No.13271 58106
いつもご診察ありがとうございます。
ご多忙のところ大変恐れ入りますが、何点かお伺いしたいことがございます。
①今回排卵が生理開始9日〜11日目頃にあったと思われ、今までで一番早かったのですが、9日目頃だと早いうちに入るのでしょうか。(今までは生理開始14日目頃に排卵)
卵が未熟なうちに排卵してしまった可能性はございますか。
基礎体温は9日目に高温(36.88℃)、その後下がり、ここ3日間は36.33℃ぐらいが継続しております。(生理期間10/6〜10/12)
②不妊の診断が「原因不明・年齢」で少々困惑しているのですが、やはり年齢による部分が大きいのでしょうか。
9月に採血した各ホルモン値に問題はないのでしょうか。
③10/18の診察にて基本検査の結果がすべて出たので、夫と話し合い、年内はタイミング法を継続し、それで妊娠しなければ、人工授精はスキップして体外受精にステップアップしようと考えております。その際、精子の再検査もしようと思っております。この計画について、先生のアドバイスもお伺いしたいです。
④10/18診察後の会計時に一般不妊治療計画書を受け取りました。(これから署名の段階です。)
その計画書ではタイミング法 6ヵ月となっております。
6ヵ月経過前に体外受精も並行して、保険診療にて開始することは可能ですか。
⑤もし自然妊娠しても、流産のリスクに備えて、少しでも早いうちに受精卵を凍結保存しておいたほうがよいでしょうか。(流産後の妊活に備える)
⑥サプリメントのことでご質問です。
現在、貴院で購入した葉酸とビタミンDを 各2錠飲んでおります。
鉄剤についてですが、処方されたリオナがなくなりましたら、サプリメントのヘム鉄を飲んだほうがよろしいですか。
ヘム鉄を飲む場合、期間はどのくらい続ければよいでしょうか。
以上、長々と誠に申し訳ございません。
ご回答いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
高橋敬一院長からの回答
カルテでは、10月15日16日にLHが+だったと記載されています。そればらば排卵は17日ごろで、生理開始12日目になります。9日目の排卵とは合いませんので次回来院時に直接お尋ね頂けますか。基礎体温は様々な原因で上下しますので、基礎体温表での判断はあくまで推測の範囲を出ないのですね。
決定的な不妊原因がある方の方が少ないのです。今回は、性交渉の少なさ、精液検査の運動率の低下、左卵管の閉塞状態、年齢なども原因の一要因になりますが、決定的な不妊原因ではありません。したがって明らかな不妊原因ではないので、原因不明として保険関係の治療計画書を作成しているだけのです。広く原因記載するならば、男性因子、卵管因子、性交渉回数、年齢、すべてを原因として記載することも可能です。現状の治療で大切なのは、初診時にお話ししたように、年齢を考慮して「治療を急ぐ」ことなのです。治療のスピードはお二人の考え方によります。③の計画が、お二人にとっての「治療を急ぐ」スピードならばそれでよいと思いますよ。