No. 13177

いつも貴重なご意見、拝見しております。どうもありがとうございます。 茨城県内のクリニックにて、体外受精に取り組んで半年です。 ご相談ですが、胚盤胞まで育つのを待たずに、初期胚で移植するメリットはありますか? これまで体外受精で採卵2回、いずれも4個採卵で全て受精し、初期胚のグレードはG1でしたが、胚盤胞まで育ちませんでした。 1回目の採卵で胚盤胞まで育たなかったので、2回目の培養時に医師より、「G1の初期胚を移植しますか?また胚盤胞まで育たなかったら移植できないので。」と聞かれましたが、素人ながら自分なりの考えでは、胚盤胞の移植の方が成功率が高いと思ったこと、結局胚盤胞まで育たない胚を移植しても結果は出ないだろうこと、保険適応の回数も少ないため移植回数を無駄にしたくないと考え、胚盤胞まで待つという決断をしました。結局、胚盤胞になりませんでしたので、移植をしなくてよかったとその時は思いました。 ただその後、移植の成功率に関しては、「試験管と胎内は違うので何とも言えない」とも医師から聞き、初期胚を移植するメリットについて、ぜひ先生のご意見を頂戴できたらと思いました。 よろしくお願いいたします。

No.13177 みや

いつも貴重なご意見、拝見しております。どうもありがとうございます。
茨城県内のクリニックにて、体外受精に取り組んで半年です。
ご相談ですが、胚盤胞まで育つのを待たずに、初期胚で移植するメリットはありますか?

これまで体外受精で採卵2回、いずれも4個採卵で全て受精し、初期胚のグレードはG1でしたが、胚盤胞まで育ちませんでした。
1回目の採卵で胚盤胞まで育たなかったので、2回目の培養時に医師より、「G1の初期胚を移植しますか?また胚盤胞まで育たなかったら移植できないので。」と聞かれましたが、素人ながら自分なりの考えでは、胚盤胞の移植の方が成功率が高いと思ったこと、結局胚盤胞まで育たない胚を移植しても結果は出ないだろうこと、保険適応の回数も少ないため移植回数を無駄にしたくないと考え、胚盤胞まで待つという決断をしました。結局、胚盤胞になりませんでしたので、移植をしなくてよかったとその時は思いました。
ただその後、移植の成功率に関しては、「試験管と胎内は違うので何とも言えない」とも医師から聞き、初期胚を移植するメリットについて、ぜひ先生のご意見を頂戴できたらと思いました。
よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

担当医の話は適度な説明だと思います。もちろん、胚盤胞の方が初期胚よりも妊娠率は高いです。しかし41歳ですと、受精卵が胚盤胞になるのは、3個に1個の割合です。体外培養と子宮内の環境は同じとは言えないので、胚盤胞ができずに胚移植できない方に、初期胚を移植して妊娠した例もあります。一方、保険の回数が限られている状況では、「胚盤胞ができたならば胚移植する」方針もありえます。その方の考え方次第なのです。当クリニックでは、初期胚ならば凍結との差はないので新鮮胚移植しています。または、胚盤胞を作るために、高濃度マルチビタミンのアシストワンの使用、亜鉛、銅、タンパク質、コレステロール、などの検査もして、良い胚と作るための積極的な対策をとっています。考え方と方針次第になりますね。