No.12953 もか
いつも掲示板を拝見させていただいております。
他院通院中なのですが、どうしても不安要素があり、回答していただけると幸いです。
顕微受精を予定しています。
2年前に卵子凍結をしましたが、3個しか採取できませんでした。AMH0.61
先生に初期胚、胚盤胞のどちらにしますか?と言われたのですが、自分で決めることができません。
先生は、3つしかない卵子がもし胚盤胞まで育たない場合は、移植さえできない。
43歳で自費ということもあって、それなら初期胚で移植のような流れになってしまったのですが、自分の中で納得できていません。
先生が言ってることは理解できるのですが。
以前、初期胚までしか育たないのを移植しても育たないと他院で言われたこともあり。
リウマチの持病もあり、自己注射、プロクラブを服用してます。
持病も不妊に関係しているのか?など、不安要素が多いです。
自分で決めるなら、きちんと納得して後悔しないようにやりたいので、ぜひ高橋先生のご意見も聞きたいです。
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
胚盤胞まで分割するならば、初期胚よりも胚盤胞の妊娠率が高いのは明確です。一方、胚盤胞まで成長するのは、43歳ですと、受精卵の5個に1個程度の割合です。「初期胚までしか育たないのは移植しても育たない」とは、実際には明確にはなっていません。体外培養は理想とはいえません。早期に移植したほうが妊娠した可能性も否定できないのです。したがって、世界的にも「すべて胚盤胞がよい」とはなっていないのです。いまだに結論は出ていないのですね。今回受精卵が3個でしたので、そのまま胚盤胞まで育てようとしても、1個も育たない可能性も40%程度あるのです。自己免疫疾患は、胚の分割にも影響することも少なくありません。したがって担当医の方針はおかしいとはいえません。もしどうしても胚盤胞に挑戦したいならば、初期胚を融解して、胚盤胞まで追加培養することは可能ですよ。担当医に相談されてはいかがでしょうか。