習慣流産・不育症の書き込み

習慣流産・不育症

No.12170 tomi

カテゴリ: 習慣流産・不育症

はじめまして。
いつも掲示板を見させていただいてます。

現在、体外受精にて妊娠し29週目を迎えた者です。
今回の妊娠前に2度の流産と胎児奇形による人工死産を一度経験しています。
そのため、非妊娠時に不育症の検査を一通り行っており、その結果プロテインS活性が53%ということが分かっています。

今回の妊娠はバファリンを服薬していたおかげもあるのか妊娠後期まで辿り着きましたが、バファリンの服薬は28週までとのことで現在服薬を止めたところです。
服薬を止める際に再度プロテインS活性を測定したところ54%になっており、様々な文献やサイトを調べたところ妊娠時にはプロテインS活性は下がるとの情報を得ましたが、私の場合は下がるどころか現状維持のままでした。

このように非妊娠時と妊娠時でプロテインS活性の値が横ばいであることはあり得るのでしょうか?
再度採血を依頼したほうがいいのか悩んでいます。
現在通院している病院では曖昧な回答しかいただけなかったので、高橋先生にご回答をいただけたら幸いです。

よろしくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

今回は29週まで継続しているようで何よりです。さて、プロテインSの活性ですが、これは結構変動があります。前回53%で、今回54%、は決しておかしな値ではありません。前回が低めであった可能性や今回が高めである可能性もあり、この2点のみで判断はできないのですね。実際には、前回の2回の流産や胎児奇形の原因がプロテインSと関係するかどうかも明確ではないのです。今の施設のおこなっていることはおかしな事とは言えません。今後は慎重に頻回に経過を見て頂き、もし成長の停滞などが疑われるときには早めの帝王切開なども考えてもらって下さいね。

No.12169 なお

カテゴリ: 凍結胚移植 習慣流産・不育症

横浜で治療しています。
現在35歳で、今年36歳になります。
33歳から人工授精3回し全て陰性。その後自然妊娠し7週で心拍確認し8週で稽留流産し手術。その後タイミング測るも妊娠せず。体外受精し、6個凍結。5AAを自然周期で移植するも陰性。その後ホルモン補充で5AA(高ヒアルロン酸培養)で妊娠。心拍確認し9週で稽留流産し手術。2周期あけて再度ホルモン補充で4AA移植し陰性。子宮内膜も10mmでした。残り3個の凍結胚があります。不育症の検査は採血できる項目のみ実施し異常なし。流産した際に染色体検査は実施できる医療機関がなくできていません。着床前診断を自費でやるべきかそのまま移植を継続するか悩んでいます。仕事との両立を考えると転院も現実的ではありませんが検討中です。
➀子宮内検査をしたほうがよいか?
➁3回移植しうまくいかないため、着床前診断をしたほうがよいか。
先生のご意見伺えると嬉しいです。

高橋敬一院長からの回答

2回の流産でとてもご不安になっているのですね。流産の原因はほとんどが偶然おきた胎児の染色体異常です。2回妊娠ているので子宮内の検査は一般的には不要です。2回の流産は珍しいものではないので、一般的には着床前診断も必要とは言えません。医学的には、すでに不育症の検査も受けているようなので、そのまま移植を続けても良いと思いますよ。もし追加して受けるならば、子宮鏡検査(と、お二人の染色体検査は済み?)になると思います。一方、①②はは無駄ではないので、意義が高いとは言えませんがご不安ならば受けてみる選択肢もあり得ます。

No.12153 52926

カテゴリ: 流産 習慣流産・不育症 不妊症と年齢

いつもお世話になっています。
先日2度目の稽留流産の診断がありました。
今回貴院で手術をお願いしており、その際に絨毛検査もお願いしていますが2度目ということもあり、今後のためにも不育症検査を受けるべきではないかと考えていますがどのように判断されますでしょうか。
また、検査は手術後どのくらいで可能となりますか。
現在、凍結できている卵もないため何を最優先に行なうことが良いのか、年齢もあるので悩んでおります。

高橋敬一院長からの回答

前回の流産は、胎児の染色体異常が原因でした。今回の絨毛染色体の検査次第でもありますが、胎児の染色体異常が主因ならば、不育症の検査が必須とは言えません。不育症の検査は、術後1週間後に来院して頂きますが、その日以降にいつでも検査可能ですよ。実際にはあ、年齢による染色体異常の増加が問題なので、早期の妊娠に向けての治療が治療方針とも言えます。

No.12151 mi.

