No.13190 やま
いつも拝見させていただいております。
webセミナーにも参加させていただきました。
貴院に転院したいのですが、遠方のため現実的に厳しく、いつも参考にさせていただいています。
ホルモン補充周期での凍結胚移植の黄体ホルモンの開始のタイミングについてお伺いしたく、初めて質問させていただきます。
D2〜エストラーナテープ4枚&ジュリナ4錠を開始
D22で5日目胚盤胞を移植しました。
内膜8.5mm、SEET法、AHA、ヒアルロン酸ありです
移植5日前(D17)の夜にウトロゲスタン開始と言われたのですが、何時ぐらいがいいか聞いたところ、
日付を超えなければ21時でも22時でも23時でも何時でもいいと言われましたので、
22:30ごろに入れました。
移植当日(D22)は、16:00に移植でした。
5日前の22時過ぎだと遅いのでしょうか?
過去2回移植しており、2回とも全く同じ指示でしたので、夜22時ごろに入れているのですが、2回とも陰性で着床もありませんでした。
色々と調べていると、黄体ホルモンの開始は120時間±3時間が理想と出てくるので、5日前の夜の指示では遅い気がするのですが、そんなことはないのでしょうか。
時間も正確に指定がないので不安なところです。
また、2回着床もない場合はどのような検査を追加で受けたらいいでしょうか。
近くに治療できる病院も少ないため、このまま同じところで続ける予定ですが、次回に向け何かアドバイスいただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
この使用方法は、その施設の使用法になります。詳しくは担当医に確認するほうが適当です。数時間の違いは全く問題にならないと思いますよ。黄体ホルモンの開始時間は120時間±3時間の根拠は一般的になっているものでもありません。妊娠しない原因の7割は胚の染色体異常などの胚側の因子です。したがって、理論的には着床前診断で胚の染色体の検査をおこなうことになります。しかしまだ保険との併用は認められていません。着床障害の検査は、通常は3回、良好な胚盤胞を移植しても妊娠しない場合におこないます。その際には、子宮鏡、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、着床の窓、Th1/Th2 の免疫能、などの検査が行われることがあります。