No. 11664

高橋先生、いつもお世話になっております。昨日は移植の結果陰性となり、次に向けて質問です。現状ですが凍結胚は初期胚であと2つ。主人の凍結精子はあと1本。複数回の移植で一度も着床したことがありません。私にやれることはないでしょうか?検査をしてみたほうがいいものは、残されていないでしょうか?ポリープ検査や子宮内フローラ等は済ませてあります。先生、どうぞよろしくおねがいします。

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高橋先生、いつもお世話になっております。昨日は移植の結果陰性となり、次に向けて質問です。現状ですが凍結胚は初期胚であと2つ。主人の凍結精子はあと1本。複数回の移植で一度も着床したことがありません。私にやれることはないでしょうか?検査をしてみたほうがいいものは、残されていないでしょうか?ポリープ検査や子宮内フローラ等は済ませてあります。先生、どうぞよろしくおねがいします。

高橋敬一院長からの回答

現状でのもっとも大きな問題は年齢による胚の染色体異常の有無です。40才を越えているので、胚盤胞でも2/3程度は染色体異常なのです。したがって値論的には、PGT-A着床前診断がもっとも有効な方法と言えます。一方、PGT-Aも絶対に正しいものでもなく、これにより正常な胚が増えるものでもありません。現時点では、保険での胚移植が1回残っていますので、保険のことを考えると、胚盤胞を2個以上保管しておいて、1回の胚移植で2個の胚盤胞を移植する、ことが一番に考えられます。ただし、多胎妊娠予防の観点から、学会からは原則1個の胚移植を推奨しており、医学上の見地と、保険の費用面からの見地は必ずしも一致しないこともある事をご理解頂く必要があります。次に着床の検査としては、着床の窓ERPeakと、Th1/Th2の免疫能検査があります、これらも含めて、次回来院時に直接ご相談頂けますか。