こんにちは。
いつも何かある度にこの質問掲示板を見させていただいています。

わたしは原因不明不妊で昨年の4月から体外受精を始め、約1年の間に4回妊娠し全て初期流産となりました。3回目が8週で稽留流産だったことをきっかけに色々検査をし、胎児に染色体異常がなかったこと、わたし自身が抗リン脂質抗体症候群であることがわかりました。(3ヶ月後再検査も陽性)

4回目の妊娠はアスピリンとヘパリン注射を使用しましたが、心拍確認前に大量出血で自然排出。

通っている病院の先生は、できることは全てやっているから今回は胎児側に問題があったと思うしかない。繰り返し移植するしかないと言っていましたが、次が保険適用内で最後の移植となりわたし自身はそこで体外受精を終わる予定でいます。

そこで質問です。
子宮鏡検査とTRIO検査は行っていませんが、移植の前に検査するべきでしょうか?
通っている病院では、着床率がいいのでTRIO検査は必要ないと思う。子宮の状態も何か異変があればいつものエコーでわかるから必要ないという考えのようです。

先生の意見もお聞きしたいです。
よろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

流産が続いてお辛いことと思います。一般的なお話になりますが、今回の流産は心拍確認前であり、抗リン脂質抗体症候群での流産としては早すぎる時期です。推測の範疇ですが胎児の染色体に問題があった可能性が高いと思います。一方、子宮内の状況は、必ずしも超音波検査で分からないkともありますので、当クリニックでは子宮鏡も検査をおこなっています。TRO検査は当院では採用していませんが、妊娠しているのでERA検査は不要です。本来は、TRO検査は着床しない方が対象なので、今回では無意味とは言えませんが、本来の目的とは異なる検査であるので推奨するものではないでしょう。追加検査としては念のための子宮鏡をできればして頂き、アスピリンとヘパリンで対応して良いと思いますよ。まだ30歳であり、抗リン脂質抗体症候群の治療は、今回が1回目であったのですね。今回の流産は胎児の染色体の原因であった可能性が高いと思いますので、諦めずに頑張ってみては如何でしょうか。

No.12149 52826 めんたいちーず

カテゴリ: 妊娠初期 習慣流産・不育症

先生、大変お世話になっております。
先日、そちらを卒業し、現在10週なのですが、前回の自然妊娠時の流産時と同様、急につわりが無くなってしまい(軽くなったというよりは0になった)不安な日々を過ごしています。
9wにて妊娠糖尿病の検査を行い、数値が105だったため再検査を受けました。(ただし、食後1時間弱経過していたため、食事の時間が不適切だったのでは、と言われています)つわりで飴をずっと舐めていたので高血糖だったのも良くなかったのでしょうか。
来週、心配なのでかかりつけ産院で妊娠継続しているか、妊娠糖尿病の結果はどうかを確認する予定です。
さて、ここからが本題なのですが、
もし、今回も流産となってしまった場合、またそちらでお世話になりたいと思っています。
1.不育症の検査は貴院でできるか、どんな検査をするか、いつ病院にかかればいいか
2.不育症検査後に初期胚を戻すか、PGTーAの検査は可能か(新しく採卵する事も含め)
3.不育症やPGT-Aを行わずとにかく採卵し、残り4回の移植を繰り返した方がいいのか。
4.基本的には染色体異常と思っているのですが、染色体異常の検査?はそちらでも行っているのでしょうか。

先生のお考えをお伺いしたく存じます。
お忙しい中とは思いますがどうぞよろしくお願いします。
末尾になりますが、暑くなってきましたのでご自愛くださいませ。

高橋敬一院長からの回答

妊娠初期でとてもご不安なのですね。まだ流産が決まっているのではないのですが、良くない方向に考えていますよ。まずは次週の検査を待ちましょう。もし必要ならば、当クリニックでの不育症の検査は可能です。お二人の染色体分析、糖尿病、血液凝固能などを検査致します。PGT-Aは可能ですが、採卵から自費の状態になります。採卵やPGT-Aについては、今回の流産、不育証検査結果などをみてからの判断になります。流産の原因としての染色体異常は胚の染色体異常のことであり、不育症の染色体の検査はお二人の染色体異常の有無であり、どちらも当クリニックでもおこなえますが、検査自体は異なるものです。まずは次週の検査を待って下さいね。

