No. 13131

高橋先生、以前も一度ご相談に乗っていただき大変感謝しております。 体外受精2回目での結果について質問させてください。 採卵数19個 アンタゴニスト法 以前全てふりかけで20個中4個しか受精しなかったため、普通の顕微6個、ピエゾ5個、PICSI6個、ふりかけ2個でチャレンジしました。 受精結果は普通の顕微5個、ピエゾ1個、PICSI3個、ふりかけ2個受精し、おそらく前回は未熟卵だったせいだね、ふりかけ多めでも良かったと言われました。 最終的には5日目5AA 4AA 4AB 4ACが凍結されました。(普通の顕微由来1個、PICSI由来3個) 思ったより凍結個数が少なかったのですが、年齢に比して結果は良くないでしょうか。またPICSIの結果がよかったのはDNA損傷の精子を選ばずに済んだからでしょうか?医師からはたまたまと言われましたが、夫は精液検査は一見基準クリアしているものの直進運動率は13%で精索静脈瘤の手術歴もあります。 今後もPICSI中心で受精させた方がよいでしょうか?それともふりかけ多めにして胚盤胞到達率向上を目指した方がよいでしょうか? そもそも胚盤胞到達率が低いのは精子の質の問題なのでしょうか? 話がまとまらず申し訳ありません。お忙しい中恐縮ですがご回答いただけますと幸いです。

No.13131 まき

カテゴリ: 体外受精・顕微授精

高橋先生、以前も一度ご相談に乗っていただき大変感謝しております。
体外受精2回目での結果について質問させてください。
採卵数19個 アンタゴニスト法
以前全てふりかけで20個中4個しか受精しなかったため、普通の顕微6個、ピエゾ5個、PICSI6個、ふりかけ2個でチャレンジしました。
受精結果は普通の顕微5個、ピエゾ1個、PICSI3個、ふりかけ2個受精し、おそらく前回は未熟卵だったせいだね、ふりかけ多めでも良かったと言われました。
最終的には5日目5AA 4AA 4AB 4ACが凍結されました。(普通の顕微由来1個、PICSI由来3個)
思ったより凍結個数が少なかったのですが、年齢に比して結果は良くないでしょうか。またPICSIの結果がよかったのはDNA損傷の精子を選ばずに済んだからでしょうか?医師からはたまたまと言われましたが、夫は精液検査は一見基準クリアしているものの直進運動率は13%で精索静脈瘤の手術歴もあります。
今後もPICSI中心で受精させた方がよいでしょうか?それともふりかけ多めにして胚盤胞到達率向上を目指した方がよいでしょうか?
そもそも胚盤胞到達率が低いのは精子の質の問題なのでしょうか?
話がまとまらず申し訳ありません。お忙しい中恐縮ですがご回答いただけますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

今後のことがご不安なのですね。まずは今残っている胚盤胞を1個づつ丁寧に戻していきましょう。これが現在最も重要なことです。今後の件は、今の時点ではあまり考えても得られるものは少ないです。まずは胚移植に注力してください。
次回以降の採卵、受精方法の件に関しては、担当医の意見は間違ってはいません。明確な結論は出ないのですね。PICSIの結果がよかったのは、PICSIの効果が出たのかもしれませんが、1回では断定はできなく、たまたまだった可能性もあるのです。ただし、否定するものでもなく、PICSいをおこなうデメリットはないので、次回もPICSIをしてよいと判断されます。ふりかけ法も受精しているので、次かはふりかけ法を増やしてもよいと思いますが、それで胚盤胞が増える保証はなく、1回目と同様な結果能可能性もあります。したがって、「判断」としては、PICSIとふりかけ法をおこなってはいかがでしょうか。
胚盤胞到達率が低いのは、精子の質の問題である可能性はありますが、卵子の問題である可能性もあります。ほかのデータを見ていないので一般論になるのですが、この2回のデータだけでは断言はできません。初回の受精率が低い原因が未熟卵が多いとしたならば、そのうなりやすい卵巣の性質ならば、胚盤胞になりにくい原因が、卵子の要因が強い可能性も否定はできなのですね。結論としては、その原因が卵子か精子かは断言できず、両方の可能性もあるので、したがって対処法は、両方の可能性があることを念頭に両方に対する対処をおこなうことになるのです。