No. 1831

初めまして。 2人目妊娠を希望している34歳です。ただ4回目の卵巣嚢腫が再発、更にAMHが0.1以下と言われました。 21歳(両方)、25歳(右側)の時に卵巣嚢腫(奇形腫)の開腹手術(腫瘍のみ切除)をし、30歳でまた再発し、左側卵巣を切除しました。しかも、左側卵巣から病理の結果、3ミリくらいですが、境界型悪性が見つかりました。 その後、クロミッドを飲みながらタイミング法で1人目妊娠、出産できました。 2人目も早い方が良いと言われ、1人目と同じようにクロミッドを飲んだのですが、卵巣は反応しませんでした。そのうち、4回目の再発がわかり、どうしても2人目が欲しく不妊センターのある病院に紹介状を書いてもらいました。 そちらの病院で言われたのが、切除した左側卵巣に境界型悪性があったなら、右側にもないとは言えないから、右側卵巣も摘出すべきで、嚢腫がある状態で体外受精は難しい、さらにAMHが0.1以下でほとんど卵子が残っていないので、子供は1人いるから良しとすべきでは…とのことでした。腫瘍が5センチくらいと大きくないので、自然妊娠は可能かもしれないが、AMHを見ると厳しそうとのこと。 高橋先生の所に転院しても、この状況だと2人目は諦めないといけないでしょうか? よろしくお願いします。

No.1831 No.1880 まゆりん

カテゴリ: 卵巣機能・卵巣機能低下

初めまして。
2人目妊娠を希望している34歳です。ただ4回目の卵巣嚢腫が再発、更にAMHが0.1以下と言われました。

21歳(両方)、25歳(右側)の時に卵巣嚢腫(奇形腫)の開腹手術(腫瘍のみ切除)をし、30歳でまた再発し、左側卵巣を切除しました。しかも、左側卵巣から病理の結果、3ミリくらいですが、境界型悪性が見つかりました。

その後、クロミッドを飲みながらタイミング法で1人目妊娠、出産できました。

2人目も早い方が良いと言われ、1人目と同じようにクロミッドを飲んだのですが、卵巣は反応しませんでした。そのうち、4回目の再発がわかり、どうしても2人目が欲しく不妊センターのある病院に紹介状を書いてもらいました。

そちらの病院で言われたのが、切除した左側卵巣に境界型悪性があったなら、右側にもないとは言えないから、右側卵巣も摘出すべきで、嚢腫がある状態で体外受精は難しい、さらにAMHが0.1以下でほとんど卵子が残っていないので、子供は1人いるから良しとすべきでは…とのことでした。腫瘍が5センチくらいと大きくないので、自然妊娠は可能かもしれないが、AMHを見ると厳しそうとのこと。

高橋先生の所に転院しても、この状況だと2人目は諦めないといけないでしょうか?

よろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

妊娠は、現実的には非常に難しい状況だと思います。ただし、不妊治療を諦めるかどうかは、その方の考え方にもよります。まず、境界型悪性腫瘍がある場合に、反対側の卵巣嚢腫をとるに際して、嚢腫だけをとって少しでも卵巣を残すか、卵巣ごと取るか、議論が分かれるでしょう。また、明確な悪性兆候が出るまでは、悪性化/手遅れの可能性を許容して、今のままで手術をしないという選択肢もあり得ます。一方、今のままで不妊治療をしようとしても卵巣が全く反応しなければ、体外受精も出来ません。総合的に考えて、リスクを覚悟で治療を試みるかどうかは、直接診察をして、千葉大学の生水教授とも相談してからでないと判断は難しいでしょう。このような状況で、当クリニックの診察をご希望ならば、拝見させて頂きますので予約をお取り頂けますか。