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院長がお答えします。

No.10623 Yuki

長文失礼します。TRIO検査をした上で良好胚を移植し、2回連続陰性となり、検査でこれといった原因が分からず困っております。
<不妊治療歴>
2016年頃より体重減少性月経不順でカウフマン療法で生理を起こす
2020年:引っ越しを機に不妊専門クリニックに。まずは体重を戻すようにと半年はプラノバールを内服して生理を起こしながら、ホルモン数値の回復を待つ
体重の増加とともにホルモン数値が正常にもどったので、不妊治療の検査へ
その結果AMHがあまりに低く(検査結果をなくしてしまったのですが確か0.1程度)、そのためすぐに体外受精をすることに
その後、まずは貯卵をと以下3回の採卵を実施
2020/11:当初は低刺激の予定だったが、卵胞が中々育たないため途中で高刺激に切り替え採卵。その結果、2つ顕微授精したのち1つ凍結(5日目:4BC)
2021/1: 最初から高刺激。2つ顕微授精したのち1つ凍結(5日目:4BA)
2021/3: 最初から高刺激。7つ顕微授精したのち4つ凍結(5日目:4AA,BB,6日目:BB, BC)
2021/5: 貴重な卵なので最初から検査しましょうと言われTRIO検査を実施
EMMA:ラクトバチルス菌23.3%
ALICE:病原菌未検出
ERA:1日ずれがあり
2021/8:検査結果をうけ、抗生剤で治療後INVAGIを使用。ホルモン補充方法はルトラールとエストラーナ。通常より1日早め、5日目胚盤胞4AAをAHAありで移植→陰性。移植時の内膜は8~9mm
2021/10:再度INVAGIを使用。ホルモン補充方法はルトラールとエストラーナ。前回より内膜を厚くするためユベラを内服。通常より1日早め、5日目胚盤胞4BCをAHAありで移植→陰性。移植時の内膜は10~11mm
追加でTh1/Th2、NK活性を検査した結果、Th1/Th2は基準値内(9.9)、NK活性は基準値よりやや高い(32.6)
ビタミンD,亜鉛については個人的にずっとサプリを内服していますが、念のため採血し結果待ちです。
ビタミンDや亜鉛以外では、ビタミンE(ユベラ内服中は中止)、葉酸、ヘム鉄、各種漢方薬を内服している他、鍼灸に通う、規則正しい生活を心がける(21時就寝)、地中海式食生活等、良いと言われることは何でもやっています。
年齢(現在30歳、採卵時は29歳)を考えると染色体異常の可能性は低く、とりあえず次回は今まで通りの対応に加えて、柴苓湯とバファリンの服用、そしてヒアルロン酸胚移植用培養液を使って移植し、ダメなら2個移植やPGTAを視野に入れようという話になりました。
この年齢でかつ事前に原因となりうることを潰した上で移植し、2回連続での陰性でもうこれ以上どうして良いか分からず困っています。
これだけ検査した上で移植してもこれだけ着床しないケースは、この年齢であるのでしょうか?
その他すべき検査や治療(EMMAの再検査等)はございますでしょうか?
アドバイスを頂けますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

2回の陰性でご不安のことと思います。今の年齢での胚盤胞の着床率は50%ぐらいと推測されますので、2回妊娠しないことはあり得ます。着床不全の目安は、良好の胚盤胞を3~4個胚移植して妊娠しない場合を言いますので、すでにこれだけの検査を受けていますから、もう1~2回胚移植をする選択肢はあります。2個移植もあり得る選択肢です。一方、基本検査としては、子宮鏡と、卵管水腫がないことの確認(子宮卵管造影検査など)は受けているでしょうか。追加の特殊検査としては、記載されていますように、着床前(PGTA)はあります。また、特殊な方法としては、内膜擦過法や、多血小板因子(PRP)もあり得ます。まだおこなえる事はあるので、追加のおこないやすい順としては、目安として、子宮鏡・子宮卵管造影検査、乳酸菌製剤+ラクトフェリンの内服、内膜擦過法、2個移植、PRP療法、PGTA、の順で検討しては如何でしょうか。ご不安とは思いますが頑張ってくださいね。