No.11968 53910

カテゴリ: 妊娠初期 習慣流産・不育症

いつもお世話になっています。
4/12の診察で心拍はあるが、胎芽の成長が遅いと診察され1週間後に再診察の予定です。
以前他の病院で不育症検査をした所、IgM(Units)が29.4、IgG (Units)が18.3、IgM(OD)が0.598と高めと判定されていました。
今週期は服用していませんでしたが、今からでもバイアスピリン100mg錠を服用した方が良いでしょうか。服用する場合、飲み方も教えていただけると幸いです。
ご確認よろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

人工授精での妊娠/出産経験があり、当クリニックの検査では問題なかったので、バイアスピリンの必要性はないと判断しています。ただし、この値が問題であっても、今回は妊娠6週での成長も遅いようでしたので、今回の状況に影響した可能性はあまりありません。また今からバイアスピリンを使用しても効果はありません。いまは経過をみて頂けますか。

No.11916 ai

カテゴリ: 習慣流産・不育症 不妊症検査

いつも掲示板拝見させて頂いています。
お忙しいところ申し訳ありませんがお聞きしたいことがあります。
2月に反復流産をしました。
前回今回どちらも心拍確認後の流産です。
出産経験は3年前に1度長女を出産しています。

不育症検査をすすめられまずは保険内の採血をしました。
子宮鏡検査も予定しているのですが、卵管造影、通水の経験があるのですが激痛で直後は嘔吐してしまいました。
子宮鏡検査もとても怖いです。
流産しましたが着床していても子宮鏡検査は受けないといけないのでしょうか?
先生のご意見をお聞きしたいです。
よろしくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

反復流産でご不安のことと思います。しかし、子宮鏡検査にもためらっているのですね。他施設のやり方を私がコメントはしにくいのですが、当クリニックでは子宮鏡検査は痛み止めなしでおこなえています。一般的には子宮卵管造影検査のような痛みがなくおこなえる検査です。不育症の検査としては子宮鏡検査も受けることをお勧めしています。子宮内癒着があると反復流産につながるのです。

No.11880 うるおす

カテゴリ: 流産 習慣流産・不育症

現在妊娠11週です。
過去に2回7週で稽留流産をしており(心拍確認後、胎嚢のみそれぞれ1回ずつ)
不育症検査の結果、現在アスピリンとヘパリンを使用しております。
最後の検診が9週5日で胎児の大きさは31.3mm、心拍数も問題なしとのことでした。次の検診が12週に入ってからなので少し先になるのですが、過去の経験からか毎日不安になってしまいます。
今のところ出血や、強い下腹部痛などはありません。つわりも吐くほどではなく、仕事もできていますが、10週過ぎからなんとなく体調が楽になったような気がしています。
稽留流産の場合、自覚症状がないまま検診のエコーで発覚することが多いため、とても心配です。10週過ぎてからの自覚症状のない流産率ってどれくらいなのでしょうか?よくあることなのでしょうか。
ネットの情報はいろいろ多過ぎて余計に不安を煽られてしまい、先生にお聞きしてみたく書き込みさせていただきました。
お忙しいところ申し訳ありませんがご回答いただけますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

妊娠10週まで何の問題もなく、その後に流産する可能性はおよそ2%程度です。とてもご不安なのですね。報告により多少の前後はあると思います。まずは今診て下さっている担当医に質問してみては如何でしょうか。

No.11865 イク

カテゴリ: 妊娠初期 習慣流産・不育症

初めまして。不妊不育専門の高橋先生の見解を伺いたく質問させていただきました。
体外受精、胚盤胞移植で妊娠し現在10週です。
以前に7週稽留流産したため(染色体正常でした)
不育症検査をし、プロテインs活性23%と低くその後の移植はバイアスピリン服用。アスピリンにより今回ここまで継続できたのではと思っておりますが、先日不妊CLを卒業し産院にいくと、抗リン脂質異常ではないことを理由にバイアスピリンを終了されました。
この後の流産、死産が不安なのですが先生としてはアスピリン継続した方が良いと思いますでしょうか。
再度アスピリン処方お願いすべきでしょうか。

