No. 11373

着床障害を調べるうちに、こちらにたどり着きました。お考えをお聞かせくだされば幸いです。 5年前に自然妊娠後、心拍確認できず流産、自然排出。 その後、タイミング、人工授精で妊娠せず。 3年前、アンタゴニスト法でできた3つの胚盤胞を移植(良好胚)、全て陰性。 転院し、自然周期でPGTA正常胚が1つでき、移植までに慢性子宮内膜炎の治療済み。 その正常胚移植するも陰性、という結果でかなり落ち込んでいます。 かかりつけ医からは、胚の勢いの問題と、着床の窓を調べてみることを提案されました。 胚の勢いとは何なのでしょうか。 また、若かったとはいえ、妊娠したのは自然妊娠のみという経歴から、このまま体外受精を続けるのではなく、着床障害の原因を調べる検査をしつつ、タイミングや人工授精に落とした方がよいのでしょうか。 お忙しい中申し訳ございませんが、何卒宜しくお願いします。

No.11373 あぐり

着床障害を調べるうちに、こちらにたどり着きました。お考えをお聞かせくだされば幸いです。
5年前に自然妊娠後、心拍確認できず流産、自然排出。
その後、タイミング、人工授精で妊娠せず。
3年前、アンタゴニスト法でできた3つの胚盤胞を移植(良好胚)、全て陰性。
転院し、自然周期でPGTA正常胚が1つでき、移植までに慢性子宮内膜炎の治療済み。
その正常胚移植するも陰性、という結果でかなり落ち込んでいます。
かかりつけ医からは、胚の勢いの問題と、着床の窓を調べてみることを提案されました。
胚の勢いとは何なのでしょうか。
また、若かったとはいえ、妊娠したのは自然妊娠のみという経歴から、このまま体外受精を続けるのではなく、着床障害の原因を調べる検査をしつつ、タイミングや人工授精に落とした方がよいのでしょうか。
お忙しい中申し訳ございませんが、何卒宜しくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

なかなか妊娠せずお悩みのことと思います。胚の勢いという明確な概念は医学的にはないのでこれは担当医に確認なさる方が良いでしょう。妊娠できるかどうかは年齢と胚の染色体異常の原因が最も高いと思います。一方、PGT-Aは流産を減らす事は可能ですが、生児獲得数が増えるものではありません。胚の数が少ない場合には、PGT-Aにはあまりこだわらずに、そのまま移植する方が良いかも知れません。着床障害の検査は、子宮鏡、子宮卵管造影検査(卵管水腫の有無)、子宮内フローラ(細菌叢)、着床の窓(ERPeak、ERA)、Th1/Th2の免疫能、などの検査があります。着床の窓のみでなく、これらも考慮しては如何でしょうか。体外受精を続けるのが1回あたりの妊娠率は高いですが、タイミングや人工授精も、体外受精の合間におこなっても良いのですね。治療法は二者択一でもないのですよ。