No.13974 りりわい
お世話になっております。
皆様の投稿も日々参考にさせて頂いております。恐れ入りますが相談させてください。
現在31歳で2人目不妊、治療歴は3年ほどです。
・前院にて移植4回(いずれも陰性)
・転院後、採卵1回で胚盤胞7個を凍結
- グレード2:5AB(5日目)、4AB(5日目)×2、5BB(6日目)
- グレード3:5C+B(5日目)×3
11月中旬頃に転院後初めての移植周期に入っていく予定です。
トリオ検査異常なし(再検査にて確認)
ビタミンD,抗核抗体,抗DNA抗体,抗カルジオリピンいずれも異常なし
・Th1/Th2比:47.8→異常値
主治医の見解として、
①免疫異常があるため、自費移植でタクロリムス治療を行う。そのため良好胚は温存し、自費に回す方針。
②まずは保険適用内で良好胚(グレード2)から移植していく方針。
夫婦で判断を求められましたが、どちらがより合理的か判断がつかず、専門的なご意見を伺いたいです。
【相談したいこと】
① 保険適用があと2回残っている中で、
→どのグレードの胚から移植するのが望ましいか(免疫異常を考慮したうえで)
②受診した内科で勧められた「ニチモウバイオティックス ドクターイムバランス」について
Th1/Th2比が高めの場合、このサプリで免疫バランスを整える可能性はあるのか。
また、移植周期に服用して問題ないかも伺いたいです。
私たちの今後の計画としては
自費移植は視野に入れていますが、胚がなくなった時点で治療終了する予定です。
自費採卵からは考えていません。
以上について、ご意見をいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
反復不成功でお悩みなのですね。免疫の検査を信頼するならば、主治医の選択肢は適切であり、①の方針でよいと思います。
ただし、別の視点を入れると、着床障害の検査としては、子宮鏡、慢性子宮内膜炎、至急なフローラの検査は済んでいますでしょうか?
更に言えば、妊娠しない主な原因は胚の染色体異常の有無です。したがって、保険を使用終了した場合に、残っている胚(良好胚の方が良い)の着床前診断をおこなうほうが合理的な判断とも言えます。
ニチモウバイオの判断は不可能です。明確な効果は不明なのです。ご本人の好みになってしまいます。
実際には、免疫検査も着想前診断も正しさが確実なものではないので、明確な結論は出るものではありません。これらは一つの考え方の一例に留まるのですね。施設い医師の考え方により、推奨する方針は異なる状況なのです。