高橋敬一院長からの回答

すでに妊娠中は通院している医師の元での診察を受けていらっしゃいます。したがって私が今の治療にコメントはできません。一つの考え方を一般論として述べます。妊娠7週の流産とプロテインS低下は実際に原因かどうかは不明です。流産としては早すぎると思います。またプロテインS活性は動くものですので、もし1回しか検査していないならば再検査をする意義はあります。一方、抗リン脂質抗体症候群の定義にプロテインS欠乏は関係ありませんが、プロテインSが本当に低い場合にはアスピリンが使用されます。担当医にとても不安なことを述べて、プロテインSの再検査や副作用のほとんどないアスピリンの使用を希望していることを述べてみては如何でしょうか。それでも希望に添えない場合には転院もありうるのかも知れません。

No.11861 ないまくうすい

カテゴリ: 着床障害 習慣流産・不育症

40yG4P0SA4初めて相談させていただきます。他県で36歳から体外受精、GSでSA2回,7週FHB+でSA1回,8週FHB+でSA1回です。すべてHRT周期で5-6週で出血し流産に至っています。子宮奇形あり弓状子宮。PSや抗リン脂質やVitDや亜鉛等の不育症検査は陰性、Th比正常。37歳時内膜ポリープに対しTCR行い、その後は内膜が7ⅿⅿ以上にならず、PRPを10回ほど施行したが化学流産までしか至らず。染色体異常を疑い、PGTAし正倍体をHRT周期内膜6-7mmで単胚移植するも着床せず。次に、レトロゾール周期で正倍体を単胚移植する方針とし、内膜調整をレトロゾール+hMGで内膜調整し黄体は補充し移植時に7mmで移植するも着床せず。LDAやヘパリンなどを黄体ホルモン開始時から使用したことも何度もあります。内膜スクラッチもしています。ERA,EMMA,ALICE行い、内膜炎は治療済み。ERAは2回行ったことあり、P148±3時間後に移植推奨でした。私は内膜が薄くて着床しないのでしょうか、正倍体を二胚移植すれば着床するのでしょうか、内膜を肥厚させるためにGnRHを投与するという文献見つけたのですが効果はありますでしょうか。BMI 20ですが微妙に増量しBMI 22にすると内膜が厚くなりますか。長文で申し訳ありません。

高橋敬一院長からの回答

最近妊娠せずにお悩みのことと思います。以前に妊娠しているので、子宮内の環境はあまり問題ないと思います。弓状子宮ですので、一般的には子宮内膜は薄くなります。7mmあれば十分だと思いますよ。弓状子宮は習慣流産の原因とはあまり関係はありません。様々おこなっていますが、逆に迷路に入っている状況だと思います。いまは正倍数性の正常胚を一つ一つ移植して良いと思います。それで十分な治療だと思いますよ。子宮内膜を厚くする方法としては、ビタミンE、C、バイアスピリン、バイアグラ膣錠、などもありますが、保険診療では併用できないものもありますので、担当医の先生とも相談されては如何でしょうか。

No.11856 みわ

カテゴリ: 習慣流産・不育症

はじめまして。35歳女性です。34歳の時に21個採卵→10個胚盤胞凍結→3回移植しましたが妊娠できておりません。
(1回目BT10でhcg75からの化学流産、2-3回目hcg0)

4回目の移植(2個戻し予定)を前に、CD138と着床不全の血液検査をしました。CD138は炎症0で陰性でしたが、血液検査の方で「ループスアンチコアグラント(dRVVT)」が1.27で、基準の1.2未満を超えていました。APTTも23.4秒と基準を下回り、血が固まりやすく血栓ができやすい体質、流産もしやすいかもと言われました。
次回移植時にはバイアスピリン服用予定ですが、上記項目で異常値だった方で流産経験がある場合、胎嚢確認後からヘパリン注射されている方をよくみます。私は胎嚢確認後の流産経験はないので「抗リン脂質抗体症候群」の診断基準には合致しませんが、せっかく着床しても流産しやすい数値なのに、流産予防対策をしないことに不安があります。
私の場合、胎嚢確認後からのヘパリン注射は不要でしょうか。
先生のお考えをお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

現状では抗リン脂質抗体症候群ではありません。また検査結果は多少高い程度であり、1回の検査で流産しやすいとは判断できない値です。したがって現時点ではヘパリンを使用する必要はないと思いますよ。まずは1~2ヶ月あけて、ループスアンチコアグラントとAPTTの再検査を受けてみては如何でしょうか。現時点ではもし使用するにしても、念のためにアスピリンを使用する程度、だと思います。

