No. 12604

初めまして、こんにちは。 なかなかこのような場がありませんので、院長先生のご意見や皆様の質問をいつも参考にさせていただき、勇気をいただいております。 本当にありがとうございます。 【経緯】 2020年12月 胎嚢見えず6週程で自然流産自然排泄 2021年6月 心拍確認後育ちが悪く8週程で自然流産自然排泄 2021年9月 不育症検査(抗カルジオリピン抗体igG1回目11、2回目8以下) 2023年6月 胎嚢確認するがhcg低く妊娠継続難しいとのことで流産手術、胎児染色体異常検査異常なし 現在アスピリン併用し2サイクル目で妊娠し妊娠8週でしたが、先週確認できた心拍が昨日確認できず繋留流産の診断がおりました。 妊娠は全て自然妊娠(2023年11月からタイミング指導あり)で、避妊止めていつも2サイクル目と早い段階で妊娠します。 ①今回自然排泄を待つか、手術してまた胎児染色体異常を確認するか迷ってます。手術は1回目吸引で施行し今回も吸引予定ですが、子宮内膜ポリープ切除を過去2回(2019.08、2023.09)しており、そんなに何回も手術をして良いものか悩んでおります。担当医師からは自然排泄はタイミングが読めず出血痛みも強いが子宮内膜の負担は手術より少ない、手術は2回目で吸引なのでそこまで大きな負担はないと考え、胎児染色体検査が出来ることでヘパリンを併用するか等考えられるとメリットとデメリットは聞いたのですが決められず、先生の意見をお聞かせいただけたらありがたいです。 ②不育症検査として、抗凝固系、糖尿病、甲状腺、ビタミンD (低かったのでサプリで補助)、NK活性を検査し上記のように抗カルジオリピン抗体が1度低いですが陽性になったので、昨年の11月からアスピリンを予防的に開始しました。子宮の造影検査でポリープあり(2023.9に切除)、内膜炎は疑いで現時点では治療不要とのこと、卵管は狭めだが、妊娠してるのでとりあえずこのままと言われております。今回の流産で原因不明の不育症と確定とのことで、今後の検査や治療をもう一度見直しが必要かと考えています。何か出来ることがあれば教えていただきたいです。 ③上記のように胎児染色体検査は1度しており、問題なしでした。今回検査して胎児染色体に異常があればアスピリンを続けるかヘパリンを併用するか、異常が無ければヘパリンを併用するかでどちらにしてもヘパリンをどうするかになるかと聞いてるのですが、それ以外の染色体検査のメリットはあるのでしょうか?特に無ければやはり自然排泄を待つのも一案かと思っています。 拙い、ややこしい文章で申し訳ありません。 何回も何回も流産しており、これ以上本当に流産したくないので、どんなことでもご享受いただけたらありがたいです。 お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

No.12604 mika

カテゴリ: 流産 反復不成功・難治例

初めまして、こんにちは。
なかなかこのような場がありませんので、院長先生のご意見や皆様の質問をいつも参考にさせていただき、勇気をいただいております。
本当にありがとうございます。

【経緯】
2020年12月 胎嚢見えず6週程で自然流産自然排泄
2021年6月 心拍確認後育ちが悪く8週程で自然流産自然排泄
2021年9月 不育症検査(抗カルジオリピン抗体igG1回目11、2回目8以下)
2023年6月 胎嚢確認するがhcg低く妊娠継続難しいとのことで流産手術、胎児染色体異常検査異常なし

現在アスピリン併用し2サイクル目で妊娠し妊娠8週でしたが、先週確認できた心拍が昨日確認できず繋留流産の診断がおりました。
妊娠は全て自然妊娠(2023年11月からタイミング指導あり)で、避妊止めていつも2サイクル目と早い段階で妊娠します。

①今回自然排泄を待つか、手術してまた胎児染色体異常を確認するか迷ってます。手術は1回目吸引で施行し今回も吸引予定ですが、子宮内膜ポリープ切除を過去2回(2019.08、2023.09)しており、そんなに何回も手術をして良いものか悩んでおります。担当医師からは自然排泄はタイミングが読めず出血痛みも強いが子宮内膜の負担は手術より少ない、手術は2回目で吸引なのでそこまで大きな負担はないと考え、胎児染色体検査が出来ることでヘパリンを併用するか等考えられるとメリットとデメリットは聞いたのですが決められず、先生の意見をお聞かせいただけたらありがたいです。
②不育症検査として、抗凝固系、糖尿病、甲状腺、ビタミンD (低かったのでサプリで補助)、NK活性を検査し上記のように抗カルジオリピン抗体が1度低いですが陽性になったので、昨年の11月からアスピリンを予防的に開始しました。子宮の造影検査でポリープあり(2023.9に切除)、内膜炎は疑いで現時点では治療不要とのこと、卵管は狭めだが、妊娠してるのでとりあえずこのままと言われております。今回の流産で原因不明の不育症と確定とのことで、今後の検査や治療をもう一度見直しが必要かと考えています。何か出来ることがあれば教えていただきたいです。
③上記のように胎児染色体検査は1度しており、問題なしでした。今回検査して胎児染色体に異常があればアスピリンを続けるかヘパリンを併用するか、異常が無ければヘパリンを併用するかでどちらにしてもヘパリンをどうするかになるかと聞いてるのですが、それ以外の染色体検査のメリットはあるのでしょうか?特に無ければやはり自然排泄を待つのも一案かと思っています。

拙い、ややこしい文章で申し訳ありません。
何回も何回も流産しており、これ以上本当に流産したくないので、どんなことでもご享受いただけたらありがたいです。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

流産を繰り返してご不安なのですね。判断は難しいので、考え方の一例をお示しします。
2回流産が続くことは珍しいことではなく、一般論として、次回に何もしなくても70%は妊娠が継続するような予測になります。したがって、医学的には、何もしないことも選択肢の一つとなります。
一方、これだけの検査をすでにしているので、方針としては積極的に関わるという方針と判断します。その方針ならば、流産染色体検査も再度受ける、抗カルジオリピン抗体の再検査、内膜炎の再検査、も受けることも考慮の一つです。その上での抗凝固療法の可否を判断しては如何でしょう。現時点では、ヘパリンを使用する積極的な理由はないので、更なる判断材料があった方が良いと思いますよ。
参考になれば幸いです。