No. 13052

いつも参考にさせていただいています。  他院にて良好胚2回移植して、7週稽留流産、陰性でした。不育症の検査をして、CD138(14個/HPF)のため、抗生剤内服してラクトバチルスの内服と膣剤で、再検査をせずに移植して今回良好胚3回目の移植で化学流産でした。 次の移植前にERBiomeを検査したところ、ラクトバチルス0%で乳酸菌優勢ではないという結果が出ましたが、他の生殖に関連する病原菌も全てマイナスでした。これは良い菌も悪い菌も全くいない、無菌状態という事でしょうか? 前回の治療後ラクトバチルスが0%のままなのが気になって、自分自身でも購入して移植前以外でも毎日ラクトバチルスの膣剤を使用しており、その他内服とビオスリー、レベニンも併用しています。 次回は再検査なして移植予定ですが、ラクトバチルス90%を確認してからの移植がよいでしょうか。通院している病院では希望があれば再検査してもよいが、再検査をしても検査日から移植日は期間があるので、子宮の環境は変わるからあまり意味がないという判断でした。 万全を期して再検査するべきか、再検査するとしても高額なので、不必要ならしない方向でよいし、どうしたらよいか悩んでおります。貴院での場合でよいので、アドバイスよろしくお願いします。

No.13052 まり

いつも参考にさせていただいています。 

他院にて良好胚2回移植して、7週稽留流産、陰性でした。不育症の検査をして、CD138(14個/HPF)のため、抗生剤内服してラクトバチルスの内服と膣剤で、再検査をせずに移植して今回良好胚3回目の移植で化学流産でした。

次の移植前にERBiomeを検査したところ、ラクトバチルス0%で乳酸菌優勢ではないという結果が出ましたが、他の生殖に関連する病原菌も全てマイナスでした。これは良い菌も悪い菌も全くいない、無菌状態という事でしょうか?

前回の治療後ラクトバチルスが0%のままなのが気になって、自分自身でも購入して移植前以外でも毎日ラクトバチルスの膣剤を使用しており、その他内服とビオスリー、レベニンも併用しています。

次回は再検査なして移植予定ですが、ラクトバチルス90%を確認してからの移植がよいでしょうか。通院している病院では希望があれば再検査してもよいが、再検査をしても検査日から移植日は期間があるので、子宮の環境は変わるからあまり意味がないという判断でした。


万全を期して再検査するべきか、再検査するとしても高額なので、不必要ならしない方向でよいし、どうしたらよいか悩んでおります。貴院での場合でよいので、アドバイスよろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

ERBiomeは当院では採用していませんし、実際に結果報告を見てみないと無菌状態なのかどうかは残念ながらわかりません。ただし当院でのフローラ検査では無菌状態はみたことはありません。無菌状態はあり得ないと思いますよ。ほかの細菌はいないようなので、当クリニックでの治療は、乳酸菌製剤の内服と胚移植時の膣内への乳酸菌製剤投与です。実際には、子宮内フローラ異常の治療法は確立されていないのです。したがって各施設により異なります。当クリニックでも再検査はしていません。採取方法が微妙で、再検査の正確性も明確ではないのですね。膣剤と乳酸菌製剤を内服をしているなら十分だと思いますよ。