No.11783 かな

カテゴリ: 着床障害 妊娠初期 習慣流産・不育症

不妊治療4年、採卵2回凍結胚移植6回で現在妊娠5週です。過去2回7週で稽留流産しています。不育症専門の病院にて、血流が悪く、胎嚢が確認できたらヘパリン自己注射と指示をもらっており、胎嚢が見えたので今週からヘパリン開始しました。
不妊クリニックの方で、Th1Th2の差が14.7あったので、移植周期からプログラフを2錠ずつ服用していましたが、不育症の先生からタクロリムスとヘパリンの併用は相性が悪いから今日から飲むの辞めてと言われてしまい、現在はヘパリンのみになりましたが、これで良いのか高橋先生のご意見をお聞きしたく書き込みさせていただきました。
自分で調べてみても、併用されている方もいて情報が多く、ぜひ教えていただけたらと思います。お忙しいところ恐縮ですがどうぞよろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

Th1/Th2の免疫能検査でのタクロリムスの使用は、当クリニックでも反復不成功の方には行っていますが、まだ世界的にも認められているものではありません。また、Th1/Th2の免疫能は本来は着床障害に用いられるものであり、不育症に対応したものではないのです。したがって優先順位としては、ヘパリンを中心に考える必要があります。今回は担当医がその様に判断したのならば、タクロリムスはやめて良いと思いますよ。

No.11766 ぷりん

この度よろしくお願いします。
今から9ヶ月前、6ヶ月前に自然妊娠し、1ヶ月前にタイミング法で妊娠しましたが、それぞれ、7週、7週、今回9週で稽留流産となりました。2回目の流産後に不育症の検査として染色体検査以外を行い全て異常ありませんでしたが、3回連続して流産しており、今後の治療をご相談したいです。おそらく胎児の染色体異常の可能性が高いと思っております。現在通院中の病院ではPGT-Aは行えませんが、検討したほうがいいでしょうか?検査にはメリット、デメリットがあること、年齢的にそれほど胚盤胞を数多く取らないのではないか?、これまで妊娠はできており確率の問題なのでこのまま今のクリニックで診ていくか?迷っております。何卒ご教授をどうかよろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

一般論としては、初期流産の7~8割が胎児の染色体異常です。3回連続した場合でも、その次の妊娠では50%程度は妊娠が継続する確率になります。一方、年齢的には半分程度以上の確率で流産がおこる年齢です。実際の対策としては、念のためにお二人の染色体の検査も受けておいた方が良いでしょう。それ以外の不育症の検査が問題ないとしての方針は、、、、まず、今のままで妊娠に突き進む方針はあり得ます。一方、流産を少しでも少なくする事を重視するならばPGT-A の方針は理論的には正しい選択です。ただし、PGT-Aでは正常な胚がD増えるものではないので、最終的に赤ちゃんを得られる可能性が高くなるかどうかは微妙なのです。あくまで、流産率を下げることを重視した場合の方法です。流産の可能性にこだわらず、お子さんを得られる可能性をあげるならば、そのまま妊娠に向かったり、PGT-Aを受けずに体外受精/胚移植をおこなう方が良いのかもしれません。この点はPGT-Aのメリットとデメリットを直接カウンセリングを受けて判断する必要があるのです。

No.11750 45891

カテゴリ: 流産 習慣流産・不育症

先日移植していただき胎嚢確認までできましたが、今回自然排出してしまいました。グレードも悪くない胚と自分の体調も大丈夫だったのに妊娠継続できない理由があるんでしょうか?
またチャレンジしたいと思っているんですが流産が続いており、このまま胚移植を続けていいのかと思う気持ちもあります。
妊娠継続のためにできることはありますか?
もちろん決めるのは自分ですが、院長先生の考えなど聞かせていただけたらありがたいです。

高橋敬一院長からの回答

今回も流産となりとても残念です。流産の主な原因は胚の染色体異常とされます。2回の流産はしばしばおこることで、次回の妊娠では75%は確率的には正常となります。以前に出産しており、習慣流産の原因がある可能性は少ないのですが、ご不安ならば不育症の検査をしても良いと思います。次回来院時にご相談頂けますか。

No.11685 のん

カテゴリ: 流産 習慣流産・不育症

こんにちは。
質問お願い致します。

私は2年連続で後期流産をしてます。
どちらも痛みのある張りがありはりどめが効かず、1回目前期破水、2回目子宮頸管短縮。

びまん性の子宮腺筋症、もしかしたら筋腫もありです。

子宮腺筋症の炎症にはどんな抗生剤が効きますか?
子宮内フローラと慢性子宮内膜炎検査はどちらをしたらよいでしょうか?
NK細胞は検査した方がよいでしょうか?

