No.12492 えま
現在28歳、移植4回行い、一度も着床したことがありません。
自然に生理が来ず、ほっておくと年に一度しかこないため、妊活開始までピルで生理を起こしていました。
26歳から治療開始し、初め人工授精からスタートしましたが、低刺激で一切卵が育たず3周期連続で人工授精できなかったため、体外に進みました。
多嚢胞性卵巣患者の様に卵がたくさん見えている状態ですが、AMH3.1で年齢の割には低く、LHとFSH比も正常でPCOSの特徴から外れています。
採卵は、1回目〜4回目までuFSHあすか+ゴナールエフを使いPPOSとアンタゴニスト法で1350〜2250ほどの高刺激をして、それぞれ下記の結果。
1回目:5個顕微、初期胚1個
→移植し陰性
2回目:12個顕微、胚盤胞2つ(5日目5BC、3BC)
→2個移植し陰性
3回目:7個顕微、胚盤胞2つ(5日目4BC2つ)
→廃棄
4回目:9個顕微、凍結ゼロ
その後転院し、ゴナペンを使い600ほどの刺激で採卵。
5回目:5個顕微、胚盤胞2つ(6日目4BA、4BC)
→2個移植し陰性
同じ病院にて、レコベルをつかい2回採卵。
6回目:3個顕微、胚盤胞1つ(5日目4AA)
→移植し陰性
7回目:3個顕微、胚盤胞1つ(5日目4BB)
→移植待ち
受けられる着床不全検査はEMMA、ALICE以外全部行い、異常なし、ERAで窓ズレもないです。
CD138は2022/11に一度引っかかり治療。その後子宮鏡で異常だったため、再度CD138を2023/5に受けて0個で完治しています。
サプリもイノシトールやメラトニン、レスベラトロール、Lカルニチンなども試しましたが、効果なし。
夫の方はDFI10.78%で、正常形態率は0.5%なところ以外は、異常なしです。
質問①:あと何をすべきでしょうか。保険回数があと2回ですが、PGTAをすべきですか。胚盤胞到達率が悪いため、PGTAに出すのではなくそのまま移植が良いのではないかと言われてます。
質問②:反復着床不全の場合、腹腔鏡手術や、日付診が有効だという先生もお見かけしましたが、どうお考えですか。
質問③:保険を終えた場合、人工授精に戻ることは現実的か。生理が自然に来ないのと、卵が高刺激でないと育たないがそれでもやってくれるところはあるか。
質問④:刺激方法を変えるとしたらどの様な刺激が有効か。また、ふりかけも試すべきですか。顕微で受精率は5割程度です。
長文で恐縮ですが、よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
詳しい状況が分からないので提案の一つとお考え下さい。胚盤胞が少ないのでPGT-Aの意義は現状では少ないと思います。そのまま移植でも良いと思います。日付診は現在ではあまり意義はないとされています。腹腔鏡も選択肢ですが、「反復着床不全だから腹腔鏡」なのではなく、「他に手立てがないから腹腔鏡」という意味合いが強くなります。人工授精も選択肢の一つです。この経過からは特別優れている誘発方法は見あたりません。今の方法が悪いとは限りません。卵子の質の問題がもっとも問題だと思います。ビタミンD、亜鉛、銅、たんぱく質、コレステロール、体重、血糖、筋肉量、などは済んでいますでしょうか。サプリは3ヶ月以上使用していましたでしょうか。それらも考慮しての対策も必要かも知れません。詳しくはこの場では不可能ですので、一つの見方としてお考え下さい。