No.13290 むぎ
はじめまして。
丁寧でわかりやすく、いつもこちらの掲示板を参考にさせていただいております。
1人目の不妊治療中です。今年に入ってすぐ体外受精にステップアップしました。
1回目の移植では5wで胎嚢が見えず、6wで小さな胎嚢が確認できましたが直後に流産、
2回目、3回目は陰性で、現在4回目の判定待ちです。
すべて良好胚です。2回目陰性後にCD138検査を受け、10個/20HPFで、2クールの抗生剤治療をしています。
1回目の移植時から、移植日から判定日までの間、着床しやすくするためにとのことで毎移植時バファリンを処方されています。
1回目の陽性判定後は処方はありませんでした。
不育症の検査はしていないのですが、抗リン脂質抗体症候群や血液凝固異常の診断がされていない場合、バファリン服用を陽性判定後すぐ中止するのが通常でしょうか?
流産の原因は色々あると思いますが、もし上記が原因だったらと考えるとバファリンをやめたことが流産につながった可能性もあるのかなと思いました。
次の判定日に陽性だった場合、バファリン服用をやめるのがこわいです。
血液凝固異常などの診断がされていなくても、妊娠中にバファリンを飲み続けることはできるのでしょうか。リスク等はありますか?
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
移植時のバッファリンの意義は明確ではありません。バッファリンは、高リン脂質抗体症候群などでの血液凝固能を低下させる目的でも使用されます。しかし、抗炎症作用があり、胚移植の時に使用すると、妊娠率を低下させる可能性もあるのです。今回使用している意味は、その理由を担当医に確認したほうが良いでしょう。最近では、妊娠高血圧症候群予防にバッファリンを使用する方針もあります。一方、妊娠率を下げる可能性もあるので、その使用時期や意味を考える必要があるのですね。