです。
お忙しいと思いますがよろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
排卵誘発をしての翌周期ですので、通常は排卵が遅れて生理も遅れます。35日過ぎて生理が来ないことは正常な反応です。あと2週間様子を見て生理が来ないようならばおいで頂けますか。
はじめまして。掲示板を参考にさせていただきありがたく思います。
夫46歳・妻42歳AMH3.30になります。
(血管年齢は37歳)
着床前診断を考えております。
私の場合、1回の採卵で何個くらいとれて
検査に出せる胚はどれくらいだと思いますか?
またPGT-Aを行わなかった凍結済みの胚盤胞
を後で追加で実施する場合
再度融解凍結などを繰り返すことで通常行ってた1度のみの凍結融解よりも胚のダメージはかなり大きくなりますか?
後1度のPGT-A検査に何個くらい検査に出せば良いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
排卵誘発の方法にもよりますが、AMH3.3なので高刺激ならば10以上取れる可能性があります。受精率は60~80%程度でしょう。受精卵が胚盤胞になるのは、3~5個に1個程度です。そして胚盤胞ができた場合の、正常な染色体の胚盤胞は4~5個に1個です。したがって、採卵10個で正常な胚盤胞は1個ぐらいの目安になります。胚盤胞をPGT-Aに出すのは、最低5個程度は出すほうが良いと思います。いずれにしても年齢が最も重要な因子ですので、治療は急ぐことをお勧めいたします。
不妊治療でお世話になっております。
積極的に治療に望まれる方か多い中、初期段階の内容で恐縮ではありますが、調べる手段や質問できる場がなくご相談、投稿失礼いたします。
年齢的にも早急な決断が必要と理解はしつつ、未だ体外受精など人工妊娠への不安が払拭できず、ステップアップを躊躇しております。
エビデンスや数字が全てではないことを承知の上で
「体外受精」と「高齢での自然妊娠」における 奇形などのリスク発生率、比較
等といった文献は存在しますでしょうか。
今後、治療を継続するにあたり参考にさせていただきたく、ご教示いただけますと幸いです。
宜しくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
ご希望の文献は多数存在します。年齢とともに自然妊娠の確率は低下し、胎児の奇形、妊娠中毒症などの合併症リスクは高くなります。したがってそのリスクが心配ならば、早期の妊娠を目指すことになります。妊娠・出産を目指すことがご希望ならば、体外受精・人工授精なども積極的に利用するほうが良いと考えられます。いずれにしても判断を伸ばすことはリスクが上がるだけなので最も避けたい選択肢だと思いますよ。ご主人ともよくご相談ください。当クリニックでは、臨床心理士によるカウンセリングも受けていますので、ご利用してみてはいかがでしょうか。
お世話になっております。悩んでいましたがやはり先生のご意見をお伺いしたいと思い書き込みさせていただきます。
貴院でお世話になり、2022年に無事に子供を出産したあと、
2人目に向けて何度か移植・採卵をしましたが良い結果が得られず。
年齢が43歳になり、保険適用も使い果たし自費での通院でしたので、どこかで区切りを付けなければと、(うまくいった場合に)43歳のうちに出産が出来る時まで、と決めていました。
前回(今年の3月)これを最後にします、とお伝えし採卵していただきましたが、卵が育ちませんでした。
ただ、どうしてもどこかで諦められない気持ちがあり一度先生にお聞きしたいと思いました。
年齢が43歳であること。
AMHが低いこと。
チョコレート嚢腫があること。などから、やはりもう一度妊娠できる可能性は極めて低いでしょうか。
採卵数を増やせたりするものでしょうか。
何か今までと別の方法や可能性がありそうなら、もう一度だけ通院を考えたいと思っています。
お忙しいところ申し訳ございませんが、何かご助言いただけましたら
幸いです。よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
年齢と卵巣機能からすると、確かに多くの採卵数の可能性は高いとは言えません。採卵数が2~3個での挑戦になると思います。卵子の個数を増加させる方法は、確立されたものはありませんが、アシストワン・DHEAの内服、PFCーFD(血小板活性因子の卵巣内注入)、高濃度ビタミンC点滴、などを試してみることは可能です。その後は体重は維持できていますでしょうか?治療をご希望ならばおいで頂ければ詳しく説明し、再度挑戦するお手伝いは可能ですよ。
こんにちは。はじめまして。いつも掲示板を拝見させていただいています。
3年前にこどもを顕微受精で出産し、第二子任活を始めようと思っています。
1人目の時に凍結した卵を使い切っているので、また1からのスタートになります。
これから採卵するにあたって、仕事の状況考慮し、夏頃と考えています。
質問です。
・貴院に転院し、夏ごろに採卵したい場合、初診はいつ頃すれば良いのでしょうか?