高橋敬一院長からの回答

子宮腺筋症の炎症は細菌によるものではありません。したがって抗生剤の効果は期待できないでしょう。子宮内フローラと慢性子宮内膜炎の検査はどちらもおこなった方が良いと思いますよ。NK細胞は意見が分かれると思いますが、変動が大きいので当クリニックでは採用はしていません。びまん性でも程度がひどい場合には手術の選択肢もあると思います。

No.11645 42725

カテゴリ: 習慣流産・不育症

大変ご無沙汰しております。
海外在住を継続中で凍結胚の延長をして頂きました。
先日、血液検査で抗核抗体が320倍で陽性と言われました。
通常の肩こりや腰痛以外に特段気になる関節痛などもないのですが、習慣性流産や不育症と関係があると言われ、以前貴院でも検査をしていたような気がするのですが、もしそうであれば結果を教えて頂けますでしょうか。
いずれ凍結胚を移植するつもりなので何か影響が無いか気になっており、先生のお考えをお聞きできればと思います。
また、膠原病の診断については更に細かい項目の検査が必要との事ですが、移植する前に検査しておいた方が良い項目などあればご教示頂けますと幸いです。
移植の時期については暫く未定ではあるのですが、その間にできる事をやっておきたいと考えております。
どうぞ宜しくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

抗核抗体は不育症の検査にも入っています。2018年12月6日に抗核抗体は測定しており、その時には抗核抗体は陰性(<40)でした。この間に陽性になったのですね。人間の体は一定、ではないのであり得ることだと思います。ただし、女性の抗核抗体陽性はしばしばあることで、抗核抗体単独陽性で不育症には通常なりません。したがって、ご不安な場合には、不育症の検査を再度全て受けて頂いて、その結果を見て判断しては如何でしょうか。

No.11618 45891

お世話になっております。
先日最後の1つを移植しましたが陰性となりました。1週間ほどで生理がこなかったら診察で間違いなかったでしょうか?

今後の治療について相談です。
採卵を行うとなると、大体どのくらいの頻度で病院に通うことになりますか?
また今回保険適用での採卵だと薬や注射の種類も変わるんでしょうか?
前回採卵時、恐怖心から自己注射がどうしてもできず注射だけ通わせていただいてましたが、自宅から2時間近くかかり子供もいるなか今回も通うとなると厳しいかなと迷ってます。他の病院などで注射だけお願いすることは可能でしょうか?

また3回陽性中2回流産しており、妊娠継続が難しいんでしょうか、、?

高橋敬一院長からの回答

今回妊娠せずに残念です。しかし、以前の胚移植で妊娠・出産していますので、2回流産はしていますがもう少し頑張ってみましょう。2回流産することは珍しいことではありませんし、出産も夾んでいるので問題が強く疑われるものではありませんが、気になる場合には不育症の検査をおこなうことは可能ですよ。採卵を再度おこなう場合には、ご自身でHMG注射をするならば週2回程度の来院で結構です。薬の使用量の制限はありますが、制限内で問題ないと思います。他施設に注射を依頼することは可能ですが、HMG注射薬を持っている産婦人科であることが必要です。

No.11533 くま吉

お忙しいところ申し訳ないですが先生のご意見お伺いしたいです。
よろしくお願いいたします。
5回妊娠して4回流産しました。
稽留流産した全てに当てはまることが絨毛膜下血腫があったことなんですが、不育症と関連性があると考えられますでしょうか?
以前不育症の血液検査をしたことがありますが、異常はありませんでした。しかし、何度も続くので再度血液検査を行うことになりました。約3年ぶりの血液検査をすることは意味がありますでしょうか?
3度目の流産のときは偶発的なものだろうということで、以前不育症検査もしてるしその時点ではなにもすることはないとのことでした。
また子宮鏡検査について、自然妊娠してるからしなくてもいいという話が出たのですが、
どうお考えになりますでしょうか。
私としてはできることはなんでもして、次の妊娠に臨みたい気持ちがあるのですが
空回りしてしまってるのではと思うところもあります。
夫婦の染色体検査については羊水検査、絨毛染色体検査にて異常なしとでていたので転座などの可能性はないと考えています。

