No.1229 14491
ご無沙汰しております。
2人目不妊でクロミッドと内膜が薄い場合はHMGを注射してタイミング法で治療をしています。
長年クロミッドを服用していた為、排卵期の内膜が薄いです。
最近、排卵障害の友人がクロミッドの服用を止め、漢方のみの治療に切り替えたら排卵する様になって生理周期が整ってきたと聞きました。
私の場合は漢方のみの治療では排卵は難しいですか?
生理時の検査でLH3.9、FSH6.0、プロラクチン8.5でした。
貴院に通院出来ない状態で質問してしまい申し訳ありません。
お忙しい所申し訳ありませんが、ご回答お願い致します。
高橋敬一院長からの回答
「クロミッドを長年使用していたために排卵時期の内膜が薄くなる」状況は、私の経験では良く理解できない状況です。まず「長年クロミッドを使用する状況」は、当クリニックではあり得ません。同じ治療法は5~6回受けて妊娠しなければその後に妊娠する可能性が低くなります。したがって、クロミフェンは半年使用して妊娠しなければ通常人工授精を併用しますし、それでも妊娠しなければHMG注射や体外受精も考える必要があります。したがってクロミフェンは通常は1年程度で他の治療に変更されます。また1~2年クロミフェンを使用しても、使用しなくなれば、子宮内膜は元の厚さになるはずです。排卵障害の方が「クロミッドをやめて漢方のみに切り替えたら排卵するような状況」は詳しい状況が解らないのでコメントは困難ですが、そのような経験は私にはありません。一般的には漢方は補助的な治療です。「長年クロミッドを使用している状況」ならば、人工授精を併用することをお勧め致します。