No.13101 H.S
初めまして。不妊治療を継続する中で、いつもこちらの掲示板を拝見させていただいております。お忙しい診療の合間に申し訳ございませんが、アドバイスをいただけると大変嬉しく思います。
ホルモン補充周期で使用する薬について気になることがあり、ご相談させていただきます。
現在、顕微授精後の移植周期です。
経過
ヤーズを7/23まで内服。
7/29(生理3日目)よりエストラーナテープ2枚を48時間おきに貼り、本日(8/7)内膜チェックでした。
内膜は6.4ミリ。16ミリ程度の卵胞1つ。
明後日(8/9)に再度内膜チェックと黄体ホルモンの採血結果確認となりました。
質問
このような、エストロゲン補充にも関わらず、卵胞が育ってしまう。内膜薄めのため、移植を前倒しにも出来ず、移植キャンセルになることを防ぐためにできることはありますか?
ちなみに、エストラーナテープで移植キャンセルになったことがあり、エストラーナテープをジュリナ錠に変更した周期では、内膜の厚みが足らず、ジュリナ錠を増量して、内膜が厚くなるのを待ち、移植を後ろ倒ししました。
薬の吸収率が悪いのでしょうか?それなら、生理3日以内にホルモン補充を始める初日からエストラーナを2枚ではなく3枚あるいは4枚とすれば解決することですか?
現在通院しているクリニックでは、通常、エストラーナかジュリナ錠を使用してきますが、他に候補となるエストロゲン製剤はありますか?
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
具体的な治療に関わるので、基本は担当医に確認なさる方がよいでしょう。ここでは一般論になります。ホルモン補充周期でも卵胞が発育することは珍しくはありません。内膜が薄い場合には使用料を増量することは通常おこなわれます。当クリニックではエストラジオール内服液を標準として使用しますが、内膜が薄い場合には、エストラーナテープを併用します。それ以外には、エストロジェンジェルを使用することもあります。