No.13619 不妊治療をやめられない
高橋医師
いつも拝見しております。
現在他院で治療ですが、不妊治療を辞められず高橋医師の、見解をお伺いしたく書き込みをさせていただきました。
年明けまでは、採卵して複数個の胚盤胞まで育っていたのですがPGTAのA判定とはならず。年齢の割には胚盤胞まで育つので、次こそはと頑張っておりましたが、直近の採卵では卵子が取れませんでした。
やはり、年齢的に妊娠は限りなくゼロに近いですよね?
辞めたくても辞めれません。助けて下さい。
お願いします
高橋敬一院長からの回答
年齢的にはPGTAでA判定の胚が得られる確率は、良好胚盤胞10個に1個未満の程度になります。A判定の胚でも出産までいくのは半数程度です。可能性は0ではありませんが、PGTAをできる良好胚盤胞を30~40個得られれば一人生まれるかもしれません、というぐらいになります。数字を考えるならば自己卵子での妊娠・出産はかなり厳しい話で現実的ではありません。もしどうしても妊娠・出産をご希望ならば、卵子提供が現実的な選択肢になります。ただし、年齢的には妊娠・出産自体は本当に命がけのイベントになり、お子さんも未熟児で生まれる可能性もかなり高くなります。ご自分でもお分かりと思いますが決断する時期に来ていると思います。カウンセリングをご利用することを強くお勧めいたします。