No.14411 あき
はじめまして。いつもこちらの掲示板を拝見し参考にさせていただいています。現在、こちらへの転院を検討しておりまして、その前に現状を一度ご相談させていただきたく思います。
35〜36才の間に良好胚の凍結胚移植4回行うも全て陰性で、着床不全、不育症、夫婦の染色体検査、子宮鏡異常なし。5回目の移植前にと先月卵管造影を行ったところ卵管狭窄あり、排卵直前の月経17日目にFTを受けました。その際子宮フローラとCD138も受けた結果、子宮フローラはラクトバチルス(crispatus97.9%、jensenii2.1%)でしたが、CD138では、「出血を伴う内膜で、増殖期内膜腺と紡錘形内膜間質細胞を認めます。浸潤CD138陽性細胞は22/10HPFsです。」との結果でした。主治医には非細菌性の為抗菌剤適応でなく、どうしようもないのでとりあえず移植しましょうと言われましたが、もしかしたらこれが今までの着床不全の原因なのではないか、やはり抗菌剤を使用してみて陽性細胞が減るかどうか試してから移植した方が良いのではないかと悩んでいます。また、非細菌性であっても、陽性細胞22/10というのは着床の妨げになるのかも医師に問いましたが分からないとの返答だった為気になっています。お忙しい中恐縮ですが先生の見解をお教えいただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
慢性子宮内膜炎の判断になると思います。実は慢性子宮内膜炎や子宮内フローラの基準は世界的にはまだ明確にはなっていないのです。担当医がフローラが正常であるので、慢性子宮内膜炎の炎症細胞が抗菌剤適応ではないとの判断は、おかしな判断とは言えません。一方、当クリニックの採用している基準では慢性子宮内膜炎の状態です。一般的にはその際には抗菌剤を使用しています。しかし、子宮内フローラが正常なので、安易な抗菌剤投与は、むしろ子宮内フローラを乱す可能性もあります。最近の東京大学の報告では、慢性子宮内膜炎よりも、子宮内フローラの検査結果が、妊娠への影響が強いとの報告があります。したがって、フローラとCD138の結果のどちらを優先するか悩むときには、フローラ優先でよいと思います。しかし、どうしても抗菌剤を使用するならば、併せてラクトバチルス製剤をしっかりと使用するほうが良いと思いますよ。