先生でしたらどのような検査や治療をお考えになりますでしょうか?
よろしくお願いいたします。


●36歳 2019.2 自然妊娠 心拍確認後8w頃稽留流産 自然排出
●36歳 2019.8 自然妊娠 心拍確認後8w頃稽留流産 自然排出
●36才 2019.9 不育症血液検査異常なし 卵管造影検査異常なし 精子検査異常なし
●37才 2020.7 自然妊娠 39週出産
    妊娠初期に12wまでお守りがわりにバファリン服用 羊水検査異常なし 切迫流産のち妊娠高血圧症候で23週ごろから入退院を繰り返しました。
●39才 2022.6 自然妊娠 心拍確認後7w頃稽留流産 流産手術 絨毛染色体検査異常なし
●39才 2022.10 自然妊娠 心拍確認後9w頃稽留流産 流産手術 絨毛染色体検査結果待ち

高橋敬一院長からの回答

絨毛膜下血腫での流産を繰り返し、ご心配のことと思います。しかし、出産の実績もありますので頑張っていきましょう。血液凝固検査も変動はありますので、3年ぶりの再検査は意味はあると思いますよ。検査方法も多少変更されています。具体的な内容が分かりませんが、抗カルジオリピン抗体IgG、IgM、β2GP1のIgG、IgM、抗PE抗体IgG、IgMも含まれているでしょうか。また子宮鏡検査は当クリニックならば確認の検査をおこなっておきます。次に、最近の話題としては、慢性子宮内膜炎や子宮内フローラも不育症に関係しているとの考えもありますので、CD138と細菌叢検査を受けておいては如何でしょうか。そして出産したときと同じようにバッファリンを使用しておくことも考えて良いと思いますよ。

No.11481 はなまる

カテゴリ: 習慣流産・不育症

お忙しい中申し訳ありません。

先日他院で顕微授精をし、妊娠する事ができました。
前回5週か6週での稽留流産があり、一度不育症検査を受け、今はバイアスピリンを生理五日目から飲んでいました。
9週4日に産院を受診したところ稽留流産でした。
妊娠中1日バイアスピリンを飲まなかった日がありました。その事が今回の流産に繋がってしまっているのか後悔しています。
毎日飲まなければいけないバイアスピリンを1日飲まなかった事での影響はどのくらいありますか?
教えてくださればと思います。

高橋敬一院長からの回答

今回流産となりとても残念です。アスピリンの効果は1週間は持続します。したがって1~2日飲み忘れても、アスピリンの効果は変わりません。今回の流産には関係ないと思いますよ。流産胎児の染色体分析は受けましたでしょうか。ご自身を責めないで良いと思いますよ。

No.11395 くら

他院に通院中なのですが、先生のアドバイスを頂けましたら幸いです。

これまで3回胚移植を行いました。
1回目→9週で流産(染色体異常)
2回目→着床せず
3回目→5週で流産(心拍確認前)
現在、残りの凍結胚が1つある状況です。

通院中のクリニックで、1人の先生からは「着床は出来ているから、次の移植に進んでよいのでは」とのお話しがあり私もそのつもりでいたのですが、別日に別の先生から「移植前にERA/EMMA/ALICE 検査を推奨する」との提案がありました。

残りの大事な凍結胚盤胚をより慎重に移植するためのものだとは思うのですが、
私の中では着床不全よりも卵の質の問題(年齢的なこともあり)が大きいのではと考えていました。
果たして着床は出来ている今の状況で、当検査をやる意義があるのかどうか(金額的にもお安くはないので‥)悩んでおります。
先生のアドバイスを頂けましたら幸いです。

高橋敬一院長からの回答

一般的には、ERA検査などは妊娠しない着床障害としての検査です。最近では流産にも関係しているとの意見もありますが、まだ一般的ではありません。したがって、最初の流産も染色体の問題であったこともあり、現状では最初の医師の意見のように、次の移植に進んでも良いと思います。ただし、ERA検査などが無意味であるとは言えませんので、気になる方は受ける方もいるでしょう。