No. 2032

いつもお世話になっております。 先月、子宮頸がんの1次検診で要再検査となり、近くの婦人科で検査をして異常がなくほっとしていました。 ところが先日、今度は右の乳房にしこり(2ミリ)が見つかり、乳腺外来で検査を受け、細胞診の結果待ちです。たとえ乳がん陰性だったとしても、油断はせず経過観察していくよう勧められています。 私は排卵誘発剤を、第一子妊娠時および今回も4,5回使用してタイミング・人工授精をお願いしているところですが、排卵誘発剤はしこりを大きくする可能性があると言われました。 排卵誘発剤の使用が、子宮頸がんや乳がんの発症に関係はあるのでしょうか? 私は自然での排卵もしている様子なので、排卵誘発剤を使わずに、次の周期から人工授精をしていただくことは可能でしょうか?(細胞診の異常がなかった場合) お忙しいところ恐縮ですが、ご回答よろしくお願いいたします。年齢的にも、なるべく早めに授かりたいと希望しています。

No.2032 27338/こふ

カテゴリ: 排卵誘発剤

いつもお世話になっております。

先月、子宮頸がんの1次検診で要再検査となり、近くの婦人科で検査をして異常がなくほっとしていました。
ところが先日、今度は右の乳房にしこり(2ミリ)が見つかり、乳腺外来で検査を受け、細胞診の結果待ちです。たとえ乳がん陰性だったとしても、油断はせず経過観察していくよう勧められています。

私は排卵誘発剤を、第一子妊娠時および今回も4,5回使用してタイミング・人工授精をお願いしているところですが、排卵誘発剤はしこりを大きくする可能性があると言われました。
排卵誘発剤の使用が、子宮頸がんや乳がんの発症に関係はあるのでしょうか?

私は自然での排卵もしている様子なので、排卵誘発剤を使わずに、次の周期から人工授精をしていただくことは可能でしょうか?(細胞診の異常がなかった場合)

お忙しいところ恐縮ですが、ご回答よろしくお願いいたします。年齢的にも、なるべく早めに授かりたいと希望しています。

高橋敬一院長からの回答

排卵誘発剤が、子宮頸がんや乳がんの発生には関係はありませんよ。ただし、乳がんの方に排卵誘発剤を使用すると、ホルモン値が上昇して影響する可能性はあります。したがって乳がんの検査は重要ですのでしっかりと受けておいて下さい。排卵誘発剤を使用せずに人工授精をする事は可能です。しかし、妊娠すると、排卵誘発剤を使用するよりもたくさんのホルモンが長期間分泌することになります。したがって妊娠を考えているならば、乳がんに対する排卵誘発剤の使用を心配することは矛盾した考え方ですよ。それよりも早期に妊娠を目指す方が、「将来の癌の発生前に妊娠/出産を済ませてしまう」、とする考え方になり、論理的・合理的ではないでしょうか。