No.13147 ぽぽ
いつもこちらの掲示板を拝見しております。
他院で5日目4AA〜5BAの胚盤胞を4回移植しましたが、8週で心拍確認後の流産が1回と、化学流産が2回、陰性が1回という結果で、現在複数のクリニックに通い、セカンドオピニオンや色々な検査を受けている状況です。
貴院への受診や転院を検討しているところです。
あるクリニックを受診したところ、
・既にほとんどの検査をし尽くしており、残るは子宮内膜日付診のみ。
・移植①で妊娠しているのでずれている可能性は低いが、ないわけではない。
・ERPeakは効果が証明されていない。検査項目も公表されていない。それよりも、以前からある子宮内膜日付診のほうが有効。
とのことでした。
高橋先生の掲示板を拝見すると、ERAやERPeakについては意義が揺らいでいるとのご見解を示されていますが、子宮内膜日付診についてはどのようにお考えでしょうか。
古い検査で、採用しているクリニックも少ないようですので、ERA等よりもさらに意義が低いのではとも思いますが、実際に日付診の検査の結果の通りにずらして移植してうまくいく人がいるから、勧めているのだろうとも思います。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
内膜日づけ診は、今はあまりおこなわれなくなっています。その理由が、検査する人による診断のばらつきが大きいこと、そもそも臨床的な意義が明確でないこと、などによりました。最近、ある程度復活していることも聞き及びますが、現時点では、私にはERA、ERPeakよりも曖昧な認識です。内膜を刺激する効果が得られるかもしれませんので、内膜擦過法としての考えで受けてはいけない検査とは言えませんが、当クリニックでは採用の考慮もしていません。全くほかに原因がないならば受けてもよいかもしれませんね。詳しい検査内容がわからないのでここでの明確な判断はできませんが、4回移植で、8週で心拍確認後の流産が1回と、化学流産が2回、陰性が1回という結果は、おかしな結果ではなく、普通の状態でもあります。全く検査が問題なければそのまま治療をおこなってもおかしくはありませんよ。