No.13962 AK
いつもこちらの掲示板を拝見し、勉強させていただいております。
先生のご丁寧な回答に感動しながら、遠方のため通院がかなわず、こちらにて質問させていただきます。
私は、AMHが0.05で、子宮腺筋症があります。
現在第2子の希望のため、今年1月より通院を再開(第1子も体外受精により、2022年10月出産)しました。
これまで、6回採卵を行い、1個卵が取れたことが3回ほど、しかし受精卵にはなりませんでした。
採卵がなかなかうまくいかず、今回、第1子の際に凍結してある唯一の受精卵(6日目胞胚腔、低グレード)を一つ移植しようとしたのですが、不正出血や腺筋症の痛みのため、移植もなかなかできず、そこで主治医から、「貴重な卵なので、6か月レルミナとジエノゲストの併用で腺筋症を小さくしてから移植しましょう」と提案があり、その間でMRIを撮り、この卵に全精力を注いでみましょうとの方向で進んでいくことになりました。
そんなに時間かけていいのか、半年後、もう卵が全く取れなくなるのではないか…と不安な気持ちもありつつ、いつかはダメもとでも移植したいと思っていたので、言われるがままに、服薬をスタートすることにしました。
そこで質問です。この間、私にできることはあるのでしょうか。服薬中は排卵が抑制されているので、サプリメントなどを飲んでも意味がないのでしょうか。自分でできるだけのことをやって、半年後の移植がうまくいかなかった場合、あと数回採卵してうまくいかなければ、第2子はあきらめようかなと思っています。
高橋敬一院長からの回答
卵巣機能も低下しており、なかなか難しい判断になります。腺筋症の手術や今回の薬の使用の判断、採卵の優先、様々な選択肢がありますが、どれが良いかの判断は難しいです。今回の判断として、主治医は「この卵(胚)に全精力を注ぐ」判断をしたのですね。今回の方法は、その方針に沿っていると思います。サプリメントは何を使用しているかわからないのですが、一般論としては卵子についてならば、卵子が成熟するには80日ほどかかる、とされます。したがって卵子に対してのサプリは採卵する2~3か月目から使用すればよいと推測されます。ただし、飲み続けることが意味がない、とは言えません。卵巣機能が低下している方へは、当クリニックでは、アシストワンやDHEAをお勧めしています。