・過去人工授精を3度して陰性になり、顕微受精した経緯があります。採卵までに人工授精をするかどうか悩んでいます。
お忙しいところ恐縮ですが、ご意見等いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
お子様が誕生されておめでとうございます。夏頃ならば6月のうちに検査はしておく方が良いでしょう。問題があれば対処する必要があります。一方、保険の事を考えると、42歳までは3回の保険が適応されます。体外受精関連への保険の使用をお考えならば、治療開始は一刻も早い方が良いかもしれません。ご希望ならば人工授精から開始もあり得ますが、43歳になると体外受精関連は自費となります。人工授精は43歳以上でも保険は適応されます。その中での治療方針はご主人とよくご相談ください。
いつもお世話になっております。
次のステップとして体外受精を考えているのですが、費用面について質問させてください。
料金表を見ると色々な項目で料金が細々とわかれているのですが、これは全て終わった後に一括で支払うことというのはできるのでしょうか?
というのも、できれば高額医療費制度を利用してできるだけ負担を減らしたいと考えていて、
高額医療費制度は一カ月で支払った料金で適用されるかが決まると思うのですが、もしこれを項目ごとに細々支払うとなると高額医療費の適用外になってしまうんではないかと思っていまして…
どうぞよろしくお願いします
高橋敬一院長からの回答
費用の面でいろいろわかりにくいと思います。大変申し訳ありませんが、基本的には医療費はその都度の支払いをお願いしております。ご理解のほどよろしくお願い致します。
こんにちは
子宮筋腫がありずっとピル服用。(妊娠には問題ないと言われました)
妊活の為にピルを2025年2月に辞めるが生理来ず、婦人科に行きフラノバール7日間出してもらい、5/17から生理がありました。
生理が来た後に妊娠希望とのことで検査をしました。
生理3日目と5/16(この日にAMHの採血)
5/21と受診しましたが、子宮の厚みがあまりなく、まだ排卵しなさそう。
AMH0.03 で自然妊娠は厳しいと体外受精ができる病院を勧めれ、貴院を検討しております。
長期ピルユーザーだと一時的にAMHが下がる。自然排卵までに時間がかかる事もあると伺ったのですが、妊娠を希望するのならばできるだけ早く体外受精できる病院へ。と言われました。
診てみないことにはわからないとは思うのですが、体外受精以外での妊娠は難しそうでしょうか?
体外受精でも厳しいようであっても、貴院へ受診すれば診て頂くことは可能でしょうか。
お忙しいところ恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
ピルを長期間使用した場合にはAMHが低くなることはあります。しかし、2月にピルをやめているので、AMH0.03はピルの影響よりも年齢による可能性が高いと推測されます。検査を受けていないようなので一般論になりますが、自然妊娠の可能性は1回の排卵で1~2%程度、体外受精で5%程度だと推測されます。治療をご希望ならばクリニックへでの受診はお受けしますので早めにおいで頂けますか。
いつもお世話になっております。
人工授精を2回行い、今月末3回目を行う予定です。
もし今回も上手くいかなければ、次回から体外授精したいと思っています。
体外授精の排卵誘発方法についてはマイルド法かPPOS法で迷っており、また診察の際にご相談させて頂きたのですが、
人工授精にあたり、今月の生理3日目から排卵誘発剤フェマーラを服用していました。
その場合でも6月から体外授精は可能でしょうか。1カ月休ませる必要がありますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
フェマーラ程度ならば問題ありませんよ。ただし卵巣機能が低下気味なので、生理中の超音波検査で、卵胞数を確認してから判断することになります。
高橋先生の意見をお聞きしたくて書き込みさせていただきました。お返事いただけると幸いです。
妻28(amh0.7)
夫32(重度男性不妊 : 顕微授精ギリギリの数)
治療歴(3回転院)
1.採卵① 凍結0
採卵② 凍結1 (3bc)→移植❶陰性
採卵③ 凍結0
2.採卵④ 新鮮初期胚1(グレードII)→移植❷陰性
採卵⑤ 凍結0
採卵⑥ 凍結0
3.採卵⑦ 凍結1(4ba.AIスコア7.8)→移植❸陰性
3に転院後、1回目の採卵で1つ凍結できましたが、全体的に胚盤胞到達率が低いです(毎回5.6個採れてほとんどが分割胚まで成長したあと停止)。
❸陰性後、先生からは、奥様側の検査はしなくて良いと、着床しなかったのは染色体異常の可能性が高いと思う。検討するなら、精子初見が悪いからTESE手術の検討が先、とのことです。手術は検討しつつ(すぐに手術の予約はできないようで)、次の周期も同じやり方でまた採卵からやっていきましょう、とのことでした。
●私の検査は本当に必要ないのでしょうか?
