No. 11856

はじめまして。35歳女性です。34歳の時に21個採卵→10個胚盤胞凍結→3回移植しましたが妊娠できておりません。 (1回目BT10でhcg75からの化学流産、2-3回目hcg0) 4回目の移植(2個戻し予定)を前に、CD138と着床不全の血液検査をしました。CD138は炎症0で陰性でしたが、血液検査の方で「ループスアンチコアグラント(dRVVT)」が1.27で、基準の1.2未満を超えていました。APTTも23.4秒と基準を下回り、血が固まりやすく血栓ができやすい体質、流産もしやすいかもと言われました。 次回移植時にはバイアスピリン服用予定ですが、上記項目で異常値だった方で流産経験がある場合、胎嚢確認後からヘパリン注射されている方をよくみます。私は胎嚢確認後の流産経験はないので「抗リン脂質抗体症候群」の診断基準には合致しませんが、せっかく着床しても流産しやすい数値なのに、流産予防対策をしないことに不安があります。 私の場合、胎嚢確認後からのヘパリン注射は不要でしょうか。 先生のお考えをお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

No.11856 みわ

カテゴリ: 習慣流産・不育症

はじめまして。35歳女性です。34歳の時に21個採卵→10個胚盤胞凍結→3回移植しましたが妊娠できておりません。
(1回目BT10でhcg75からの化学流産、2-3回目hcg0)

4回目の移植(2個戻し予定)を前に、CD138と着床不全の血液検査をしました。CD138は炎症0で陰性でしたが、血液検査の方で「ループスアンチコアグラント(dRVVT)」が1.27で、基準の1.2未満を超えていました。APTTも23.4秒と基準を下回り、血が固まりやすく血栓ができやすい体質、流産もしやすいかもと言われました。
次回移植時にはバイアスピリン服用予定ですが、上記項目で異常値だった方で流産経験がある場合、胎嚢確認後からヘパリン注射されている方をよくみます。私は胎嚢確認後の流産経験はないので「抗リン脂質抗体症候群」の診断基準には合致しませんが、せっかく着床しても流産しやすい数値なのに、流産予防対策をしないことに不安があります。
私の場合、胎嚢確認後からのヘパリン注射は不要でしょうか。
先生のお考えをお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

現状では抗リン脂質抗体症候群ではありません。また検査結果は多少高い程度であり、1回の検査で流産しやすいとは判断できない値です。したがって現時点ではヘパリンを使用する必要はないと思いますよ。まずは1~2ヶ月あけて、ループスアンチコアグラントとAPTTの再検査を受けてみては如何でしょうか。現時点ではもし使用するにしても、念のためにアスピリンを使用する程度、だと思います。