No.14395 はる
先日は、2個移植について相談に乗ってくださり、ありがとうございました。
胚盤胞を廃棄しなくて良いこともわかり、安心しました。
2個移植をするか、1個ずつ移植して自費での移植をするかの参考にさせていただきたく、改めてご質問させていただきました。
現在残っている胚盤胞が4AA、3BB、3BB、3BCなのですが、4AAをひとつ移植したときと、そのほかの胚盤胞を組み合わせて、4AAと3BB、3BBと3BCなど2個移植したときの妊娠率の目安がありましたら、教えていただけませんでしょうか。
施設や年齢によって異なるとは思うのですが、先生のご意見をお伺いできましたらありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
胚盤胞の妊娠率は、胚のグレードだけでなく、採卵時の年齢、胚盤胞になった日数、その施設の妊娠率も異なり、具体的な数字の提示は困難です。しかし感覚的には、PGT-Aを行っていない凍結胚盤胞ならば、臨床妊娠率のおおよその目安は、4AAを1個移植:30~40%程度、3BBを1個移植:20~30%程度、3BCを1個移植:10~20%程度だと推測されます。ただし、41歳では胚の染色体異常の割合が高くなるため、妊娠しても流産する可能性が若い年齢より高く、出産率は上記の妊娠率より半分程度に低下します。
2個移植した場合には、少なくとも1個が着床する確率が上がります。大まかな目安としては、4AA+3BB:臨床妊娠率40~50%程度、3BB+3BC:臨床妊娠率25~40%程度だと思います。
一方、2個移植では少ないながら双胎妊娠の可能性があります。低出生体重児、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、帝王切開などの危険性が単胎妊娠より高くなります。考え方の問題ですが、まず最も良好な4AAを1個移植し、不成功の場合に3BBを1個ずつ移植していく方法が、推奨の方法になります。ただし、今までの経緯からは、ご本人が双胎妊娠のリスクを十分理解したうえで希望される場合には、41歳ですので2個移植を検討すること自体は選択肢になります。
最終的には、採卵時の年齢、過去の移植回数、胚盤胞になった日数などを確認したうえで、担当医とご相談ください。