●夫はTESE手術の必要性や効果は高いでしょうか?
● 胚盤胞到達率が低い原因、着床しない原因、私たちの場合は何が考えられますでしょうか?
●年齢的に移植3回目には8.9割が妊娠できると聞きますが、高橋先生なら今後の治療方針はどうされますか?
長文となり、申し訳ございません。お忙しいところ恐縮ですがご意見いただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
実際には担当医との十分な相談が必要です。体質や検査結果がわからないので一般論になります。少しでも良い卵子、胚盤胞の改善を期待するならば、当クリニックでは積極的に検査・治療をおこないます。タンパク質、コレステロール、亜鉛、銅、ビタミンD、C、DHEAs、ホモシステインなどです。そのうえで、アシストワンなどのマルチビタミン、DHEA、メラトニン、などの使用を検討します。子宮鏡は受けていますか?TESEは、精子がかなり悪いならば検討する価値はありますが、夫へのアシストワンなどの高濃度のビタミンも試して良いと思いますよ。
はじめまして。2人目の不妊治療中の34歳です。いつも掲示板を拝見させていただいております。
これまで1人目のときから合わせて採卵3回、移植4回しております。これまで(第1子も含め)1度も胚盤胞で凍結できたことがありません。採卵数と凍結状況は下記のとおりです。
1回目:採卵数25個、受精数15個、未熟・変性卵4個→3日目グレード2初期胚1個凍結
2回目:採卵数10個、受精数4個、未熟・変性卵2個→3日目グレード2初期胚2個凍結
3回目:採卵数17個、受精数10個、未熟・変性卵6個→グレード2初期胚3個凍結
※すべてアンタゴニスト法
通院中の病院の医師には第1子のときから何か悪くなってるわけではなく、ずっと変わらない。年齢的にはもう少し良い卵が凍結できてもよいはずだけど、、、と言われています。
今度、4回目の採卵(ショート法)を控えているのですが、次こそ1つでも胚盤胞を凍結するために、サプリメントの摂取など何かできることを試してみたいと考えているのですが、このような状況でおすすめのものはありますでしょうか?
また、夫(44歳)は多少曲線速度が遅いくらいで特に目立った異常はないのですが、胚盤胞まで育たない原因は夫の年齢も関係がありますでしょうか?
