No.13028 57011
お世話になっております。
前回の一時帰国にて夫婦共に検査をして頂き、特に不妊の原因となるような問題は見付からなかったのですが、次回の一時帰国でお願いする体外受精について質問させて下さい。
①主人の仕事の都合で、9月1~10日が帰国日となりました。私は都合がつくため、8月の生理予定日(生理不順のため予想とはなりますが)が8月20日なので、17日に帰国し、生理が来次第、診察に伺いたいと思います。その場合、2週間後の9月3日頃が採卵日となるのでしょうか?
体外受精のスケジュールがあまり分かっておらず、お手数ですがご教授頂けますと幸いです。(いつまで私が日本にいた方がいいかも教えて頂けましたら幸いです)
②主人は上記9月1~10日までしか日本にいないため、当該期間に採卵日があればその日に一緒に診察に伺いたいのですが、難しい場合はどこかで精子のみ先に提出させて頂き、冷凍精子での体外受精をしたいのですが、そちらは可能でしょうか?受精卵になる可能性は落ちたりするのでしょうか?
③アメリカの病院ではIVFをやる際に着床前スクリーニングをやるのが一般的と伺いましたが、日本ではこちらは基本的にやれないと聞きました。化学流産1回の経験で、身内にも大きな障がいを持ってる方はいないのですが、受精卵の検査は特にやらずで大丈夫なのでしょうか?それとも何か別の検査があるのでしょうか?無知で恐縮ですが、染色体異常での流産のリスクを避けられたらと思っております。
以上です。
お忙しい中恐れ入りますがご回答をお待ちしております。
高橋敬一院長からの回答
体外受精では、排卵誘発剤に対する反応を見ながら採卵時期を探ります。したがって、生理2週間後に採卵するとは限らないのですね。最近では、採卵周期には胚移植せずあれ、すべて凍結して、次周期に凍結胚移植する事が多いので、最低2か月の滞在が必要になります。精子凍結は容易に可能ですので、夫の滞在時期と採卵日がズレる場合には、精子凍結は可能です。生理の動きが悪い場合には顕微授精になります。日本では、保険での体外受精では、着床前診断は原則うけられませんし、自費の採卵でも2回の胚移植での非妊娠実績がないと認められません。したがって今の状況では日本での着床前診断はできないのです。体外受精までは、性交渉の回数を増やしてくださいね。