No.13611 58439
いつもお世話になっております。
数回ほどタイミング法を試しておりますが、毎周期なかなか子宮内膜が厚くならないことに不安を感じており(現時点では原因不明)、今後の治療方法についてご相談です。
直近の2周期は、排卵誘発として下記実施済ですが、
・生理3日目からフェマーラを服用
・排卵確認以降、ブセレリン点鼻薬を服用
2周期とも、下記状況でした。
・子宮内膜が厚くならず薄い(5mm以下)
・排卵後の高温期が短い(10日未満)
・排卵から10日後ほどで生理がくる
※排卵日は排卵検査薬使用による個人判断です。(陽性→陰性を確認した前日を排卵日としています)
フェマーラの服用&経過状況については、
・前周期:1日1錠
→内膜がなかなか厚くならないため、翌周期は1日2錠に増やしていただいた。
・今周期:1日2錠 にするも、
→子宮内膜は5mmと薄いままでした。(卵胞については前回より育ち良く23mmだったのですが…)
なお、今周期は他の女性医師の方に診察いただいた際、生理が来てしまった場合の翌周期用に再度フェマーラを1日2錠で処方いただいたのですが、今周期と同じ処方のため、このままでは翌周期も同じこと(内膜が厚くならないまま)にならないか不安になりました。
そこで受診後に、インターネットで「内膜が厚くならない」「高温期が短い」などの原因を調べてみたところ、素人判断で恐縮ですが、黄体機能不全があるのではと疑っております。
黄体ホルモン補充にて、症状改善は可能でしょうか?
もし先生のほうでも、症状改善の可能性があるとのご判断いただけるようでしたら、次周期にて黄体ホルモン補充を試してみたく考えております。
⇒その場合、いつまでに受診すればよいでしょうか?(次の生理何日目等…)
⇒何か検査が必要な場合、いつ頃受診すればよいでしょうか?
⇒他にも、考えられる原因や翌周期から可能な対応等がございましたら、その場合の受診タイミングもご教示いただけますと幸いです。
また、次周期からは人工授精へのステップアップも検討しております。
⇒その場合、いつ頃受診すればよいでしょうか?
以上、お忙しい中恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
子宮内膜が薄いことと黄体機能不全は全く関係がありません。高温期が短いことは黄体機能不全と関係はありますが、今回の場合には黄体機能不全が問題なのではなく排卵障害なのです。したがって黄体ホルモン補充は治療の主流ではないのです。ご希望ならば併用はいたしますので、お申し出ください。人工授精は排卵の直前においでください。まzは生理2週間目ごろです。子宮内膜が薄い原因はいくつか考えられます。子宮が小さめであること、排卵障害があること、痩せすぎであることなどです。それぞれどれだけ関係しているかは不明なので、排卵をしっかりとおこし、ホルモンの値も十分分泌されていることはチェックしましょう。子宮内膜のみが問題とは言えませんので、ホルモン値も問題なければ人工授精をしばらく継続してよいと思いますよ。