文章が大変長くなり、申し訳ありません。
お忙しいところ恐縮ですが、何かアドバイスをご教示いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
年齢を考えると確かに凍結胚盤胞が得られないのは、卵の質が不良と考えられます。夫の年齢も関係はしますが、見た目で問題なければあまり気にする必要がないでしょう。体重や具体的なデータがないので一般論になります。良い卵子を作るには、まずはタンパク質摂取と血流改善になります。サプリメントは、単剤でよくなるものではなく、当クリニックでは高濃度マルチビタミンの「アシストワン」をお勧めしています。千葉アンチエイジング研究所のホームページで注文可能ですよ。卵子が成熟するには80日ほどかかるとされますので、早めに開始してみてください。アシストワンを基本にして、更に加えるならば、睡眠ホルモンのメラトニン、漢方薬に近いのですがヒシエキスの「プレグナ」があげられます。試してみてください。
いつもお世話になっております。
4月に採卵で質の良い受精卵が得られず、その後採血でDHEA-S、AMHの値を確認しました。AMHは高めだがDHEA-S80台のためサプリを5/9から1カプセルで飲み始めました。次の採卵は6〜7月頃を考えてますが短期間でも2カプセル飲まない方が良いか。
また、アシストワン摂取してますがZn値が基準値を下回り、補充を考えてますがどのくらいの摂取が適当か。
以上2点悩んでおり、お忙しいところ恐縮ですがアドバイスいただけたら幸いです。
高橋敬一院長からの回答
今回、良好な胚盤胞ができなく残念です。卵子が成熟するには80日ほどかかります。体調が不良であった影響もあるかもしれません。対策はアシストワンと、DHEAは2カプセル飲んだ方が良いでしょう。アシストワンにも亜鉛が入っていますが、それでも低値ですので、亜鉛を15~30㎎追加してもよいと思います。またコレステロールが低いですので、たんぱく質や良質の油(動物性脂質、EPA,オリーブオイル、亜麻仁油、ココナッツオイル、MCTオイル、しそ油など)をしっかりと摂取してくださいね。
いつも、掲示板を拝見しております。また、先日も妊活webセミナーにも参加させていただきありがとうございました。
既に2回採卵しており、それぞれ1つずつ(4BA/4BB)の胚盤胞ができ、移植しましたが着床せず、先日3回目の採卵を高刺激で行いました。
成熟卵11個、未熟卵3個、変性卵5個でした。
結果、5日目4ABが1個、6日目4CCが3個、3CCが1個でした。
病院の方針により、①4ABと②4CC×2(同時移植)の2回分を凍結しました。
年齢の割に変性卵も多く、良好胚盤胞への到達率が低いですが、今後どのような検査を行うべきでしょうか?
また、この2回が陰性だった場合、保険適用が残り2回になります。
次の採卵でも良好胚盤胞が1つだけしか出来なかった場合、移植する勇気が持てません。良好胚盤胞2個移植を計画して、2個以上凍結できるまで採卵はできないのでしょうか?
他院での話にも関わらず大変恐縮ですが、ご教示頂けると幸いです。
宜しくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
年齢の割に、今回の胚の状態は確かにやや不良ですが、胚盤胞の数はあります。採卵時に編製卵が5個あったので、卵子自体があまりよくな状態だったのでしょう。今回たまたまそうであった可能性はあります。それ以外は体重、体質、たんぱく質、コレステロール検査、ビタミン剤投与、血流改善策、などもあり得ますが、これは担当医との相談になります。残りの胚がCCのみの場合には、再度採卵をおこなうことは許容される可能性があります。これも担当医と相談してみてくださいね。
遠方在住の為、メッセージにて失礼致します。9月ごろ、千葉市に引っ越す予定で、体外受精でお世話になりたいなと思っております。
受精卵を子宮に戻すのは千葉に引っ越してからを希望しているため、現在通院中の九州の病院か、高橋ウィメンズさんで採卵をして頂くか悩んでおります。
九州で採卵する場合、受精卵を千葉に運ぶリスクがあります。一方、千葉で採卵する場合、4ヶ月後にはAMHの値がさらに下がってしまう懸念があります。
私は2018年9月に1人目を出産しました。再婚後、2人目を考えるにあたり、2024年9月にAMHの検査をしたところ0.98でした。その後、3ヶ月ごとに検査していますが、0.89、0.72と数値が下がってきております。
妊活をはじめてからまだ数ヶ月しか経っておらず、自然妊娠を狙いたい気持ちも強いですが、AMHの値が気掛かりです。
一刻も早く体外受精に踏み切るべきか、千葉に引っ越してからでも間に合うか、院長先生のご意見をお伺いできませんでしょうか?
子供が欲しい気持ちは強いですが、採卵などもリスクが大きいことを知り、体外受精に踏み出せずにおります。
アドバイスを頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
9月に引っ越しなので、採卵をどちらでするか迷っているのですね。判断は難しいでsね。正解はご本人の考え方次第です。一般的には、まだ妊活間もないようなので、子宮卵管造影検査と子宮鏡、精液検査などをして問題なければ、性交渉を増やして、9月まで自然妊娠を目指して良いと思います。千葉に来たならばその後はAMHが低いので、体外受精も考えて治療を急ぎましょう。もしAMHの値が心配ならば、すぐに体外受精をおこない、転居前に1~2回胚移植をおこなってもよいと思いますよ。