No.13269 ルル
はじめまして。卵管水腫について調べていく中で貴院の掲示板やYouTubeを拝見しました。お忙しい中恐縮ですが、ご返事いただけると幸いです。妊活を初めて1年半になる25才です。5月に子宮内膜ポリープの手術を行いました。その後エコーでチョコレート嚢胞の疑いがあり、生殖センターがある大学病院にうつり、血液検査や子宮卵管造影検査の結果、左卵管水腫と診断されました。腸の手術歴があり、おそらくその影響とのことです。右の卵管はしっかりと通っていると言われたのですが、できるだけ子供を早く授かりたいと思っています。腸閉塞など小さい頃に手術歴があり、腹腔鏡手術はリスクがある為、人工受精からをお勧めされました。今月人工授精を実施し、結果まちです。AMH4.0、旦那の精子は良好で問題ないと言われたのですが、エコーでみえるほどの卵管水腫があっても人工授精は意味があるのでしょうか?何回くらいチャレンジするべきでしょうか。
また妊娠に至らなかった場合、人工授精ではなく、水腫の吸引をしてもらい体外受精にステップアップすることはオススメされることなのでしょうか。長文になりましたが、お返事いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
超音波検査で確認できる卵管水腫は重症です。重症の卵管水腫があると、体外受精では、妊娠率が1/2~1/3に低下し、流産率は2倍になります。人工授精でも同様と考えるならば、低下はしますが、妊娠しないわけではないので、右の排卵で人工授精をおこなう意味はあります。しかし、妊娠を急ぐならば、やはり体外受精をすぐにしてもよい状況だと思います。残っている右の卵管も全く正常とは言えないのです。片方が卵管水腫をおこすような状況は、反対側の卵管も多かれ少なかれ影響を受けていると考える方が普通なのですね。もし体外受精をおこなうならば、胚移植の直前に水腫の内容液を吸引する応急処置はしばしばおこなわれます。